室内でも犬小屋が必要な理由とは
室内に犬小屋を置いていない家庭も多いでしょう。しかし基本的には室内にも犬小屋が必要です。理由として次の2つが挙げられます。
- 縄張りを認識しやすくリラックスできる
- 移動時や緊急時のしつけに応用できる
それぞれについて解説しますので、内容をチェックしてみましょう。
縄張りを認識しやすくリラックスできる
犬小屋が必要なのは、愛犬にとって縄張りを認識しやすくリラックスできる場所だからです。室内で暮らす犬は、犬小屋がないと家全体を縄張りとして認識してしまいます。
そのため、縄張りのなかに知らない人が入ると本能的に警戒するのです。結果として、犬小屋がないと来客時の威嚇や無駄吠えにつながってしまいます。
そこでなるべく室内飼いでも犬小屋を使うのがおすすめです。また犬小屋は寒さ対策としても使えます。リラックスできる場所になるよう、犬に合った犬小屋を使ってみましょう。
移動時や緊急時のしつけに応用できる
犬小屋が必要なのは、移動時や緊急時のしつけに応用できるのも理由の1つです。普段は犬小屋がなくても問題ないと感じる人も多いでしょう。しかし「ハウス」のしつけを行っていれば、移動時や緊急時にクレートでも落ち着いて過ごせます。
犬が体調を崩した時には、動物病院の受診が必要です。また災害大国である日本では、いつ避難が必要になるか分かりません。そこで、いざという時のためにも、普段から犬小屋を使う習慣をつけておくと安心です。
留守番中のイタズラを防げる
犬小屋は、留守番中のイタズラを防ぐためにも必要です。自由に犬がイタズラできるような環境にすると、誤飲・誤食のリスクも高くなってしまいます。
留守番中に犬が誤飲・誤食をしても、気づくのは難しいものです。犬にとっては有害な観葉植物もあるため、イタズラには注意が必要になります。
特に仕事や学校で昼間は誰も家にいない家では要注意です。安全のためにも犬が自由にイタズラできない環境を作りましょう。
室内用の犬小屋の選び方
犬小屋は安さだけで選ぶと失敗する可能性もありますので注意が必要です。室内用の犬小屋では、次のようなポイントを意識して選んでみましょう。
- 犬小屋を使う目的
- 犬の体の大きさ
- お部屋の雰囲気に合ったデザイン
選び方のポイントについてもそれぞれ紹介していきます。これから犬小屋を選ぶなら、ぜひ参考にしてみてください。
犬小屋を使う目的に応じてタイプを選ぶ
犬小屋選びでは、まず使う目的からどのタイプにするのかを選んでみましょう。屋根付きのスタンダードな犬小屋だけでなく、ロッジタイプの犬小屋もあります。さらに犬小屋は木製・プラスチック製・金属製・布製と素材もさまざまです。
犬のリラックススペースにするだけであれば、スタンダードなタイプの犬小屋でも問題ないでしょう。しかし留守番をさせたいのであれば、自由に出入りできないように、扉付きのケージタイプが必要です。
犬の体の大きさに合わせて選ぶ
犬小屋は、犬の体の大きさに合わせて選ぶのも大切です。小型犬・中型犬・大型犬それぞれに合ったサイズの犬小屋が販売されています。そこで成犬になった時の大きさを考慮して犬小屋を選んでみてください。
純血種の犬であれば、目安となる大きさを調べて参考にします。ただしミックス犬は、想像よりも犬が大きくなるかもしれません。目安がない場合は、将来的に犬小屋を買い替える必要があるかもしれないことを頭に入れておきましょう。
お部屋の雰囲気に合ったデザインを選ぶ
サイズにもよりますが、犬小屋は存在感があるものです。デザインが合わないものを選んでしまうと、犬小屋だけが目立ってしまいます。そこでなるべく部屋の雰囲気に合わせたデザインを選ぶと、違和感が生じにくくなるでしょう。
シックでおしゃれな雰囲気の部屋であれば、木目調の犬小屋が合わせやすくなります。もし可愛い部屋に置くのであれば、ドームタイプの犬小屋を選ぶのもおすすめの方法です。
実物あるいは写真でデザインをチェックしたうえで、なるべく置く部屋に合わせた犬小屋を選んでみてください。
組み立てが苦手な人には完成品がおすすめ
DIYが好きな人であれば、犬小屋を自分で作るという方法もあります。
インターネット上には作り方を紹介している動画や記事などが多数あり、参考になって便利です。自作するのなら色も自由に選べて、犬のサイズや部屋の雰囲気などにも合わせやすくなります。
もしDIYや組み立てが苦手な人であれば、組み立て不要な完成品を選ぶのがおすすめです。忘れずに組み立ての有無をチェックしたうえで犬小屋を購入してください。
室内用の犬小屋おすすめ12選!
