【フレンチブルドッグの餌】フレンチブルドッグの餌の選び方
犬は犬種によって、かかりやすい病気や食事で注意したいポイントが異なります。フレンチブルドッグの飼い主さんは、フレンチブルドッグの体質に合わせてドッグフードを選ぶとよいでしょう。
フレンチブルドッグの主食として適しているドッグフードは、肥満を予防できる低カロリーかつ高タンパクなもの、皮膚の健康を維持できる成分が豊富なもの、骨や関節をサポートする成分が配合されたものです。
犬の体の負担にならない安全なドッグフードを選ぶために、原材料の品質や産地にも注目しましょう。また安全安心を考慮して無添加のフードや、食物アレルギーのリスクが低い原材料を使用しているフードをおすすめします。
ライフステージごとに適した栄養バランスには違いがあるので、同じフレンチブルドッグでも成犬と子犬でそれぞれどのようなドッグフードが適しているのかを確認しておくことも大切です。
以上のようなポイントを抑えつつ、フレンチブルドッグのドッグフードの選び方を解説します。
フレンチブルドッグの餌は低カロリーのドッグフード
フレンチブルドッグは、がっしりとした筋肉質の体が特徴です。
一方で脂肪がつきやすく肥満になりやすい体質をしています。肥満はあらゆる病気のリスクを高めてしまうので、健康のために適正体重を維持しやすい低カロリーのドッグフードを与えるとよいでしょう。
ドッグフードに関して何キロカロリー以下なら低カロリーというような基準は特にありませんが、一般的な製品を比較すると360kcal以下のフードは低カロリーといえるでしょう。380kcal以上のフードはわりと高カロリーの部類に入るので、愛犬の肥満が心配な場合は避けたほうがよさそうです。
筋肉を維持し脂肪がつきにくい体をつくるために、高タンパクかつ低脂肪であることも重視したいところです。引き締まった健康的な体を保つには、動物性タンパク質が豊富な食事が必要です。
穀物でかさ増しをした炭水化物が多めのドッグフードではなく、お肉もしくはお魚中心のフードを選びましょう。動物性タンパク質が豊富なフードは消化にも優しいです。
ペットフードの栄養基準などを制定しているAAFCO(米国飼料検査官協会)は、成犬に必要なタンパク質は18%以上と目安を定めています。これは最低限摂取したい量なので、高タンパクな食事を心がける場合はタンパク質25%以上を目安に選ぶとよいでしょう。
一般的なドッグフードの脂質は13~14%程度です。脂質も摂取量が少なすぎると健康を損ねたり、ドッグフードの風味に影響して食いつきが悪くなったりする可能性があるので、脂質10%程度のドッグフードがおすすめです。
動物性タンパク源の中でも鶏肉やラム肉、魚などを主原料にしているものはカロリーや脂質が控えめでヘルシーなフードが多いので、フレンチブルドッグに適した栄養バランスのものが見つけやすいでしょう。
フレンチブルドッグの餌は皮膚に良いもの
フレンチブルドッグはアレルギー性皮膚炎や細菌性皮膚炎など、皮膚の病気にかかりやすいという特徴を持っています。もともと皮膚が弱い傾向があるので、皮膚トラブルを予防するために皮膚の健康をサポートしてくれる成分が配合されたドッグフードを選びましょう。
皮膚に良い成分といえば、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸といった必須脂肪酸です。オメガ3脂肪酸には皮膚炎など体の炎症を抑える役割があり、オメガ6脂肪酸には皮膚や被毛の水分を保ちバリア機能を高める役割があります。
必須脂肪酸は体内で合成できないので、食事から摂取しなくてはなりません。またオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸をバランスよく摂取することも重要です。
犬にとっての理想のバランスについては諸説あるので確かなことはわかっていませんが、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の割合が10:1~5:1くらいがよいといわれています。
