愛犬のガンを予防するためにできること
私たち人間にとってガンとは生活習慣病の一種です。わんちゃんのガンの予防は実際人と違って難しい場合も多いですが、体調管理・食生活・生活環境・運動など、日々の生活習慣の中で気を付けることができることもあります。
愛犬のガンを予防するためにできる6つのことをご紹介します。
太りすぎ(肥満)・痩せすぎに気を付けること
太りすぎ(肥満)である犬は脂肪が邪魔をして体を触ることが難しく、しこりに気づきにくい場合があります。適切な食事を与えられていないこと、おやつの食べ過ぎ、運動不足などが太りすぎの主な原因でしょう。
愛犬の現在の体重を把握しているでしょうか。愛犬の適正体重を把握しているでしょうか。適正体重はどれくらいなのか、ご自分でわからない場合には獣医さんに聞いてみてください。
逆に痩せすぎもわんちゃんの体に負担をかけてしまいます。これもまた、適切な食事を与えられていないことや運動不足が原因でしょう。愛犬の適正体重を把握し、しっかり管理してあげるようにしましょう。
適切な運動をさせること
日々の運動は健康を維持するために欠かすことのできないものです。朝は時間がないから、帰宅が遅いから、仕事で忙しいから、などの言い訳をし、ほとんどお散歩や運動に連れて行ってあげる事が出来ていないという飼い主さんもいらっしゃるようです。
普段はお仕事で忙しいでしょうし、時間がないかもしれません。思いっきり運動させてあげられるほどの体力がないという飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。せめて、週末やお仕事がお休みの日だけでも適切な運動をさせてあげてください。
一緒に運動することが難しいのであれば、ドッグランへ連れて行ってあげてください。5分でも良いです、近所の公園でも良いです、毎日お散歩に連れて行ってあげてください。運動不足によって大きなストレスを抱えている犬もたくさんいます。それが体調不良を引き起こす原因になることもあります。
生活環境を整えてあげること
動画やLIVE配信を観ていると、愛犬が同じ部屋にいるにも関わらず、タバコを吸っている方をよく見かけます。タバコはガンの原因になりやすいですが、それは犬も同じです。
犬が直接自分の口からタバコを吸うわけではありませんが、副流煙によって愛犬がガンを発症してしまう可能性があります。愛犬のいる部屋では吸わない、ベランダや外へ出て吸う、犬と暮らすためにタバコをやめるなどの対応をされてはいかがでしょうか。
去勢手術や避妊手術を行うという選択肢があるということ
私の愛犬たちは一代目から四代目まで手術を行ったことはありません。しかし、ガンなどの病気を予防するための選択肢としてあることは理解しています。
去勢手術を行った場合に予防することができる病気には、
- 精巣腫瘍
- 前立腺腫瘍をのぞく前立腺疾患(前立腺肥大や前立腺炎)
- 会陰ヘルニア
- 肛門周囲腺腫
などがあります。
避妊手術を行った場合に予防することができる病気には、
- 卵巣嚢腫
- 卵巣腫瘍
- 子宮蓄膿症
- 乳腺腫瘍(初回発情前に卵巣を摘出した場合)
などがあります。
まとめ
犬のガンは予防することができます。上記でご紹介した生活習慣に注意するだけでも予防することができる確率はうんと上がると思います。
最も良い方法は「定期的な健康診断を受けさせること」です。私の愛犬たちは年に2回の健康診断を受けています。早期発見と早期治療に繋げるためです。
また、ノミ・マダニの予防薬をまとめ買いではなく毎月病院へ買いに行くようにしており、その際に獣医さんの問診・触診・聴診などを受けるようにしています。私にはわからない小さな異変にも獣医さんなら気づくことができるからです。
健康診断の費用を心配されるのであれば、数千円で検査が可能な血液検査だけでも良いと思います。異常が見つかった場合のみ大きな検査を受ければ良いのですから。しかし、ガンなどの病気を予防するためには、やはり定期的な健康診断が必要だと思います。