「ウェイトプル」とは?
ウェイトプルとは、犬がどれだけの重量を引っ張ることができるかを競うスポーツです。引く重量によって、犬ぞりタイプかカート引きタイプに分けられます。イメージしやすいように、まず動画で見てみましょう。
思ったより、楽しそう!
1978年に始められたウェイトプルは、たちまち注目を集め、様々な団体が競技会を開催するようになりました。1981年にはルールが改正され、1984年にはWeight Pull Association(国際ウェイトプル協会)が発足しました。その後、ウェイトプルは競技会やドッグショーで行われるドッグスポーツとして広く親しまれるようになり、今では世界各国の飼い主さんが犬に力を発揮させるために日々トレーニングに勤しんでいます。
ウェイトプルは犬の健康に役立つ!
犬に重りを引っ張らせると聞くと、少し可哀想な気がしませんか?そんなことをして、犬の体に負担がかかったり、骨が変形してしまったりしないのでしょうか?
実は、ウェイトプルは”犬の健康に役立つスポーツ”だといわれています。重い物を引っ張ることで、筋肉を成長させ、骨密度を上げることができるのだとか。また、心臓血管系を強化する効果もあるといわれているため、少なくとも犬にとってデメリットのあるスポーツではないようですね!
ウェイトプルは、健康状態の良い1~12歳までの犬を対象としたドッグスポーツです。4.8mでどれだけの重量を引くことができたかを競うため、無理に長距離を走らせるようなトレーニングは必要ありません。ウェイトプルに出場するためのトレーニング方法については、ウェイトプル用の頑丈なハーネスを使用しながらタイヤ引きを行っている飼い主さんが多いようです。運動不足解消に、トレーニングだけでも試してみる価値はありそうです。
ウェイトプルに向いている犬種
ウェイトプルは、どれだけの重量を引くことができるかを競うスポーツなので、体が大きくがっしりした体格の犬に有利になります。一般的にウェイトプルに向いているといわれる犬種は、
- ハスキー
- ロットワイラー
- ピットブルテリア
- コッカー
- マスティフ
などです。
ウェイトプルは、参加する犬の体重により階級が分けられるため、上記以外の犬種でも楽しめるスポーツとなっています。ウェイトプルの階級分けは、
- 超軽量(9kg以下)
- 10~18kg
- 19~27kg
- 28~36kg
- 37~45kg
- 46~56kg
- 57-68kg
- 69kg以上
となっています。小型犬向けの超軽量があるなんて驚きです!
まとめ
犬のスポーツであるウェイトプルについてご紹介しました。いかがでしたか?
耳慣れないドッグスポーツではありますが、犬の健康に役立つということで世界中の愛犬家たちに注目されているスポーツだと分かりました。国際ウェイトプル協会が発足してからは、競技会やドッグショーでも積極的にウェイトプルを取り入れる活動が広がっているようです。
9kg以下の超軽量級が存在するのには驚きですが、体重によって階級分けされるため、比較的小さな犬でも楽しめる競技ではないかと思います。体の大きさの割には運動が足りていないと感じているなら、ウェイトプルを楽しんでみませんか?
ユーザーのコメント
女性 匿名
完全に成長が止まった頃にレントゲンで骨格が健全であることを確認した上で負担の少ない柔らかい地面や水中で少しずつ少しずつ筋肉をつけてからやるものです。
とてつもなく負荷が掛かるスポーツなので下積みのようなトレーニングを積ませたあとでないとかなりのリスクが伴います