愛犬に良い刺激を与えてあげることができる遊び
室内でも気軽にできる、愛犬に良い刺激を与えてあげることができる遊びをご紹介したいと思います。雨の日など、愛犬が退屈してしまわないように、ぜひ一緒に楽しんでください。
1.どっちに入っているでしょうか!ゲーム
老犬になっても最後まで維持することができるとされているのが「嗅覚」です。ニオイを嗅ぎ分けるなどの重要な役割を持っている機能でもあります。
そんな嗅覚を使った「どっちに入っているでしょうか!」というゲームがあります。みなさんも一度は遊んだことがあるのではないでしょうか。
おやつやフードを手の中に隠し、どっちの手に入っているかを愛犬に当ててもらうゲームです。
紙コップを複数用意して、どれかひとつにおやつやフードを入れ、どの紙コップに入っているかを当てるなどの難易度をアップしていくとより楽しめると思います。
愛犬の脳トレにもなり、アンチエイジング効果を期待することができるとされています。
2.かくれんぼ
愛犬は探す役、飼い主さんは隠れる役です。普段から「マテ」をしっかりできる犬であればすぐに遊ぶことができると思います。
「まだだよ」でも良いですし「マテ」でも良いですし、飼い主さんが隠れるまで待っていてもらいます。「もういいよ」や「よし」の合図で愛犬に探してもらいます。
うちの愛犬たちもよく遊ぶのですが、笑っちゃうくらい必死で探します。必死に探す姿に思わず笑ってしまい、私はすぐに見つかってしまいます。
カラダも動かしますし、良い運動にも刺激にもなるのではないでしょうか。
3.アジリティ
愛犬と飼い主さんがカラダを使って思いっきり楽しむことができる「アジリティー」をご存知でしょうか。
定められた時間内に、ハードルやトンネルやシーソーなどの障害物クリアしていく、という競技です。
犬の障害物競走、と言えばイメージしやすいのではないでしょうか。ハードルやトンネルやシーソーは、ドッグランにも備え付けられていることがありますよね。
愛犬と一緒に遊んだことがある飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
アジリティーって、どんな競技?
競技会では、
- 競技レベル
- 犬の体高
- 障害の種類
- 障害の数
などによって、部門別に行われています。
犬の体高は、
- スモールクラス(S)が35cm未満
- ミディアムクラス(M)が35cm以上43cm未満
- ラージクラス(L)が43cm以上
となっています。
クラスによって障害物の設定も変わり、難易度やスピードの違いによって、
- アジリティー1度
- アジリティー2度
- アジリティー3度
のコースが設定されます。
コースの長さは100m~200mほどで、15個以上20個以下の障害をクリアする必要があります。
愛犬はぶっつけ本番!
競技会では、犬のコースの下見は行われておらず、ぶっつけ本番で競技を行わなければなりません。いろんなコースを使ってたくさん練習していることが成果に繋がるそうです。
指導者(飼い主)はコースを回ることができ、置かれている障害物の順番を覚えたり、愛犬と自分との動きをイメージしたりすることができます。コースを回って下見をすることをコース検分と言います。
障害物の種類
下記のような障害物があります。
- ドッグ ウォーク
- Aフレーム
- ロング ジャンプ
- ウォール(壁)
- ウィービング ポール(スラローム)
- フラット(柔)トンネル
- タイヤ
- チューブ トンネル
アジリティーを見に行きたい!
JKC(ジャパン ケネル クラブ)では、本部主催のアジリティー競技大会など、年間30回ほどの競技会を全国各地で行っています。
JKC(ジャパン ケネル クラブ)公式ホームページ にイベントスケジュールやアジリティーに関する詳しい情報が掲載されていますので、ぜひご覧になってみてください。
まとめ
室内でゆっくり遊びたいのであれば、脳トレやかくれんぼ、とってもおすすめです。多頭飼いの場合も犬たちみんなで楽しむことができますし、老犬にも安全に楽しんでもらうことができると思います。
かくれんぼは必死になって探し回ることもあるため、滑って転んでしまったり、階段を踏み外してしまったりしないよう、安全を確保して遊びましょう。
思いっきりカラダを動かして遊びたいという場合には、アジリティーがとってもおすすめです。運動が得意な犬はもちろん、運動が苦手な子や超小型犬にも楽しんでもらうことができます。
うちの愛犬のポメラニアンは、獣医さんからポッチャリさん認定を受けてしまったため、ダイエットのためにドッグランに備え付けてあるハードルやトンネルやポールを使って遊ぶのですが、最初は全く楽しそうではありませんでした。
飼い主さんと一緒に楽しむことを覚えれば、下手でもその子なりに楽しむことができるようになります。
飼い主さんと愛犬が一緒に思いっきりカラダを動かして遊ぶことができるため、私の健康にも愛犬の健康にも良く、お互いに良い刺激になっているのではないかと思います。