「アジリティ」というドッグスポーツ、初めて聞く人が多いと思いますが、簡単に説明しますと障害物競争です。
例えるなら、陸上競争のハードル=犬用ハードル、網くぐり=トンネル、平均台=ドッグウォーク(橋のような障害物)という感じです。
これは見ていても、実際に一緒に走っても楽しい競技です。参加する犬種も様々で、チワワに始まり、大きい子はラブラドールやアフガンハウンドなど、どの犬種も参加可能です。
どんな競技?
では、簡単に競技の説明をしましょう。犬が走るのは、ネットで四角く仕切られたリンクの中。
そのリンクの中には様々な障害物が置かれ、その障害物の側には番号が書かれたプレートが置いてあり、その番号通りにリードと首輪を外した犬を走らせ、タイムを競います。
犬がハードルのバーにぶつかって落としたり、障害物をイヤイヤして避けたりすると減点され、順番を間違えたりイヤイヤを3回したり犬が逃げてしまったりすると失格となります。
障害物はハードル、トンネル、ドッグウォーク、シーソー、Aフレーム(A←まさにこの形の障害物、壁のようなもの)、スラローム(ポールが並べられた間を縫うように通る)など、レベルに応じて様々あります。このアジリティ、簡単に見えて実は奥が深いです。
基本的には躾がしっかり入った犬でなければあっという間に失格になります。
例えばスタート時。指示を的確に送るために、飼い主はスタートのハードル前に犬を待たせ、少し先でスタートの合図を出します。この時点で犬が待てず、何処かへふらふら?とリンクの外に出た時点で失格となります。
うまく走り出したと思ったら、興奮してしまい番号を間違えてしまったりと、犬を制御できないとゴールまでたどりつけません。
そんな犬の姿を見ると、飼い主との信頼関係が目に見えるようです。
また、ハードルを飛びながら飼い主の指示を仰ぐ子もいたり、次々障害をこなしていきたい気持ちを抑えて飼い主が追いつくのを待っていたりと、まさにアジリティは飼い主との信頼関係が勝利の鍵となります!
そんなアジリティの魅力に引き込まれた方々には常連が多く、全国各地で行われる競技会を回っている方も多いです。
アジリティに参加する
「やってみたいけど、どうしたらいいの?」と思う方がいらっしゃるかも知れないので、アジリティに参加するまでの流れを簡単にご紹介します。
1.まずは近くのアジリティ施設を探してみよう!
→アジリティの施設がある所の中には、アジリティのレッスンをしてくれる所もあります
2.アジリティを練習しよう!
→愛犬との信頼度をあげつつ、障害物の練習をしてみましょう。焦りは禁物です。競技会を見に行ってもいいかも!
3.競技会に参加してみよう!
→いよいよ、日頃の成果を試す時!焦らずに愛犬と楽しみましょう。
まとめ
始めてすぐにできるスポーツではありませんが、愛犬と走りきった時の瞬間は感動ものです!
ゴール直後に飼い主に飛んで抱きつく犬がいたり、走り切って飼い主に寄り添い頭をポンポンされて褒められる犬がいたり、失敗したのが分かったのか落ち込んでる犬がいたり…。
一走一走にドラマがあります。会場が一体になることができるドッグスポーツなので、見るも良し!参加するも良し!是非この機会にアジリティに触れてみてください!