またオメガ6脂肪酸を過剰摂取すると炎症を悪化させるリスクがあるため、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の含有量に差がないほうがよく1:1がベストという説もあります。
フレンチブルドッグが悩みやすい皮膚トラブルから愛犬を守れるよう、特にオメガ3脂肪酸に注目してドッグフードを選びましょう。オメガ3脂肪酸は青魚やサーモン、亜麻仁に豊富に含まれています。
愛犬の肌荒れが気になる場合は、これらの食材を原材料に使用しているドッグフードが向いています。
フレンチブルドッグの餌は骨・関節に良いもの
フレンチブルドッグは、椎間板ヘルニアや膝蓋骨脱臼になりやすい犬種です。骨や関節をサポートしてくれる成分が配合されているドッグフードを与えることでケアをしましょう。
骨や関節に良い成分としては、グルコサミン・コンドロイチン・メチルスルフォニルメタン(MSM)が代表的です。
グルコサミンは軟骨の再生や修復をする役割が、コンドロイチンは軟骨に水分や栄養を与えクッション性を高める役割があります。
グルコサミンとコンドロイチンは一緒に摂取することでより効果がアップする成分なので、両方が配合されているドッグフードは特におすすめです。
メチルスルフォニルメタン(MSM)は、炎症や痛みを和らげる効果があります。愛犬が関節痛で辛い思いをしている場合は、メチルスルフォニルメタン(MSM)が配合されたドッグフードを与えることで改善する可能性があるでしょう。
他にもコラーゲンやヒアルロン酸は骨や関節の健康維持に効果がある成分なので、フレンチブルドッグは積極的に摂取したいところです。
フレンチブルドッグの餌は無添加のものが良い
フレンチブルドッグのドッグフードも、安全性を重視して余計な添加物が不使用のものを選ぶことをおすすめします。添加物には発ガン性や、内臓障害のリスクが懸念されている危険な成分も存在するので注意が必要です。
危険な添加物はドッグフードに使用できる量が制限されているので、摂取してすぐに健康を害することはありませんが、長期間に渡って摂取し続けても悪影響が一切ないとは言い切れません。アレルギーの原因になる可能性や、老廃物を体内に蓄積させてしまい涙やけを引き起こすケースもあります。
完全無添加ではなくても危険性が高い成分を避けて、必要最小限の添加物の摂取に留めておくと体に優しいです。
たとえば着色料はドッグフードの色味を良くするための添加物ですが、犬は食べ物の色が良いからといって食欲が刺激されるわけではないので必要ない添加物です。
また香料や甘味料は風味を加えて食いつきを良くする効果がありますが、原材料に良質な肉や魚をたっぷり使用していれば素材の風味だけで食いつきが良くなるので、必要な添加物というわけではありません。着色料・香料・甘味料は不要な添加物と捉えて避けるようにしましょう。
完全に避けることが難しいのは、ドッグフードの品質保持の役割がある添加物です。フードに含まれる油脂はとても酸化しやすいので、フードの酸化を遅らせるために酸化防止剤を添加している製品は少なくありません。
酸化防止剤の中でもBHA・BHT・エトキシキン・没食子酸プロピルといった人工添加物は危険性が高いです。
一方で同じ酸化防止剤でも天然由来の成分であれば安全性が高いので、人工の酸化防止剤ではなく天然由来の酸化防止剤で代用しているドッグフードなら安心です。天然由来の酸化防止剤には、トコフェロール・ミックストコフェロール・ローズマリー抽出物・クエン酸などがあります。
またビタミン類やミネラル類など、栄養を補うために使われる栄養添加物も避ける必要はありません。むしろ骨や関節の健康に良い成分であるグルコサミンやコンドロイチンは、椎間板ヘルニアや膝蓋骨脱臼になりやすいフレンチブルドッグには積極的に摂取させたいところです。
必要性が高く体に優しい添加物はむやみに避けず、不要な添加物や危険性が高い添加物は避けるということをポイントにドッグフードを探しましょう。
フレンチブルドッグの食物アレルギーに合うドッグフードは??