犬小屋の購入にあたって、どれを選んだらよいか決めかねて悩む人も多いでしょう。そこで室内で使える犬小屋から、おすすめのものを12個紹介します。
スタンダードな犬小屋タイプだけでなく、さまざまなデザインをピックアップしました。特徴も簡単に紹介していきますので、犬小屋選びの参考にしてください。
iimono117 ペットハウス 木目調
- 釘やビスを使わなくても組み立て可能
- 断熱効果や保温効果に優れた木製
- 部屋に合わせやすいシンプルなデザイン
室内で使える、スタンダードなデザインの犬小屋です。はめ込み式であるため、釘やビスなしで簡単に組み立てられます。
簡単に分解が可能で、掃除なども簡単にできるのも良いです。重ねてコンパクトに収納できるので、必要なときだけ使いたい方にも向いています。
RELEX ペットベッド ドーム型
- 6つのサイズから選択可能
- ホットカーペット対応
- 簡単に洗濯が可能
小型犬から大型犬まで使える、ドーム型のペットベッドです。サイズはS・M・L・XL・2XL・3XLの6種類から選べます。
暖簾がついているため、犬小屋としての使用も可能です。洗濯も可能であるため、清潔さも保てます。
アイリスオーヤマ ナチュラルファニチャー
- 濡れにくい足浮き構造
- 掃除しやすい両開きドア
- ドアロックは片手で解除可能
インテリアに合わせやすい、家具調のペットサークルです。超小型犬・小型犬に対応しています。
両開きドアであるため、汚れても掃除が簡単です。耐荷重10キロであるため、ペットサークルの上に雑貨などを置くこともできます。
色はナチュラル・ダークブラウンの二種類があります。シンプルな犬小屋を探しているのなら、ぜひチェックしてみてください。
Petio ポルタ ドッグハウス&スツール
- 人間もスツールとして使用可能
- インテリアのアクセントにもなるデザイン
人間用のスツールとしても使える室内用犬小屋です。
カラーはブルーモザイク・ブラック・モザイクの3種類があります。サイズはワイドとレギュラーの2種類で、超小型犬・小型犬向きです。インテリアにもなるおしゃれな犬小屋を探している方に向いています。
ペットパラダイス スヌーピー 庭付き赤屋根ハウス
- かわいいスヌーピーのイラスト付き
- 庭は取り外し可能
人気キャラクター・スヌーピーのイラストがかわいいポリエステル製の犬小屋です。
フカフカした庭は取り外しができます。かわいいウッドストックのおもちゃ付きで、サイズは大と小の2種類です。大は10キロ前後、小は3~4キロが目安となります。
petsfit ペットハウス 天然木
- 通気性抜群
- 無塗装で安心
- 家具としても使用可能
通気性に優れた、天然杉を使った無塗装の小型犬用犬小屋です。
屋根が開けられるため、簡単に掃除できます。また脚があり、床からの湿気を防げるのも大きな魅力です。ナチュラルな色なので、部屋の雰囲気に合わせやすくなっています。組み立ては必要ですが、通気性の良さで選ぶならおすすめの犬小屋です。
Burning Go ペットハウス 小型犬・中型犬用
- 愛犬の体に優しい天然木
- 窓が多くて通気性抜群
- 豊富なカラーバリエーション
たくさんの通気窓がついた小型犬・中型犬用の犬小屋です。カラーバリエーションが豊富で、12色から選択できます。
使用されているのは天然木であるため、愛犬の健康にも安心です。大きな窓からは顔も出せるので、飼い主とも楽しく遊べるでしょう。
BingoPaw 中大型犬用ケージLサイズ
- ドアや天板は取り外し可能
