ワンちゃんにゴーグルやサングラスが必要な理由
最近では、プードルやラブラドール・レトリーバーなど白内障になりやすい犬種の紫外線対策に、犬用サングラスを推奨する獣医さんもいるようです。
そんなサングラスやゴーグルが本当に必要なのか、必要とされるケースごとに解説してみたいと思います。
- 太陽の下で
紫外線から目を守るために使用します。近年では夏の気温が極めて上昇してきていますが、それとともに紫外線も非常に強くなっています。私たち人間よりも低い位置にいる犬はアスファルトなどによる紫外線の反射(照り返し)を受けやすいため、皮膚や目にダメージを受けやすいのです。
室内飼いの犬に比べ、外飼いの方が白内障発症率が高いという統計などもあるため、過剰な紫外線の吸収は白内障などの眼病にもつながると考えられています。
- 海水浴で
海の近くに住んでいる犬などは散歩の途中に海に立ち寄ることも少なくないのではないでしょうか。海水に含まれる塩は目にも強い刺激を与えるため、海に入る、または波打ち際などを散歩する機会の多い犬は塩分による刺激から目を守るために使用するといいでしょう。
- 草むらで
深い草むらで遊ぶ機会があったり、草のある所で地面のにおいをかぐ時などに尖った草の先が目に当たって角膜を傷付けるのを防ぎます。
特にパグなどのように鼻が短く目が前に出ている犬種は、散歩中に草で目を傷つけてしまうことが意外と多いようなので使用を検討してみてください。
- 車酔い対策に
これは人間でも効果があると言われている事ですが、サングラスをかけることによって視野が狭くなり三半規管が感じる平衡感覚のずれを防いで車酔いを予防したり、酔いの症状を抑えてくれます。
- 風の強いことろで
人間でもバイクに乗る人がかけますよね。目に強い風を受けて乾いてしまうのはワンちゃんにも良くありません。
選び方
ワンちゃんにゴーグルやサングラスを買う際に注意して欲しいポイントは3つあります。
サイズは大丈夫?
サイズが合わなくては元も子もありません。多くはS.M.Lの表記で販売されていますが、可能であればきちんと試着をして購入しましょう。
効果は?
普段使いならUVカットをきちんとしてくれるかどうか、海水浴に行くならきちんと密閉性はあるかどうか、用途に合わせて確認するポイントが異なります。
視界は?
サングラスとはいえ、視界が極めて悪くなってしまうものは感心しません。可能な限りワンちゃんには快適に周りを見られるようにしてあげたいですからね。
どんなワンちゃんに向いてるの?
・車に乗る予定のあるワンちゃん
・海水浴が大好きなワンちゃん
・夏でも元気にお散歩したいワンちゃん
・アクティブで草むらや林などにどんどん入っていくワンちゃん
慣れさせるには?
ワンちゃんにとっては、急に視界が悪くなってしまうので多くの子が最初は戸惑う事と思います。初めは短い時間から、少しずつ長い時間付けていられるように練習しましょう。
無理強いをするとサングラスやゴーグル自体が嫌いになってしまいますから、ワンちゃんのペースに合わせてあげて下さい。
ちょこっと付け方講座
①レンズを両目に合わせます
②頭紐をキツすぎない程度に調整します
③顎紐を苦しくないように調整します
これでOK!
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まとめ
ワンちゃんにサングラスやゴーグルまでするのは過保護過ぎる!との意見もありますが、実際にワンちゃんを守れるのは飼い主さんだけです。外野の勝手な意見や見た目などにとらわれることなく、愛犬にとって本当に必要なケアをしてあげて下さいね。
ユーザーのコメント
40代 女性 hiro
女性 aki
うちの愛犬は現在、角膜穿孔で目の治療中なのですが、夏に角膜が薄くなって穴があいてしまいました。ワンコたちも加齢とともに目の乾燥が進み、目が傷がつきやすくなるそうですが、真夏の紫外線や、アスファルトの熱の照り返しも良くないそうです。うちの子の様に、目の乾燥予防や傷が入ることを防ぐためにも、紫外線予防のサングラスやゴーグルが良いかもしれませんね!
30代 女性 38moto
ただのおしゃれなアイテムかと思ったら、今は昔と違って紫外線が強いので目に与える影響も大きくなってしまったため、必要になる犬が増えてきたことも普及した理由ですね。白内障予防にもとても効果があります。
サングラスは大丈夫だと思うのですが、目の大きい子はゴーグルのようにぎゅっときつくなるものには注意が必要です。特にチワワやシー・ズー、パグなど、眼球脱出になりやすいので締めすぎないものを選ばなくてはいけません。眼球の入る眼窩が大きいので、頭に衝撃が加わったり耳を後ろにギュッと引いてしまうだけでも、ポコっと目が出てしまうことがあります。
初めて見た時は焦ってしまいますが、素人判断で戻そうとしてはいけません。愛犬に眼球を触らせないように注意して、急いで動物病院に連れて行き戻してもらいましょう。時間が経つほど視力も落ち、後に失明、最悪は手術で眼球摘出が必要になることもあります。
命にかかわるほどのことではありませんが、緊急を要するので24時間対応の動物病院を探しておくと安心です。
犬用ゴーグルをつけてあげる際には、犬種の目の状態にも注意して適したサイズを選んであげてくださいね。
女性 ポムポム
女性 コロ
ただ愛犬は目が大きいので、ゴーグルをつけても大丈夫なのかちょっと怖いです。
子犬の頃に走り回って枝で目の表面に傷をつけてしまったことがあるので、当時にこういう犬用ゴーグルがあったらよかったのに、と思いました。
20代 女性 てとめる
私のような人のためにもこの記事がもっとたくさんの人に読まれればサングラスやゴーグルの理解も進みそうですね。
30代 女性 ヨモギ
知りませんでした。
てっきり、おしゃれのためだけだと思っていました。
サングラスやゴーグルで目を保護するというのは、人間と同じなんですね。
人も、目に紫外線が入るのは良くないと言われていますので、強い日差しの中で散歩をするときには、わんちゃんの目も守ってあげたいですね。
嫌がるわんちゃんもいると思いますので、ストレスにならない程度に活用していきたいですね。