フレンチブルドッグは皮膚が弱く、アレルギー性皮膚炎を発症しやすい犬種です。食物アレルギーが原因の皮膚炎であれば、ドッグフードをアレルギー対策になるものに切り替えることで症状を抑えられるでしょう。
食物アレルギー対策をしっかりできれば皮膚炎以外にも、お腹の不調や涙やけが改善する可能性があります。
愛犬のアレルゲンとなっている食材が特定できている場合は、その食材が含まれていないドッグフードを選べば安心です。原材料一覧をしっかり見て、アレルゲン食材が含まれていないかどうか確認しましょう。
どの食材がアレルゲンか特定できていない場合は、犬にとってアレルギーリスクが高い食材をできるだけ避けるようにすることで安全性を高められるでしょう。
アレルギーの原因になりやすい食材として穀物・牛肉・鶏肉・豚肉・乳製品・大豆などがあげられます。まずはこれらの食材が不使用の、低アレルゲンのドッグフードを与えてみることをおすすめします。
極力アレルゲンを取り除いたアレルギー食事療法食を選択するのも、アレルギー対策として効果的です。食物アレルギーによる症状が出やすい、皮膚や消化器の健康に配慮した内容になっている療法食もあります。
特定の疾病に特化した栄養バランスになっている療法食は、飼い主さんの自己判断ではなく獣医師の指導のもとで与えることが大切です。療法食によるアレルギー対策を考えている方は、まずは動物病院で相談してみてください。
フレンチブルドッグの餌で成犬に合うドッグフードは?
犬はライフステージによって適した栄養バランスが異なります。全年齢対応のドッグフードを選べば愛犬が何歳でも与えることができますが、より今の状態に適したフードを与えたい場合は子犬・成犬・シニア犬でドッグフードを切り替えるのもおすすめです。
フレンチブルドッグの成犬が食事に求めるのは、健康維持ができるという点です。毎日の主食として与えるなら、栄養バランスが整っているフードを選ぶことが大切です。
総合栄養食なら、1日に必要な栄養素を摂取できるよう栄養バランスに配慮されています。全年齢用もしくは成犬用の総合栄養食を選んでおくと安心ですね。
ライフステージだけでなく犬種にもより適したドッグフードだとうれしいという場合は、フレンチブルドッグ用のドッグフードを試してみるとよいでしょう。
たとえば「ロイヤルカナン フレンチブルドッグ 成犬~高齢犬用」なら、筋肉質で皮膚がデリケートなフレンチブルドッグの体質に合わせて、筋肉を維持できる高タンパクかつ皮膚に良い成分を配合したフードとなっています。
子犬のころに与えていたドッグフードが全年齢用の場合は、成犬になっても同じフードを継続して与えても問題ないですが、子犬用ドッグフードは成犬用よりも栄養価が高くなっています。
成長期の子犬に適した高カロリーのフードを成犬になっても食べ続けると、肥満になってしまうリスクが高いので注意しましょう。
フレンチブルドッグは1歳から成犬とみなされますが、生後10ヵ月ほどで成犬と同じ体格にまで成長しているはずです。生後10ヵ月くらいを目安に徐々に成犬用ドッグフードに切り替えていきましょう。
フレンチブルドッグの餌で子犬に合うドッグフードは?
子犬は成長のために成犬よりも多くの栄養素を必要としています。子犬は遊ぶのが大好きで活発に動き回るため、カロリー消費量がなおさら多くなりがちです。
栄養不足は正常な成長に支障をきたす恐れがあるので、成長期の子犬には栄養が豊富なドッグフードを選びましょう。また子犬は消化器官が未発達なので、消化に優しいフードだとなお良いですね。
全年齢対応のドッグフードという選択肢もありますが、子犬用のドッグフードならより子犬の体質に適しているものが選びやすいです。
たとえば「オリジン」は全年齢対応の「オリジン オリジナル」も「オリジン パピー」も高タンパクという点では共通していますが、「パピー」のほうが脂質とカロリーがやや高くなっているので、子犬にうれしい栄養バランスといえるでしょう。
栄養バランスの他に、食べやすさに配慮してあげることも大切です。口が小さい子犬は大きい粒のドッグフードは食べづらいので、食いつきが悪くなってしまう可能性があります。
無理やり丸呑みして喉に詰まらせてしまうのも心配です。美味しく安全にドッグフードを食べられるように、子犬には小粒のものを選ぶことをおすすめします。
