犬と車でお出かけするときの安全対策されていますか?
犬と暮らす上で、車は必要不可欠ですよね。
病院へ連れて行くときは、車がなければとても不便だと思います。そして、家族の一員である大切な愛犬とのお出掛けだって、家族みなさんが楽しみにされていると思います。
そこでお聞きしたいのですが、車でお出かけをするときに、愛犬のための安全対策はされていますか?
後部座席や助手席に座っている犬、家族の膝の上に座っている犬、運転手の膝の上に座っている犬をよく見かけます。安全対策をしなくて本当に大丈夫なの?と思ってしまいます。
それだけではありません。
犬が車の窓から顔を出したり、身を乗り出したりしている姿もよく見かけますし、犬を膝の上に乗せて車を運転することは、道路交通法違反でもあります。
愛犬の安全のための対策を、もう一度考えてみましょう。
犬と車でお出かけするときの安全対策①「暑さ対策」
犬を車に乗せるときの車内の温度は、20℃から25℃くらいが理想的です。
人が肌寒いと感じるくらいが犬にとって快適な温度です。
たとえ冬でも、よく晴れた日は車内の温度が上がり、熱中症になってしまう犬がいます。
夏はエアコンなしでは、犬にはとても暑くて耐えられないでしょう。
暑さ対策と熱中症対策のため、車内の温度を低めに設定し、水分補給もこまめにさせてあげましょう。
犬と車でお出かけするときの安全対策②「こまめに休憩をする」
1時間に1回、少なくても2時間に1回の休憩をするようにしましょう。
車酔いの対策として、とても有効的です。
休憩の際は水分補給をさせてあげ、トイレも済ませておきましょう。
アスファルトは熱いので、芝生や土のある場所で休憩できると良いと思います。
休憩をする際には10分程度で良いので、気分転換のためにお散歩もさせてあげられると良いのではないでしょうか。
犬と車でお出かけするときの安全対策③「適度に換気をする」
車内の狭い空間ですから、イヤな空気やニオイがこもってしまいます。
適度に換気をして、キレイな空気と入れ替えるようにしましょう。
愛犬と一緒に車に乗る際には、芳香剤などは使用しない方が良いと思います。
人間にとっては良い香りでも、犬にとってはキツイ香りである可能性が高いです。私たちに人間もキツイ香水の香りで気分が悪くなってしまうことがありますよね。
芳香剤などの強い香りは、犬の車酔いの原因や体調不良の原因になってしまうことがあるのでやめましょう。
犬と車でお出かけするときの安全対策④「愛犬専用の座席を与える」
座席にそのまま座らせることや、家族の膝の上に座らせることはとても危険なことです。
急ブレーキによって車の外に投げ出されてしまう可能性があります。クレートやドライブボックスなどを利用し、愛犬専用の座席を与えてあげるようにしましょう。
犬と車でお出かけするときの安全対策⑤「車酔い対策」
車に乗る直前に食事をするなど、胃の中に食べ物が残ったままの状態で車に乗せると、車酔いや嘔吐をしやすくなってしまいます。
車に乗る3時間から6時間くらい前までに食事を済ませておくのが目安です。
車に乗っている間は水分補給(お水)だけにし、おやつなども与えない方が良いです。
しかし、逆に空腹の状態である方が車酔いしやすいという犬もいます。
食事をしてすぐに車に乗っても、車に乗っている間におやつを食べても、車酔いも嘔吐も全くしない犬もいます。
愛犬に合わせて食事やおやつを与え、車に乗る前の体調のチェックもしておきましょう。
まとめ
車の揺れを少なくするため、愛犬や家族の安全のため、急な加速や急ブレーキをしなくて済むよう、安全な運転を心がけましょう。
車での長距離の移動になる場合には、こまめに休憩をとり、ふだんから車に乗ることに慣れさせておきましょう。