編み物初心者でも大丈夫?
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初心者でも安心!かぎ針編みで手作りセーターを作ろう!
「セーターを編む」なんていうと、「なんだか難しそう・・・」「編み物が得意な人や上級者じゃないと無理なんじゃ?」と思っている人も多いと思います。
実際私もその1人でした。
でも、子供の頃に「かぎ針」1本でマフラーを編んだことがある人って結構いますよね。子供でも編み物が出来るほど簡単でしたよね。その頃から何年も編み物なんてしてない、、、という人でも、ちょっとやりはじめたらすぐに要領を思い出すはず。私もすぐに思い出したぐらいでしたから。
ちなみに、小型犬のワンちゃんなら、セーターのサイズも小さいので、その気になれば1日でできちゃいますよ。
中型や大型のワンちゃんでも、毛糸の太さを太目のものにして、ザックリとした質感のものを作るなら、あんがい簡単にできるものです。
こんな要領で何度か試作して編んで慣れてきたら、毛糸の色のアレンジや組み合わせも楽しいですよ。
前足や首のところは難しそうだけど、どうするの?
例えば、人間のセーターを想像してみて下さい。
両腕、首、などの部分は初心者には編むのが難しく、増やし目、減らし目などの作業が必要ですが、考え方をもっと柔軟にして、必ずしも袖や襟は必要ではない、と捉えるとこれでとても楽に簡単に愛犬のセーターが作れるようになります。
言ってみれば、ショールのように、肩のまわりに巻いて、胸元で合わせ目を留めるようにすると、袖も首も関係ないですね。
実際にこの方法で手編みのセーターというか、ショールを着ているワンちゃんをご覧ください。
ね?可愛いでしょう?
これなら着せやすいというメリットもあるし、きっちりサイズを測らなくても大まかな感じで編んでいけば大丈夫です。
毛糸の質感に拘って、モコモコした質感のある毛糸や、ヒラヒラとフリンジのあるように編める毛糸もあるので、毛糸の質感次第でオリジナルなものを作ると楽しいし、なんといっても、それを着た愛犬の姿の可愛いことといったら、もうウチの子最高!っていう感じです。
もし、編み物中級者や身近で教えてくれる人がいるなら、教わりながら本格的なセーターを編んで、愛犬の冬のおしゃれを楽しんでみてはいかがでしょうか。
上級者なら毛糸の色を変えたりして模様を編み込んだり、同じ毛糸でも編み方を変えて凹凸感のある面に編んでいったり、まるでお店で買ってきたみたいなおしゃれな物をすいすい編んじゃう人もいますね。
とにかくコツは何度か編んでいると要領がつかめてきて、編むリズムも早くなるのであまり心配しなくても大丈夫です。
実際にはじめてみよう!
始める際に必要な物は?
どんな色の毛糸を使いたいのか、一度お店に行って毛糸を見て、どの色がいいのか選んで下さい。
そして、初心者ならかぎ針で十分です。
かぎ針の太さは使う毛糸に合ったかぎ針の号数を選びましょう。
もしわからなかったら、手芸店でお店の人に聞いてみると相談にのってくれますよ。
かぎ針で編む場合、まず、後ろ身頃と前身頃に分けて編んでいきます。
編み図の無料ダウンロードのサイトを乗せておきますので参考にしてください。
編むセーターの大きさにより必要になる毛糸の量も変わってきますが、まずは練習のつもりでとにかく挑戦してみるとハードルが下がります。
もし、家に古い毛糸や着なくなったセーターやマフラーがあれば、それを解いて、その毛糸を使って練習してもいいですね。
いきなり高級な毛糸や編むのが難しい特殊な毛糸を使わないで、ごく普通のシンプルな毛糸が練習には最適です。
デザインや図案はどうするの?