【フレンチブルドッグの餌】フレンチブルドッグの餌で評判の良いものを比較
商品名 | 主原料 | 骨・関節に良い成分 | 皮膚に良い成分 | カロリー(100g) |
モグワン | チキン&サーモン | グルコサミン・メチルスルフォニルメタン(MSM)・コンドロイチン | オメガ3脂肪酸1.18%、オメガ6脂肪酸1.63% | 363kcal |
カナガン | チキン生肉・乾燥チキン | グルコサミン・メチルスルフォニルメタン(MSM)・コンドロイチン | オメガ3脂肪酸0.9%、オメガ6脂肪酸2.8% | 376kcal |
オリジン(6フィッシュ) | 新鮮丸ごと太平洋イワシ・新鮮丸ごと太平洋サバ・新鮮丸ごと太平洋ヘイク | グルコサミン・コンドロイチン硫酸 | オメガ3脂肪酸2.2%以上、オメガ6脂肪酸2.2%以上 | 394kcal |
オリジン オリジナル | 新鮮鶏肉・新鮮七面鳥肉・新鮮全卵 | グルコサミン・コンドロイチン硫酸 | オメガ3脂肪酸1%以上、オメガ6脂肪酸3%以上 | 390kcal |
アカナ ヘリテージ アダルト・スモール・ブリード | 新鮮骨抜き鶏肉・鶏肉ミール・七面鳥肉ミール | グルコサミン・コンドロイチン硫酸 | オメガ3脂肪酸1%以上、オメガ6脂肪酸2.6%以上 | 351kcal |
アカナ ライト&フィット | 新鮮骨抜き鶏肉・鶏肉ミール・七面鳥肉ミール | グルコサミン・コンドロイチン硫酸 | オメガ3脂肪酸0.9%以上、オメガ6脂肪酸2.2%以上 | 307kcal |
アカナ グラスフェッドラム | 草を与えられ育った生ラム肉・ラム肉ミール | グルコサミン・コンドロイチン硫酸 | オメガ3脂肪酸0.8%以上、オメガ6脂肪酸1.8%以上 | 339.3kcal |
UMAKA(うまか) |
鶏肉・玄米・大麦 | コンドロイチン・グルコサミン | 350kcal | |
ロイヤルカナン フレンチブルドッグ 成犬~高齢犬用 | 米・小麦・動物性脂肪 | グルコサミン・コンドロイチン | EPA/DHAを配合 | 404kcal |
ピッコロ | 骨抜きチキン生肉・骨抜き生サーモン・乾燥チキン | グルコサミン・メチルスルフォニルメタン・コンドロイチン | オメガ3脂肪酸0.8%、オメガ6脂肪酸2.5% | 約355kcal |
ネルソンズ ドッグフード | チキン(乾燥チキン・チキン生肉) | グルコサミン・コンドロイチン | 368kcal | |
サイエンスダイエット 小型犬用 アダルト チキン | トリ肉(チキン・ターキー)・トウモロコシ | グルコサミン・コンドロイチン硫酸 | オメガ3脂肪酸0.58%、オメガ6脂肪酸3.8% | 373.1kcal |
ポンポンデリ ドッグフード | 鶏肉・玄米・大麦 | コラーゲンペプチド | DHAが豊富な魚油を配合 | 351kcal |
ファインペッツ ドッグフード | 鹿肉・鶏肉・オートミール | a-リノレン酸2.908%、アラキドン酸n-6 0.032%、EPA/DHA配合 | 440kcal | |
ブッチ![]() |
ビーフ・ラム・チキン | オメガ3脂肪酸140mg以上、リノール酸9000mg / kg、リノレン酸1800mg / kg | 116kcal | |
ウェルネス | 白身魚・じゃがいも・えんどう | グルコサミン・コンドロイチン硫酸 | オメガ3脂肪酸1.25%以上、オメガ6脂肪酸2.5%以上 | 約356kcal |
ナチュラルハーベスト | ラム・ラムミール・精製白米 | グルコサミン・コンドロイチン硫酸 | オメガ3脂肪酸0.6%、オメガ6脂肪酸1.3% | 320kcal |
フレンチブルドッグに適しているドッグフードを調査し、他サイトでおすすめされている製品やランキング上位に選ばれている製品を独自の基準で比較してみました。
今回は以下の4つをフレンチブルドッグの健康維持に重要な基準としています。
- 主原料にどの食材を使用しているか、安全といえる品質のものか
- 皮膚に良い成分が配合されているか
- 骨・関節に良い成分が配合されているか
- カロリーは適切か
