犬を長距離移動させることのリスクとは?
旅行や引っ越しなどで犬を長距離移動させる必要があるとき、車での移動なのか、飛行機での移動なのか、船での移動なのか、どのように移動させるのかによってもリスクは変わってきますよね。
“車酔いしてしまわないだろうか”
“ストレスで体調を崩してしまわないだろうか”
“目的地まで安全に無事に移動することができるのだろうか”
など、不安に思うことはたくさんあると思います。
犬を長距離移動させる際のリスクや注意したいことについて、犬を安全に長距離移動させるために必要なことなど、一緒に考えてみたいと思います。
車での長距離移動について
飛行機や船ほど大きなリスクはないように思う車での長距離移動ですが、長距離である場合も短距離である場合も、大きなリスクとなってしまわないよう、事前に考えておかなければならないことがあります。
- 車に乗ることに慣れているのか
- 車酔いはしないのか
この2つは、犬を長距離移動させる際に欠かすことのできないものだと思います。
犬を長距離移動させる間に、車に乗ることに慣れておくこと、車酔いをするのであれば酔い止めを医師に処方してもらったり、車酔いしてしまったときに適切な対処ができるように準備しておくことなどが必要です。
「熱中症」のリスク
夏はもちろんのこと、犬が快適に過ごせる冬にも熱中症の危険があります。
冷房を効かせていても犬にとっては快適な温度でない場合もありますし、車内は温度が上がりやすいため、夏の車での長距離移動は熱中症の危険性がとても高いと言えます。
また、冬の場合には、人間の体感によって暖房を効かせることが多いと思いますが、犬にとっては暖め過ぎてしまっている可能性があり、体温調節が上手く出来ない事や、場合によっては脱水症状を引き起こす可能性があります。
定期的に窓を開けて新しい空気を入れてあげたり、犬が過ごしやすい温度と環境を作ってあげること、そして、犬を車で長距離移動させる際には、人間ではなく、犬が中心であることが必要なのではないでしょうか。
飛行機での長距離移動について
飛行機に乗り慣れている犬ってあまりいないですよね。
うちの愛犬たちの場合、一代目・二代目と同様、三代目と四代目も飛行機に乗って移動することは生涯ないでしょう。
「何が起きても責任を問いません」といった契約書にサインをしなければならないほどのリスクがあるのだと思います。
異常に気づくことができない
もし、飛行機で移動しているとき、犬に何等かの異常が起きてしまった場合、飛行機を降りるまでその異常に気づいてあげることができません。
それが命に関わるようなことであったとき、契約書にサインした通り、何があっても責任を問うことはできないですし、全ての責任は飼い主さんにあり、とてもショックなことですよね。
もちろん、飛行機での長距離移動を安全に無事に終えた犬もたくさんいます。
愛犬は飛行機での長距離移動に耐えることができるのか、よく考えてから利用すると良いのではないでしょうか。
船での長距離移動について
私が知っている中では、九州~関西を愛犬と一緒に移動することができるフェリーがあります。
愛犬と同室で過ごすことができるフェリーもありますし、同室ではないけれど犬専用の部屋が用意されているフェリーもあります。
愛犬と同室で過ごすことができるフェリーでの長距離移動なら安心して移動することができるのではないでしょうか。
車の中で過ごすのは危険!
決められたサイズのケージ内で過ごすことができれば乗船OKという場合もあるのですが、大型犬などケージに入ることができない場合、車の中に残しておくという選択をすることができます。
しかし、慣れた車内であっても、慣れない環境であるため、強いストレスを感じることでしょう。
また、車の中に残しておく場合、熱中症のリスクがとても大きいです。
ときどき様子を見に行けば良いだろうと思われるかもしれませんが、ほとんどの場合、航海中に車を置いてある場所へ出入りすることはできません。
まとめ
犬を長距離移動させる場合、車にも飛行機にも船にも必ずリスクがあります。
愛犬と旅行に行きたい!いろんな場所に連れて行ってあげたい!誰もが思われると思いますが、愛犬を中心として考え、適切な場所や移動手段や移動距離を考えてあげると良いのではないでしょうか。
私も一度は愛犬たちと遠くへ一緒に出かけたいなと考えているのですが、同室で過ごすことができるフェリーを選択しようかと考えています。