Photo by Becky Stern
編み物の場合は、編み図という型紙のような物があり、それに沿って編んでいくと初心者でも簡単です。
この編み図は、手芸屋さんでも編み図付きの本が売っていたりしますが、ネット上には無料で編み図をダウンロードできるサイトもあるので、そのような所からダウンロードしてまずはやってみましょう。
↓編み図の無料ダウンロードサイトはこちらが便利です。
UnaMika 編み図ダウンロード
まずは、編み始めてみる
自信がもてるかどうか、編み方を覚えられるかどうか、などは始めてみなくては何も言えません。
失敗しても、下手でもいいので、まず編み始めてみましょう。
誰だって最初から上手にできる人はいませんし、練習をして段々とうまくなっていくのは何事にも言えることです。
私も最初は本当に恥ずかしいほどのガタガタの仕上がりでしたが、覚えた事は、編み方、編み目を整えるためのペースというか、手の動しかたです。
この手の動かしかたがバラバラだと、出来上がった編み目もバラバラになるんですね、自分でやってよくわかりました。
2度3度やって、ペースが一定になってくると編み目も整って全体的に均一にできるようになりました。
とにかく、最初は編み方を覚える、ペースを掴む、この2つがポイントだと感じました。
初心者は後見頃の長さ決めがポイント
ワンちゃんのセーターを編む時にまず必要なのは、ワンちゃんの背中側になる後見頃の長さを決めることです。
もちろんメジャーできっちり測ってもいいのですが、大体でも全然大丈夫です。
例えば、既製服でSサイズとかMサイズとかの服を買うとき、一応試着しますよね、それで実際に着たところを見て決めると思います。
つまり、実際に着丈が何センチとかよりも、着てみた印象で「これがいい」とか「もうちょっと長いほうがいい」など見た感じで選びますよね。
手編みも同じです。ある程度の目安としてサイズを測って、その後はある程度編んでから、ワンちゃんの背に当てて長さを見ます。
それでこの位の長さ、と決めたらいいと思います。そのへんはフレキシブルにできるのが手作りの良さですね。
あとは、すでに持っているワンちゃんの服の後見頃のサイズを測ってそれに合わせるのも良いアイデアです。
ワンちゃんの服で一番目につくのは、この背中の部分である後ろ身頃で、この丈を決めてしまうと他の部分は自然とイメージが出来てきます。
これはあくまでも参考としてですが、私は後ろ身頃の長さの半分を前身頃の丈にして作りました。
前見頃はあまり長く作ってしまうと、ワンちゃんがオシッコした時に濡れてしまいます。
正確にはオスかメスかでも変わってきますが、大事な事はオシッコの時に濡れない程度の丈にするということ。
ですから、ワンちゃんの性別よりも、大まかに前見頃の半分くらい、という感じで作りましたが、これが結構いい感じでしたよ。
まとめ
まずはどんなに下手でも1着仕上げることです。
最初は編み目もバラバラできれいに仕上がらないことでしょう。
でも、そんな事は気にすることはありません、最初の1作目なんですから、編み方を覚えて、自分のワンちゃんのサイズ感、色の感じなどをつかめたらそれで十分だと思います。
2着目を編み始める頃には最初よりもずっと上手に編めるようになります。
小型犬のセーターなら1日あれば結構なんとかできるようになりますよ。
寒い季節の楽しみとして編み物をしてみる良い機会です、ぜひ挑戦してみて下さいね。
ユーザーのコメント
女性 カウ
20代 女性 lasagna
手作りのセーターなんて派難しいだろうなーと読み進めていましたが、かぎ編みさえマスターしてしまえば、わたしにも出来るかも?と思えてきました。
犬服はどこでも買うことが出来ますが、飼い主さんが心を込めて作ったものにはかないませんからね!気持ちが大切です。手作りなら愛犬のサイズに合わせて調節することも可能ですので、上達すれば既製品より着心地が良い服が作れるのも魅力ですね。上達すればですけどね。
画像のようなショールタイプは見た感じですが動きずらそうなので、普段着せるには不向きかなぁ。黒のポメラニアンが着ているようなフィットめのタイプは動きやすそうで作って見たいです。
小型犬ならば毛糸の量もそんなにたくさんはいらなさそうですし、気軽に始めやすいのかな??