フレンチブルドッグにおすすめだと評判の17種類のドッグフードを比較し、特におすすめのドッグフードを5つピックアップしてみたいと思います。
まず「1. 主原料」についてですが、お肉かお魚をたっぷり使用していることが大切です。品質が確かではない肉や魚を使用しているフードは、特におすすめの5つからは外しました。
またフレンチブルドッグは食物アレルギーによる皮膚トラブルが起こりやすい犬種なので、犬のアレルゲンとなりやすい穀物が主原料に含まれているフードも外します。
続いて「2. 皮膚」に良い成分については、オメガ3脂肪酸の配合量に特に注目して比較しました。オメガ3脂肪酸は炎症を抑える働きがあるので、アレルギーによる皮膚炎に悩んでいる犬は積極的に摂取したいところです。
「3. 骨・関節」に良いグルコサミン・コンドロイチン・メチルスルフォニルメタン(MSM)といった成分が配合されているかどうかを確認したところ、17種類のドッグフードのうち15種類に何らかの骨・関節サポート成分が配合されていることが明記してありました。
さらにその中でも、一緒に摂取することで効果が高まるグルコサミン・コンドロイチン・メチルスルフォニルメタン(MSM)の3つの成分を全て配合している「モグワン」「カナガン」「ピッコロ」の3つは、特に骨・関節のケア効果が期待できるドッグフードといえそうです。
フレンチブルドッグは肥満に注意が必要な犬種でもあるため、「4. カロリー」にも注目しましょう。主原料の安全性に問題がなく健康サポート成分が配合されている製品でも、100gあたりのカロリーが380kcal以上のフードは今回はおすすめから外すことにしました。
カロリーが高めのためおすすめの5つからは外れましたが、多くのエネルギーを必要とする成長期の子犬なら、「オリジン オリジナル」(390kcal)や「ファインペッツ ドッグフード」(440kcal)もおすすめです。
以上を踏まえ、フレンチブルドッグに特におすすめのドッグフードとして厳選したのは「モグワン」「カナガン」「アカナ グラスフェッドラム」「ピッコロ」「ネルソンズ ドッグフード」の5つです。
「モグワン」と「カナガン」は全体的にバランスが良く、品質の高いお肉やお魚を豊富に使用している信頼できるフードです。骨・関節サポート成分が3つ配合されている点と、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸がバランスよく配合されている点でもおすすめできます。
比較した17種類のドッグフードには、鶏肉を主原料に使用したドッグフードが多いですが、犬にとって鶏肉はアレルゲンとなりやすい食材です。
鶏肉アレルギーの犬にもおすすめの製品として、ラムを主原料にした「アカナ グラスフェッドラム」をおすすめ品のひとつに選びました。
骨・関節に良い成分も2種類配合されており、皮膚に良い成分も含まれています。カロリーが低くてヘルシーなので、肥満が気になる犬にもおすすめです。
シニア犬におすすめしたいのが「ピッコロ」です。高タンパク・低カロリーで、骨・関節サポート成分が3つ配合されているのでシニア犬にぴったりですね。
皮膚に良い成分も配合されています。高齢になった愛犬により年齢に適した食事を与えたいという飼い主さんには、ぜひ試していただきたい製品となっています。
飼い主さんは愛犬のことを誰よりも理解しているので、愛犬のニーズを考慮してより適しているフードを選んであげてくださいね。
【フレンチブルドッグの餌】フレンチブルドッグの餌ランキング
フレンチブルドッグに適したドッグフードの中から、他サイトでおすすめされているものやランキング上位に選ばれているものを独自基準で比較し、特に良いと思えるものを5つ厳選しました。厳選の基準や理由は上記をご確認ください。
ピックアップした5つのドッグフードについて、1位から順にランキング形式でご紹介します。主原料や健康に良い成分の配合量、カロリーなどの詳細な情報を記述するので、愛犬と相性の良さそうなドッグフードを探していただければと思います。
主原料 | チキン&サーモン |
カロリー | 363kcal / 100g |
添加物 | 人工添加物不使用 |
内容量 | 1.8kg |
フードタイプ | ドライフード |
種別 | 総合栄養食 |
