車酔いしている犬の症状とは
犬がしきりにあくびをしたり、よだれを大量に出しているときは車酔いしているサインです。
落ち着かない様子で震えているのも緊張しているサインですし、車の揺れに抵抗して、ゲージの中で脚をふんばって身体を支えていたりする様子はリラックスして車に乗っていない証拠です。
頑張って身体を揺れから守ろうと抵抗しているので、息づかいもハァハァと荒くなっているかも知れません。
なので、車に乗っているうちに愛犬にそんな様子が見られたら、すぐにドライブをやめて休ませてあげてください。
犬の車酔い対策でできる6つのこと
- 子犬の時から慣れさせる
- 車内の温度は低めにする
- こまめに休憩をとる
- 出かける4〜5時間前は食べさせない
- 酔い止めのツボをマッサージする
- 犬の体をできるだけ揺れないように安定させる
1.子犬の時から慣れさせる
子犬の時に車の中で遊ばせて、車の中は楽しい場所だと認識することや、車自体をよく見せて慣れさせるのも良い方法かもしれません!
また、子犬のうちからエンジンの音に慣れさせたり、数分で行ける公園などの楽しい場所から連れていくようにすると、車に乗ったら楽しい場所へ行けるんだ。と愛犬が覚えてくれやすくなります。体質だけではなく、車に乗ることによる緊張感や不安も車酔いの原因になるからです。子犬の時から慣れさせて車に乗るのが大好きにしておくと、車酔いを防げるかもしれません。
2.車内の温度は低めにする
車内の温度は低めに設定しましょう。犬の平熱は38℃から39℃ですが、興奮すると犬の体温はすぐに上がってしまいます。犬の体温が上がれば、呼吸も荒くなり体調はますます悪くなってしまいます。車内の温度を低めにして犬の体温がより上がってしまうのを防ぎましょう。また、窓を開けて涼しく新鮮な空気を入れたり、て車内で使うケージを通気性の良いものにしたりして出来るだけ新鮮な空気を吸わせてあげるようにするのは人間と同じく車酔いに効果的です。ケージに小型の扇風機を取り付けるのも良いかもしれません。
3.こまめに休憩をとる
具合が悪くなる前に、こまめに休憩をとり体を動かしたり外の空気を吸ったりする時間をとってあげましょう。車が苦手な犬には特にそうですが、長時間車に乗るのが得意の犬でも、体調はその時によって様々ですから、トイレ休憩などをこまめにとって気分転換をしながら車に乗せる事が大切です。
車の運転も急ブレーキや急発進は禁物です。犬を乗せていることを意識して、曲がる時もゆっくり曲がるという安全運転を心掛けてあげてください。
4.出かける4〜6時間は食べさせない
気持ちが悪くなると吐いてしまうのは、人間も犬も同じなので出かける4〜6時間前は食べさせないことも有効です。満腹すぎは勿論ですが、空腹すぎても良くないので愛犬をよく観察して調整してあげましょう!
5.酔い止めに効くツボをマッサージする
耳珠(じじゅ)というツボを刺激すると車酔いが楽になるそうです。耳の穴のすぐ手前の軟骨にある突起にあるツボです。親指と人差し指を使って、軽い力でつまんだり揉んだりします。
内関(ないかん)というツボも効果的です。前足首より少し上の骨と骨の間にあります。優しく押してあげましょう。ツボを押してあげると、飼い主さんに触ってもらっているという安心感も効果があるかもしれません。
6.犬の体をできるだけ揺れないように安定させる
車酔いは車の揺れと振動が大きな原因です。車酔いしやすい犬は人間と同じく身体の平衡を保とうとする機能が関係しています。
身体は、外部からの刺激や揺れを三半規管で感じると平衡を保とうとします。なので狭いケージに乗せたとしても、犬がバランスを取ろうと頑張っている状況では犬自身もも犬の身体の平衡を保とうとする機能も疲れてしまいます。
揺れによって体が動いてしまうことがないような小さめのケージに入れ、ケージの床に低反発のマットをひく、ケージをシートベルトで固定するなどの工夫をすると、犬の身体の揺れを最小限にしたり揺れを吸収してくれたりするので効果的でしょう。いつも使っているベッドをケージに入れてあげるのも、愛犬がリラックスして横になることができて良いかもしれません。
まとめ
愛犬と一緒に車でおでかけしたいですが、やはり体質的に揺れや振動に弱いワンちゃんもいます。そんな時は動物病院の先生に相談して薬を処方してもらうこともできます。
子犬の時から徐々に慣れさせて車に乗ることを楽しいものにしてあげることや、決して無理はさせないこと、こまめに休憩をとること、車酔いに効くツボを押してあげる、揺れや振動をなるべく減らしてあげることなど様々な工夫をして、思い出いっぱいの楽しいドライブに挑戦してくださいね!
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