- お手入れしやすい分離トレイ
- 上品で高級感のあるデザイン
大型犬でもゆったり過ごせる、頑丈な屋根付きのケージです。天板があり、愛犬の写真やおもちゃなどを置くのにも適しています。木目調であるため、部屋のインテリアも損ねません。
分離式のトレイがついていて、汚れたらすぐに拭きとれます。組み立ては必要ですが、扉を全面外して使うことも可能です。
RAKU 木製ペットサークル
- 耐久性が高くデザイン性にも優れた木製
- 上部取り外し可能
- トレー丸洗い可能
傷や汚れにも強くデザイン性も高い、木製の小型犬用犬小屋です。木目調の屋根があり、上には小物などを並べられます。
下部には防水性に優れた引き出しトレーがあるため、簡単に掃除できます。
アイリスオーヤマ ボブハウス 大型犬用
- 水洗い可能なプラスチック製
- メッシュ構造の通気窓
水洗いも可能な、プラスチック製のさびない犬小屋です。床は二重パネルになっているため、中に砂を入れて安定させられます。
大型犬用は体高70センチまでが目安で、ゴールデンレトリバーやダルメシアンなどの使用が可能です。屋内だけでなく、屋外でも使用できます。
エムール ペットハウス
- シンプルでおしゃれなデザイン
- 組み立てが簡単
おしゃれで組み立ても簡単な小型犬用の犬小屋です。天然木のフレームとファブリックの組み合わせで作られています。
フレームは屋根と側面のみとなっており、前後から自由に出入りが可能です。開放感があって通気性も良く、床からの冷気はカットできます。
ファブリックやクッションは洗濯も可能です。
LUNPEAR ペットハウス
- ベルベットとスポンジ素材で寝心地抜群
- サイズとカラーが豊富
- クッションは水洗い可能
小型犬用の、保温防寒に優れたふわふわの犬小屋です。室内での寒さ対策に使えます。
色はグレー・オレンジ・ピンク・ブルー・イエロー・ネイビー、サイズはS・M・Lの3種類です。中敷きクッションは取り外して選択できます。
犬小屋は家のどこに置くべき?
室内に犬小屋を設置するにあたって、どこに置くべきか場所に悩んでいる人も多いでしょう。
犬小屋の置き場所としては、リビングのように家族の声が聞こえる場所が適しています。なぜなら愛犬がリラックスしつつ、安心して過ごせるからです。
室内に犬小屋を置くのなら、なるべく次のような場所は避けてください。
- 窓の近く
- 玄関
- 洗面所
- 浴室
窓の近くや玄関などは温度変化が激しい場所であるため、犬小屋の設置には向きません。
また洗面所や浴室は、家のなかでも特に湿度が高い場所です。そのため通気性のよい犬小屋を置いたとしても、カビが発生しやすくなってしまいます。犬小屋の手入れを楽にするためにも、洗面所・浴室への設置は避けましょう。
▼「犬小屋・ハウス」の基本を知りたい方はこちら
まとめ
犬小屋と聞くと「外に置いて使うもの」とのイメージをお持ちの方も多いでしょう。しかし犬は縄張りを大切にする生き物であるため、落ち着いて過ごすには犬小屋が必要です。
普段から犬小屋で過ごす習慣をつけておくと、来客時・移動時・避難時などに役立ちます。特に避難時を考えると、犬小屋で過ごすという習慣を付けておくのは大切です。威嚇や無駄吠えといった問題行動を防ぐためにも、犬小屋の設置を検討してみましょう。
犬小屋を使う目的や部屋のインテリアなどに合わせると、きっと犬小屋選びが楽になります。どのような犬小屋を選んだらよいか迷った時には、ぜひ本記事で紹介したアイテムも参考にしてみてくださいね。