価格 | 5,038円(税込)※公式サイトの通常価格 |
「モグワン」は品質が良いチキンとサーモンを主原料にした、ドライフードの総合栄養食です。グレインフリーなので穀物アレルギーに配慮があります。
人工添加物は不使用で、欧州ペットフード工業会連合(FEDIAF)の厳しい基準をクリアした施設で製造されていることからも安全性が高いです。
生後2ヵ月の子犬からシニア犬まで年齢を問わずに与えられますが、100gあたり363kcal 、脂質は10%以上と全体的にヘルシーなので、栄養を多く必要とする子犬よりも肥満に気をつけたい成犬やシニア犬によりおすすめといえそうです。タンパク質は27%以上と高タンパクなので、フレンチブルドッグのがっしりした筋肉を維持してくれるでしょう。

主原料 | チキン生肉・乾燥チキン |
カロリー | 376kcal / 100g |
添加物 | 人工添加物不使用 |
内容量 | 2kg |
フードタイプ | ドライフード |
種別 | 総合栄養食 |
価格 | 5,038円(税込)※公式サイトの通常価格 |
「カナガン」は上質なチキン生肉と乾燥チキンを主原料にした、ドライフードの総合栄養食です。
グレインフリーなので穀物アレルギーの犬でも食べられます。原材料に含まれるチキン・ジャガイモ・卵はアレルギーリスクが高いので注意が必要です。
人工添加物不使用で、欧州ペットフード工業会連合(FEDIAF)の厳しい基準をクリアした施設で製造されていることから安全性は高いといえるでしょう。
主原料 | 草を食べて育った生ラム肉・ラム肉ミール |
カロリー | 339.3kcal / 100g |
添加物 | 人工添加物不使用 |
内容量 | 50g / 340g / 2kg / 6kg / 11.4kg |
フードタイプ | ドライフード |
種別 | 総合栄養食 |
価格 | 50g:297円 340g:1,628円 2kg:7,480円 6kg:18,700円 11.4kg:26,400円 ※GREENDOGで調査、全て税込価格 |
「アカナ グラスフェッドラム」は草を与えられて育った生ラム肉とラム肉ミールを主原料にした、ドライフードの総合栄養食です。
アレルギーリスクの低いラム肉を単一タンパク質として使用しているので、食物アレルギー対策におすすめのフードです。グレインフリーなので穀物アレルギーの犬でも大丈夫です。
人工添加物は不使用で、保存料も天然由来の成分で代用しているのが好印象です。地元産の新鮮な原材料を使用し、他社に製造を任せず自社キッチンで調理しているため安全性が保証されています。

主原料 | 骨抜きチキン生肉・骨抜き生サーモン・乾燥チキン |
カロリー | 約355kcal / 100g |
添加物 | 人工添加物不使用 |
内容量 | 1.5kg |
フードタイプ | ドライフード |
種別 | 総合栄養食 |
価格 | 5,038円(税込)※公式サイトの通常価格 |
「ピッコロ」は骨抜きチキン生肉・骨抜き生サーモン・乾燥チキンを主原料にした、ドライフードの総合栄養食です。
グレインフリーなので穀物アレルギーの心配はいりませんが、チキン・ジャガイモ・卵はアレルギーリスクが高い食材なので気をつけましょう。
人工添加物不使用で、欧州ペットフード工業会連合(FEDIAF)の厳しい基準をクリアした施設で製造されているなど安全へのこだわりも信頼できます。

主原料 | チキン(乾燥チキン・チキン生肉) |
カロリー | 368kcal / 100g |
添加物 | 人工添加物 |
内容量 | 5kg |
フードタイプ | ドライフード |
種別 | 総合栄養食 |
価格 | 9,196円(税込)※公式サイトの通常価格 |
「ネルソンズ ドッグフード」は乾燥チキンとチキン生肉を主原料にした、ドライフードの総合栄養食です。
グレインフリーなので穀物アレルギーへの配慮があります。人工添加物は不使用で、酸化防止剤は天然由来の成分で代用しているので安心です。
欧州ペットフード工業会連合(FEDIAF)の厳しい基準をクリアした施設で生産されていることからも、安全性は高いといえるでしょう。
【フレンチブルドッグの餌】フレンチブルドッグの餌/おすすめはこれ!
