犬を連れて行かない方が良い旅行
移動中に休憩がとれない
長距離移動の際に休憩がとれない場合は、犬に負担が大きくなってしまいます。トイレのためであったり、お水やご飯をとったりするための休憩は必要です。人間でもずっと移動では疲れてしまいますよね。
特に移動に慣れていない犬の場合は、移動だけでもストレスになってしまうので体調を崩すこともよくあることです。車や船などでの移動では酔ってしまい嘔吐する犬もいます。
また、夏場だと熱中症の対策なども必要になってきます。こまめな水分補給は必須です。移動中に休憩がとれない旅行に犬を連れて行くのは避けた方がいいでしょう。
寒暖差が激しい場所への移動
寒暖差が激しい場所への移動は、犬にとって厳しいものがあります。犬は人間と違って毛皮を脱いだり着たりはできないため、突然気温が上がったり下がったりすると身体がついていきません。そのため、体調を崩すこともあります。
子犬や老犬などは特にそういった環境に弱いため、寒暖差が激しい場所への移動はできるだけ避けた方が良いでしょう。成犬でも暑さや寒さに弱い犬種はいるので、旅行先の気温が今いるところと大きく差がないかを事前に調べておくと良いですね。
どうしても移動する必要がある場合は、暑い場所なら保冷剤や給水器、寒い場所なら犬用の洋服などを準備しておいてください。
飛行機での旅行(短頭種の場合)
飛行機での移動の場合は、犬と人間が同じ場所に乗れる場合と、犬は貨物扱いになる場合とがあります。大抵の犬は問題なく飛行機に乗れるのですが、短頭種や一部の犬種は熱中症や呼吸困難を引き起こしやすいという理由から、預かり中止、または夏季のみ預かり中止となっています。
旅行を計画した段階で飛行機に乗れる犬種なのか、飛行機に乗る際に何かリスクはないかなどを調べておきましょう。
犬と旅行する際の注意点
逃げたり飛びかかったりしないように注意!
旅行中は人が多い場所へ行くこともあるかもしれません。犬が逃げ出したり、誰かに飛びかかったりしないように、きちんと首輪やハーネスをつけてリードでつないでおくようにしましょう。
旅行先で逃げ出してしまうと探し出すのはとても難しいので、必ずいつでも犬を止められるようにしておいてください。旅行という慣れない環境の中にいると、普段は大人しい犬でもストレスから暴れたり、逃げ出してしまったり、誰かにとびかかったりすることがあります。
万が一のことを考えて対策はしておきましょう。
車での移動はまず慣れることから
もし車での長距離移動を考えているなら、車での移動に慣れさせておくと当日もスムーズに移動できます。車の振動やにおいが合わずに酔ってしまう犬もいますが、あらかじめ練習しておくと対策をたてることができます。
また犬が座るシートに犬用のシートベルトを設置したり、クレートを置いたりといった準備も必要でしょう。犬にもシートベルトをつけたり、クレートにいれてクレートを固定したりした方が、急ブレーキを踏んだときなどに安全です。
犬は人間よりも体重が軽い場合が多いので、少しの衝撃で窓ガラスに叩きつけられたり、車の外に放り出されたりするので十分に注意してください。
旅行先の病院などは調べておく
旅先や移動中の急な病気や体調不良などは、気をつけていても起こってしまうことがあります。そんなときに慌てずにすぐに病院へ行けるように、旅行ルートや旅先の病院の情報を調べておきましょう。
もしものときに行ける病院をリストアップしておいて、スマホや手帳などにメモしておくといいですね。もしスマホの地図アプリが使えるなら、住所を入力して記録しておくとすぐに病院の場所を探すことができて便利です。
まとめ
犬との旅行を楽しいものにするためにも、犬を連れていかない方が良い旅行に無理やり連れて行かないようにしましょう。犬にとっても飼い主さんにとっても負担がかかり、楽しめないどころか体調を崩してしまう可能性もあります。また旅行をする際にはどこで休憩をとるか、病院などはあるか、そういったことも事前に調べておくと安心できるのでおすすめです。