都内でも有数の花見の名所となっている上野恩賜公園(通称:上野公園)。
満開時の土曜・日曜ともなると、一日に100万人は超える人出があります。
正直、上野公園に慣れていない人にとっては、イヌを連れていなくて歩くのが大変なほどです。
イヌを連れてのお花見は、人が少ない公園で、手作りのお弁当を持ってのんびりと過ごすのがいいと思いますが、一度は愛犬を連れて、上野公園の花見に出かけたいという方のために、公園のお花見状況をまとめてみました。
桜のスポット
主に、「桜通り」と呼ばれる、京成上野駅から動物園入口までの道と、不忍池の周囲にソメイヨシノが咲いています。
例年、桜通りの両端では、御座を敷いて宴会が繰り広げられており、歩けるスペースも少ないので、もっとも混んでいる場所です。
正直、ここを歩いても、混んでいる時間帯は桜を見る余裕がありません。
動物園付近から、眺める程度にしておくのが賢明です。
不忍池は、外周はお子様連れの人も多く、比較的空いています。
弁天堂へ続く道は出店が出ており、道が狭く混んでいます。
桜を楽しむなら、不忍池外周を歩くことをお勧めします。
動物園付近から見た桜並木(散り始めの頃、休日の昼)
時間帯
当然、土・日より、平日の方が空いています。
夜は、10時まで提灯に明かりがついており、常に宴会客で込み合っており、
休みの前の日などは、深夜になっても人がたくさんいる状況です。
一番空いているのは、はやり早朝。
それも、8:00ぐらいまで。
場所取りの人、前日から飲んで酔っ払っている人などがいますが、土・日でも犬を歩かせながら、比較的のんびり花見ができます。
ワンコへの注意
お花見の時期の上野公園では、大噴水の周辺、不忍池周辺ではイヌを歩かせることができますが、そのほかの場所では小型犬は抱いていた方が安全です。
カートもいいですが、人の通行を妨げることにもなるので、スリングや、キャリーバックなど、体に密着した形で抱いておくのが安全だと思います。
大型犬は、人混みでも“つけ”で歩けることが必要です。
それでも、「桜通り」だけは避けた方がいいです。
また、残飯や焼き鳥などの串が落ちていることが多々あるので、誤飲には十分に注意してください。
食事は、屋台で買って不忍の池周辺のベンチなどで食べるのが楽でいいと思います。
また、非常に混んではいますが、弁天門横にある桜木亭という売店では、外の席でワンコと食事ができます。
周囲の桜にも目を向けて
イヌも抱っこだけでは楽しくないと思いますので、日暮里から谷中霊園を抜けて、上野公園まで歩くお散歩ルート(約2km)がおすすめ。
谷中霊園にも、上野公園に負けない歴史ある桜が花を咲かせています。
上野公園までは一本道なので、歩きやすいと思います。
谷中霊園の桜並木(散り始めの頃、休日の昼)
上野公園の地図を頭に叩き込んで、間違っても桜通りに突入しないように気を付けながら、お花見を楽しんで下さい。
詳細な地図は、上野観光連盟HPより、ダウンロードして下さい。
http://www.ueno.or.jp/pamphlet/