フレンチブルドッグの餌にはモグワンがおすすめです。
モグワンはフレンチブルドッグの筋肉を成長・維持するために必要なタンパク源としてサーモンやチキンを用いたプレミアムなドッグフードです。
グルコサミン・メチルスルフォニルメタン(MSM)・コンドロイチンもしっかり配合され関節への配慮もバッチリ。
食いつきの良さが評判で累計100万袋の販売実績がある大人気ドッグフードです。
【フレンチブルドッグの餌】フレンチブルドッグが餌を食べないときの対処法
フレンチブルドッグは食欲旺盛な子が多い犬種ですが、ドッグフードをなかなか食べてくれないこともあります。
犬がドッグフードを食べない原因としては、与えたフードの味や匂いが好みに合っていない、フードの粒の大きさや硬さが愛犬に合っていなくて食べづらい、食事に関してわがままになっているなどが考えられるでしょう。
人間に食べ物の好みがあるように、犬にも好みがあります。ドッグフードの味や匂いが好みに合っていない場合に食いつきが悪くなってしまうのは仕方がないことです。
特に犬は匂いによって食欲が左右される動物なので、犬が好む匂いがする動物性タンパク質が豊富なドッグフードを選ぶことをおすすめします。
動物性タンパク質が豊富であっても、お肉が大好きな犬に魚を主原料にしたフードを与えると食べてくれないなど、何をタンパク源にしているかどうかでも食いつきが変わってくる可能性があります。
愛犬が特に喜んで食べるドッグフードの原材料をチェックして好みを把握しておくと、ドッグフード選びの際に参考にできるでしょう。
フードの粒が大きすぎたり硬すぎたりして食べづらい場合も、食いつきが悪くなってしまいます。包丁などを使って小さく割ってあげたり、ふやかして柔らかくしてあげたりすると食べやすくなるので試してみてください。
ふやかす時はぬるま湯を使うと、ドッグフードが温まって香りが立ちます。食いつきを良くする効果も得られるので、30~40度くらいのぬるま湯でふやかしてください。
温度が高すぎると、愛犬が食べる時に火傷をする危険性があるので注意が必要です。歯や歯ぐきに痛みがあってドライフードを噛めない犬にも、フードをふやかしてから与えるのがおすすめです。
愛犬におねだりされるままにドッグフードやおやつを与えていると、食事に関してわがままになってしまうことがあります。食事の時間にすぐに食べなくても、後からお腹が空いたことを訴えればいつでも飼い主さんが食事を用意してくれる状況だと、犬は決められた食事の時間を守る必要性を感じなくなってしまいます。
またドッグフードを食べずに待っている愛犬に、ドッグフードの代わりにおやつを与えたりするのもよくありません。ごはんを食べなければもっと美味しいおやつをくれるのだということを学習すると、愛犬がわがままを繰り返すようになってしまうでしょう。
決められた食事の時間にドッグフードをしっかり食べなくてはならないということをわかってもらうために、少々厳しくしつけをすることも大切です。
ドッグフードを与えてからしばらく食べなければ下げてしまう、おねだりされてもおやつをドッグフードの代わりに与えないなど甘やかさないようにしてみてください。
この他にも、体調不良やストレスが食欲低下の原因になる場合があります。愛犬の食欲がない時はどこか不調がないか様子をよく見てください。病気の疑いがある場合や、2日以上ドッグフードを食べない状態が続く場合は動物病院で相談してみましょう。
愛犬がドッグフードを食べない理由を考えて、原因ごとに適した対処法をとってください。
【フレンチブルドッグの餌】フレンチブルドッグの餌の量や回数は?
