お洒落なカフェで保護された犬猫と人を結ぶハッピーなイベント
人間の身勝手な行動の結果から、悲しい犬や猫たちが保健所では今でも殺処分の待機に震えています。
そんな子達を少しでも減らすことができたらと、東京・代官山にて4月30日(土)に保護犬、保護猫と気軽に触れ合えるイベントが開催されます。
- 参加費…イベントは入場無料(店内利用の場合はワンオーダー制)
- 開催日時…4月30日(土)10:00~12:00(第1回目は保護犬のみ、雨天時中止。HPにて前日22時までにお知らせいたします。)
- 会場…代官山TENOHA内 BONDOLFIBONCAFFE(ボンドルフィボンカフェ)
- 企画運営…家族でつくるペットの思い出アルバムアプリ「HONEY(ハニー)」を提供しているシロップ
来場特典
- カプチーノを注文された方には、ラテにワンにゃんの絵を描いてくれる「ワンにゃんラテアート」をプレゼント!
- 猫と豊かに暮らすアイデアが掲載されているマガジン「MILL(ミル)」の閲覧
- 写真家:杉本奈々重の「WhitePhotoProject」東大写真パネルの展示
- 世界初の心拍センサーで犬の気持ちを知る「INUPATHY(イヌパシー)」のリリース前の体験会
イベント開催のきっかけ
シロップ代表の大久保氏が譲渡会へ参加した時「興味はあるものの参加しにくい」「かわいそう」などの意見を耳にし、保護犬、保護猫にもっと気軽に触れ合えるイベントがあればと今回の開催につながる。
開催者の思い
最近ではテレビでも保護犬と暮らす番組などが放送され、ペットは買うものから「里親」として出会うケースもあるという認識が高まりつつある。
しかし保護犬、保護猫と出会うきっかけがつかめず「興味はあるけど、どうしたら良いのか分からない…」そんな方々に参加してもらいたい。
このイベントの意義と今後への期待
みなんさんは、ペットショップの小さな窓から覗く愛らしい猫ちゃんやワンちゃんが売れ残った後、どうなるのかをご存知ですか?
そしてどうなるんだろうと考えたことはありますか?
ペットショップで働くということは、小さな命を愛でるだけでなく、その小さな命を金銭として無駄にすることなくショップ側が有効的に、また違う業者に売り渡すルートを目の当たりにするということでもあります。
動物の生体販売が商売として成り立っている以上、動物はあくまでも売り物であって、動物たちの命の重さは全く考慮されていません。
動物たちを家族に向かい入れた我々は、家族になったからこそ、そのような悲惨な現状を知るきっかけにも繋がりました。
うちのわんことはペットショップで出会いましたが、もしこの子が売れ残ったらと考えるとゾッとし、悲しく、切なくて、今にも涙がこぼれ落ちそうになります。
ペットショップで出会えたことに感謝する一方で、もうこれ以上、可哀想な動物たちを見殺しにはしたくない、販売目的の金銭と小さな命を天秤にかけては欲しくない、というのも本当の気持ちです。
このイベントを通して、保護犬や保護猫の存在、そしてその子たちが、最終的にどうなるのかなど現状を把握するきっかけに繋がれば、どれほど良いか。
また、身勝手な人間の行動を自粛するきっかけに、そして可哀想な動物たちを救ってあげることに繋がれば何よりなのではないでしょうか。
動物愛護先進国のイギリスでは若干の例外はあるものの、ワンコの生体販売を法律で禁止しているそうです。
また、他の国でも生体販売を自粛し、捨てられた犬や猫を保護する里親制度が推奨されているようです。
我々国民の動物愛護へのモラルが、生体販売を徐々に減らしていくことも可能なのではないでしょうか。
そして現在、保健所ではどのような実態になっているのでしょう?
日本での年間殺処分はなんと約20万頭と言われています。
身勝手な飼い主や悪質なブリーダーは後を絶ちません。保健所で働く人たちも、どんなに辛い気持ちを抱えているのか....。
毒ガスで死にゆく動物たちの殺気に満ちた空間など、誰が望んでいるのでしょう?
誰も望んでいません。
できれば、みんなが、優しい家族に保護されればと、願っているのではないでしょうか。
この願いが少しづつ形となって、東京のある地域では保健所の取り組みが前向きに前進し、保護犬に対しての登録料や、しつけ教室への参加費、狂犬病予防接種や交付手数料が免除になったりと、保護犬を家族に迎え入れることで受けられるいろいろな補助があるそうです。
私の住む名古屋市での動物愛護センターでも、いろいろな取り組みをしていることが、インターネットの普及から簡単に確認することができました。
人間の身勝手な理由を少しでも減らそうと「犬猫を飼う前の教室」や「問題犬のためのしつけ方教室」などの情報を提供してくれています。
また「犬殺処分ゼロサポート寄付金」も始まりました。
しかし、保護犬を家族に迎え入れるための補助という大きな一歩である試みには、未だ至っていないのが現状です。
保護犬、保護猫を家族にすることへの取り組みを、この素敵なイベントがきっかけとなって、各都道府県が少しづつ、大きな一歩を踏み出すきっかけになってくれればとも、思い願っております。