うちの子にフリスビーは無理?
フリスビー犬に向いている犬種
フリスビー犬に向いている犬種はいくつかあります。
- 飼い主の指示を理解できる頭の良い犬種
- 運動能力が高い犬種
などの素質をもった犬種がフリスビー犬には向いていると言われています。
大会等を見ていると以下の様な犬種が多く出場しています。上記で挙げた素質を持った犬種ですね。
- ボーダーコリー
- ゴールデンレトリバー
- ラブラドールレトリバー
- オーストラリアンシェパード
- ジャックラッセルテリア
圧倒的に多いのはボーダーコリーです。牧羊犬として活躍している犬種でもあるので、頭がよく運動能力も申し分なし!ボーダーコリー自体も楽しみながら練習をするので、大会でも上位を狙うことができます。
フリスビー犬に向いている犬種以外でも「大会の上位を狙いたい」「他のワンちゃんには負けたくない」ということでなければ、フリスビーやキャッチボールで楽しく遊ぶことができます。
もちろん小型犬でも大丈夫です!
楽しむことが大事!
大事なのはワンちゃんとフリスビーやキャッチボールを楽しめることです。ワンちゃんにとっては飼い主さんとの大事な遊びでありコミュニケーションなので、飼い主さんも楽しめるやり方を探していきましょう。
少しずつ練習しよう
フリスビーやボールをいきなり投げてもワンちゃんは興味を示しません。
ワンちゃんに興味を持たせるには、これらを『特別なモノ』だと思わせることが重要です。
フリスビーを裏返してオヤツをのせてみたり、ペーストを塗ってみたりしてみましょう。そして練習のとき以外は、フリスビーやボールを見えない場所に片付ます。
練習のときにしか触れない特別なモノとしてワンちゃんは覚えます。それが興味へとつながるのです。
また投げた瞬間に「ゴー!」と声をかけたり、ワンちゃんが取ってきたものを受け取るときに「キャッチ」などと声をかけることで言葉を覚えさせます。
ワンちゃんとのやり取りが増えていくと、ワンちゃん自体も楽しみを見出してくるので積極的に練習を行うようになります。
少しずつ、楽しく練習することが、ワンちゃんにも飼い主さんにも、一番良い方法ではないでしょうか?
性格に合わせたご褒美
ワンちゃんの性格に合わせたご褒美を使い分けてみましょう。
何がご褒美になっているかは、そのワンちゃんによって違います。
フリスビーやボールを投げてもらうことがご褒美のワンちゃん、投げたものを取ってきて褒めてもらうのがご褒美のワンちゃん……。
何に対して喜ぶのか、きちんと確認しながら練習することでワンちゃんのやる気を出すことができます。
フリスビー&ボールは赤色を避ける
犬に見えている世界は私達人間が見ているよりも、ずっと色の少ない世界です。完全な白黒ではありませんが、大まかには黄色・青・灰色で見えています。そして、緑・黄緑・黄色・オレンジ・赤を区別することができないと言われています。
そのため緑色・黄緑色の芝生の上で赤いボールは見えにくいのです。探すのが遅かったり、ボールを投げても反応が薄い場合、原因はこれにあります。
ワンちゃんに見えやすい青色のフリスビーやボールをオススメします。
ボールやフリスビーを咥えたまま放さない時
ワンちゃんがボールやフリスビーを放さない場合は、「オフ」や「ドロップ」言葉を覚えさせましょう。
「この場合はこの言葉」と覚えさせることで「飼い主にフリスビーやボールを渡す」という行動がスムーズに行えるようになります。
1.遊ぶ
まずはワンちゃんが持ってきたものを左右に引っ張ったりしながら、声をかけてやりましょう。遊ぶ感覚でOKです。
この遊びは大体1分ぐらいやれば十分です。
2.動きを止める
次に、今までやっていた声掛けや動きを止めます。ワンちゃんが左右に引っ張ったりすることを続けても、反応せずに黙っていましょう。
ワンちゃんは異変に気づくでしょう。あれこれ考え「もしかしてコレを放すのかな?」と、ボールやフリスビーを放すでしょう。
3.言葉を教える
口から出したらその直後に「オフ」「ドロップ」などの言葉を発します。
これを繰り返すことで、「こう言われたら、放すんだ」と犬が理解するようになります。
注意してほしいのは、無理矢理フリスビーやボールを奪ってはいけないということです。犬が自ら放したときに、行わねばなりません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
フリスビーやキャッチボールを楽しめる犬が特別な犬ということはありません。練習を繰り返し、楽しみながら教えることで、あなたのワンちゃんもキャッチすることができるようになるかもしれません。もちろん中にはできない子もいます。それもまた個性です。
ワンちゃんのことを理解しながらワンちゃんも飼い主さんも楽しく練習を繰り返すことが大事ではないでしょうか。
今回ご紹介した練習方法以外にもやり方は沢山あります。それぞれのワンちゃんに合った練習をしてあげてください。
あなたのワンちゃんのキャッチする格好良い姿、を見ることができるかもしれませんよ!