子犬・成犬・シニア犬という3つのライフステージごとに、フレンチブルドッグの食事量はどのように決めればよいのか、また与える時の注意点について解説します。
ドッグフードはパッケージや公式サイトに、年齢や体重ごとの1日の給与量の目安が掲載されています。しかし愛犬が避妊・去勢手術を済ませているかどうか、肥満傾向があるかどうかなどの条件も考慮して、より適切な給餌量を計算することも可能です。
1日の給餌量の計算方法は以下の手順になります。
- RER(安静時の必要カロリー)=70×体重(㎏)0.75
- DER(1日に必要なカロリー)=RER×係数
- 1日のドッグフードの給与量=DER÷ドッグフード100gあたりのカロリー×100
フレンチブルドッグの子犬の餌の量
生後6ヵ月で体重5kgのフレンチブルドッグの子犬を例に、給餌量を計算してみましょう。
まずは「1. RER(安静時の必要カロリー)」を求めるために、体重の0.75乗を計算します。0.75乗は「体重×体重×体重」に電卓で√を2回押しましょう。その結果に70をかけると安静時に必要なカロリーが算出できます。
125√√=3.3437015…
70×3.3437015…=234.059…
安静時に必要なカロリーは、「234.059…kcal」ということがわかりました。
続いて「2. DER(1日に必要なカロリー)」を計算します。ここで使用する係数とは、犬のライフステージや健康状態などに応じた数字になります。
生後4ヵ月以内の子犬の係数は3.0,生後4ヵ月~成犬までの子犬は2.0なので、生後6ヵ月の子犬の係数は2.0を選びます。計算式のRERには、上記で算出した「234.059…」を当てはめます。
1日に必要なカロリーは「468.118…kcal」という結果になりました。
ではいよいよ「3. 1日のドッグフードの給餌量」を計算しましょう。与えるドッグフードは100gあたり400kcal のものを例とします。計算式のDERには、「468.118…」を当てはめます。
生後6ヵ月で体重5kgのフレンチブルドッグの子犬に100gあたり400kcalのドッグフードを与える場合、1日の給餌量は約117gが適切という結果になりました。
フレンチブルドッグの成犬の餌の量
成犬や老犬の給餌量も、同じ計算式を使って算出できます。DER(1日に必要なカロリー)を計算する時に必要な係数は、以下を参照してください。
- 成犬(避妊・去勢済み):1.6
- 成犬(避妊・去勢をしていない):1.8
- 老犬:1.4
- 肥満傾向がある犬:1.0~1.2
愛犬の体重や年齢などの情報、ドッグフード100gあたりのカロリーを入力すると自動で1日の給餌量を計算してくれるサイトもあるので、自分で計算する手間を省きたい方は利用してみてくださいね。
ただし算出した給餌量はあくまでも目安です。犬の個体差や運動量、ライフスタイルなどにより適切な給餌量は差が出るので、実際に愛犬にフードを与えてウンチの状態を見て給餌量が合っているかをチェックしてください。
ウンチが柔らかい場合はフードはもっと少なめにしてみましょう。逆にウンチが硬い場合は少し給餌量を増やしてみてください。
ライフステージごとのドッグフードの与え方についてもポイントを解説します。
子犬は消化器官が未発達で、一度にたくさんのドッグフードを食べると消化不良を起こしやすいので気をつけましょう。
お腹の負担にならないように、生後4ヵ月ごろまでは1日の食事回数を3~4回に分けてください。生後5~6ヵ月ごろになると消化機能が発達してくるので、様子を見ながら1日2回に切り替えていきましょう。
生後4ヵ月ごろまではドライフードをぬるま湯や犬用のミルクでふやかして与えると、お腹に優しいうえに顎の力が弱い子犬でも食べやすいのでおすすめです。
生後5ヵ月を過ぎたら噛む力を鍛えるためにも、硬いままのドライフードを食べることに慣らしていきましょう。
フレンチブルドッグは、生後10ヵ月ほどで成犬の食事量と食事内容に切り替えます。食事は基本的に1日2回です。子犬用フードから成犬用フードに切り替える時は、消化器官に負担がかからないように今まで食べていたフードに新しいフードを混ぜて、1週間~2週間程度かけて少しずつ切り替えていってください。
避妊・去勢手術をした犬は、食欲が増すうえに代謝が低下するので肥満になりやすい傾向があります。適正体重を維持できるよう、愛犬の体重の増減をチェックしてドッグフードの給餌量を調整しましょう。
フレンチブルドッグの老犬の餌の量
老犬は消化機能が衰え、代謝も落ちます。成犬のころより20~30%程度少なくした給餌量で十分でしょう。食事回数は成犬と同じく2回のままでもよいですが、愛犬の消化の負担になっているようなら3回に分けて負担を軽くしてあげてください。
ドライフードはぬるま湯でふやかすと消化に優しく、歯や顎の力が弱った老犬でも食べやすいです。硬いままのドライフードを食べづらそうにしていたり、お腹の調子が優れなかったりする様子が見られたら、ふやかしてから与えてみてください。
老犬は食欲が低下して、ドッグフードをなかなか十分な量食べてくれなくなる子もいます。ドライフードよりも嗜好性の高いウェットフードを与えてみたり、愛犬の好きな食材をトッピングしてみたり、高齢になっても美味しくごはんを食べられる工夫が大切です。