最近では100円均一にも可愛い毛糸がたくさん売られていますよね!可愛い毛糸だな〜と思いながらも自分には使う機会はないだろうと思っていましたがこの機会にチャレンジしてみたいと思います♩そんなに器用ではないのですが、慣れればどうにかなると思うのでこの冬は編みものに挑戦です。セーターの他にも色々愛犬へのグッズや愛犬とお揃いのものなど作れるのを目標にします。
40代 女性 nekomic
以前いた大型犬には、レインコートは着せていましたが、なかなか服を着せることはありませんでした。セーターとなるとなおさらありません。さらにセーターを編むとなると、初心者にとってはけっこう大変そうです。
初心者がセーターを編む毛糸の量や時間を考えると、やはり小型犬の方がセーター作りに向いていそうですね。初めてみたら出来る!とのこと、とにかく作ることが第一歩なのかも知れません。
インターネットで検索すると、犬用セーターの編み図がたくさん掲載されていますね。愛犬のために手作りしている人はたくさんいらっしゃるということですね。
セーターを編む、というくらいですから、犬が服を着慣れている、体の上に布があることに慣れている、嫌がっていない、身体的に問題がない、ということが大前提ですよね。
または、種類や毛並み、体質や環境的に必要な場合か?ということです。
飼い主さんは、セーターが犬に本当に必要がどうかをしっかり考える必要がありますよね。あまり装飾がついたものや、体や腕をしめつけるものはやっぱり良くないでしょう。
犬がセーターを着て、暑すぎてハァハァしていたり、動きに邪魔になったりしていれば、作ってからの手直しは絶対必要ですね。
もし犬が嫌がるようなら、着せ続けるというわけにもいきません。言葉はわからないので、犬の気持ちを考える必要もありますね。
せっかく作ったセーターでも、犬が嫌がるようなら、着せてみてすばやく写真を撮って、あとは脱がせる、という場合もありえるかも知れませんね。
犬用のセーターについてですが、アメリカ・ワシントンのアニマルシェルターでは、冬の寒さをしのぐために、保護犬達にセーターを着せているそうです。
寒さが厳しいので、収容されている犬が寒くないようにどうしたらよいか?ということで考えられたのが、犬用セーターです。
人間用のセーターを集め、犬用のものを作り直しているのだそうです。一から編むのではなく、着なくなったセーターから手直しすることでも、簡単に犬用のセーターを作ることが出来るとのこと。
そして、セーターは寒さをしのぐだけではない効果があります。素敵なセーターを着た犬の写真をインターネットページに載せることで、里親募集のアピールにもつながっています。
セーターを着て、家族を待つワンちゃん達を見ると、とても可愛らしく見えます。また、寒い中、家族を待っているよ、という表現にもなります。一緒に暮らす犬を探している人の目にとまりやすい効果があるのではないでしょうか。
セーターを着せることで犬を守ることにもなり、救うことにも繋がるなんて、とても素敵ですよね。
20代 女性 あめたま
手作りの品は作った人の匂いが染み込むのでワンちゃんも既製品のセーターよりも安心して身に付ける事が出来るのでは、と思います。
かぎ針で編み物は編み図の通りに編み込めば簡単に仕上がります。
また、ワンちゃんが小柄であればあるほど編む量が少なく済むので、失敗も少ないです。
何より愛犬達にとっては世界で一つだけのオリジナルのセーターとなるので、言葉では表現出来なくとも、喜んでくれるはずです。
大好きなご主人様が自分の為だけに編んでくれる品ですからね。
たまには、既製品ではなくお洋服を手作りするというのもオシャレのバリエーションが広がると感じました。
女性 Melon
40代 女性 匿名
私も編み物はやらないので、どうしても「難しそう。脚や首部分がムリ」と思ってしまいます。でも、記事にあるように初心者は初めから難しいデザインのものを作らずに、ショールのように巻くタイプから作ってみたらよいと思いました。慣れてきたら、少しづづ凝ったものに挑戦するのがいいですね。実家の母は編み物が得意で、愛犬に今年もセーターを作ってあげたそうです(写真有り)。小型犬用なので時間はそれほどかからなかったそうです。
好きな毛糸を選んでデザインも本からいくつかのパターンを参考にしたそうです。手作りならではの温かみがあり、可愛いと思いました。