夏に起きやすい『犬の体調不良』4選!こんな症状をしていたら動物病院へ!

夏に起きやすい『犬の体調不良』4選!こんな症状をしていたら動物病院へ!

近年、日本の夏は厳しい暑さから過酷とも言える環境になってきました。ここでは夏に起こりやすい犬の体調不良の症状や対応方法について詳しく解説していきたいと思います。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

夏に起きやすい犬の体調不良①食欲の低下

フードを食べないゴールデンレトリバー

夏に起きやすい犬の体調不良として、最も多く聞かれるのが食欲の低下です。暑さが原因で夏バテになり、その主な症状として食欲不振や嘔吐、下痢などの消化器官系のトラブルが起こるのです。

気温が上がると汗をかいて体温調節ができない犬はパンティング(ハアハアとした荒い呼吸)で体の熱を気化させることでしか、熱を逃がすことができません。その結果、熱が体内にこもってしまい食欲の低下など様々なトラブルが引き起こされてしまうのです。

夏バテなどで食欲がないときに無理に食べさせることはできませんし、無理して食べても嘔吐してしまうことがあります。まずは水分をきちんと取れるようにした上で、ふやかしたドッグフードやおかゆなど、消化器官に負担をかけない食事を出してあげるようにしましょう。

食欲を誘うために、かつおぶしやしょうゆなどを風味づけに使ってもOK。あまりにも食べない日が続くようであれば、点滴で水分や栄養補給をすることもできるので動物病院に相談するようにしましょう。

夏に起きやすい犬の体調不良②熱中症

暑そうに芝生を歩くブルドッグ

夏に起きる犬の体調不良として、特に気をつけたいのが熱中症です。熱中症は、実は命に係わるとても怖いトラブルであることを覚えておきましょう。

熱中症は41度を超える高体温や脱水状態によって、体内のあらゆる細胞がダメージを受けて様々な臓器障害を引き起こしていきます。嘔吐や下痢といった軽度の症状から、低血圧や不整脈、肺水腫、脳出血、痙攣発作、意識障害など命を脅かす危険のある症状を引き起こすことも。

また、熱中症の怖いところは進行が非常に早いことにあります。ほんの数分~数十分のうちに熱中症が引き起こされ、適切な処置が行われないと最悪の場合死に至ってしまいます。

熱中症は閉め切った車内や室内で起こりやすいので、暑い季節は車内で留守番をさせることは絶対にしないようにしてください。また、家の中の室温管理をしっかり行い、散歩は涼しい時間帯を選んだり濡らして冷やした洋服を着せたりして熱中症対策をするようにしましょう。

夏に起きやすい犬の体調不良③食中毒

獣医師の診察を受ける犬

夏は気温・室温が高いことから食中毒などを起こしやすいとも言われています。食事の時間にご飯を出して与えるだけであれば、食中毒の心配はほとんどないと思います。

しかし、夏バテで食欲が低下して食事を残しがちな場合、「置いておけば食べるかも」とそのまま置きっぱなしにすることで食べ物が腐ってしまうことがあるので注意しましょう。食べないときはすぐに片付けるようにして、与えるときにだけ食べ物を出すようにしましょう。

また、公園や道に落ちている食べ物が腐っている可能性も高いので、散歩中などに落ちているものを拾い食いする癖のある犬は十分注意してください。

夏に起きやすい犬の体調不良④皮膚トラブル

後ろ足で顔を掻いている犬

夏は皮膚炎などのトラブルが起こりやすい季節でもあります。皮膚炎の原因は様々ありますが、まず夏に気をつけたいのがノミによるアレルギー性皮膚炎です。夏はノミなどの害虫が大量発生するため、草むらなどに近寄っただけでそれらが犬の体に寄生してしまうことがあります。

ノミは予防薬や虫よけスプレーを活用したり、散歩後の犬の体をチェックしたりすることで寄生を防ぐことができるので、しっかりとケアしてあげましょう。

また、夏は気温だけでなく湿度も高いことから、マラセチアと呼ばれるカビによってマラセチア性皮膚炎が引き起こされることもあります。湿度が高いことで皮膚が蒸れやすく皮膚炎などが悪化しやすいので、皮膚トラブルが起きているときはできるだけ早めに対処するようにしてくださいね。

まとめ

ペットボトルから水を飲む犬

夏の暑さや湿度は犬の体に大きな負担を与えます。食欲低下や皮膚トラブルなど軽度なものから、熱中症や食中毒といった命を脅かす危険性のあるものまで様々ですが、大切なのは犬の体調の変化をしっかりと把握することです。

食欲や排泄・行動の変化を観察し、食事や水分を取れずぐったりするようなことがあればすぐに動物病院に連れていくようにしましょう。様子見も大切ですが、飼い主さんが少しでもおかしいと感じる様子があるときは、遠慮せず獣医師に相談するようにしてくださいね。

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