フリスビードッグとは
青空の下、草原を颯爽と走り回り、ディスクをキャッチする犬の姿は惚れ惚れするほどかっこいいですよね。
犬を飼った事がある方なら一度は憧れた事があるのではないでしょうか。
フリスビードッグとは、人と犬とがフリスビーを使って一緒に楽しめるドッグスポーツの一種です。
フリスビードッグというと、牧羊犬や大型犬など、運動量が豊富で賢い犬のスポーツというイメージがありますが、どんな犬種でも楽しむ事ができ、愛好者が増えています。
歴史
1974年にアメリカで野球の試合中、犬と飼い主が突然グラウンドに飛び出して、フリスビーを披露するというハプニングがありました。このパフォーマンスが全米の人々に注目された事がきっかけとなり、競技として広がっていきました。
日本では1994年に日本フリスビードッグ協会が設立され、全国各地で大会や普及活動が行われています。
競技の種類
フリスビードッグには「ディスタンス」「ロングディスタンス」「フリーフライト」という3種の競技があります。
ディスタンス
決められた時間内に犬がフリスビーを何回どのような状態でキャッチできるかを競う競技です。
ロングディスタンス
フリスビーというとまず思い浮かぶのがこの競技ではないでしょうか。
投げた地点からキャッチした地点までの距離を競います。
フリーフライト
音楽に乗って5枚のフリスビーを自由に投げ、犬が走ったりジャンプしながらフリスビーをキャッチする演技の正確さや美しさを競う競技です。ダンスのような華やかさが人気です。
フリスビードッグの魅力
フリスビードッグは奥が深く、気軽な遊びから、本格的な競技会への参加まで、ライフスタイルに合わせて楽しめます。
その魅力をいくつかご紹介しましょう。
愛犬と一体感が味わえる
フリスビードッグの最大の魅力は、愛犬と一体感を味わえる事です。
人と犬が一緒に学びながら、練習を繰り返し、出来なかった業が出来るようになっていくのは、とても達成感があります。
上級者になると、犬とのアイコンタクトだけで次の動きがわかるようになるとか。
フリスビーを通じて愛犬との信頼関係も増すようです。
フリスビー1枚あればいつでもどこでも遊べる
走り回れるような広い場所がないとできないイメージですが、フリスビー1枚とスちょっとしたペースさえあれば、どこでも遊ぶことができます。
しつけが全て含まれている
フリスビードッグには、マテやスワレといった基本的なコマンドだけでなく、ディスクをキャッチして、戻ってきて、渡すといった様々なしつけの要素が含まれています。遊びながらしつけにもなるのが魅力です。
運動になる
飼い主にとっても、犬にとっても、フリスビードッグはいい運動になります。運動した後の爽快感も味わえ、気分転換になります。
愛犬とフリスビードッグを楽しみたいと思ったら
たくさんの魅力があるフリスビードッグ、ぜひあなたも試して見てはいかがでしょうか。フリスビードッグを楽しむには次のような方法があります。
大会を見学してみる
まずは、間近でフリスビードッグを見学してみてはいかがでしょうか。人と犬が一体となって繰り広げられるレベルの高い技の数々に、ワクワクさせられるでしょう。
大会は、全国各地で開催されており、インターネットで開催情報を知る事ができます。
講習会に参加してみる
全国各地で、ディスクドッグの講習会も開かれています。フリスビーを全く触った事もない初心者向けの講習から、スキルアップを目指す方向けの講習まで様々なレッスンがあるので、インターネット等で探して見るといいでしょう。
趣味の範囲で楽しむ
大会参加は目指さず、趣味の範囲でフリスビードッグを楽しむなら、気軽にはじめる事ができます。
まずは、愛犬にフリスビーに興味を持ってもらうところからはじてみましょう。
いきなりキャッチさせる事を目指すのではなく、段階を踏んでコマンドを覚えていくことが大切です。
まとめ
フリスビードッグには、愛犬とのコミュニケーションを深め、犬の魅力を引き出す様々な要素が含まれています。
愛犬に「教え込む」のではなく、人間も一緒になって学びながら楽しむ事で、より強い信頼関係を育む事ができるでしょう。
本格的な競技会参加を目指すもよし、趣味で楽しむのもよし。自分と愛犬にあった遊び方で楽しんでみてくださいね。