わんちゃんがかかる皮膚病の種類
マラセチア性皮膚炎
特に脇や内股、指の間など通気性の悪い部分にべたつき、赤み、かゆみ、脱毛などの症状が出ます。
外耳炎の併発も多く、ベタベタした真っ黒な耳垢がみられます。
マラセチアは健康な皮膚にも常在し、皮脂を栄養に生活しています。高温多湿の環境や、皮脂が過剰に出てしまう脂漏症などは、マラセチアが増える原因の1つとなります。
膿皮症
皮膚に赤いブツブツができたり、膿がたまったり、かさぶたになったりします。症状は背中やお腹に出ることが多いです。
アレルギー性皮膚炎
主に顔周り、脇の下、内股、足先がかゆくなったり赤くなります。外耳炎の併発もよくみられますね。
アレルギーのうち、ハウスダストや花粉など環境に原因があるものを「アトピー」といい、3歳頃までに発症することが多いです。
皮膚トラブルを防ぐには
皮膚トラブルは様々な要因が重なって、治療が長引くことも多いです。
また、犬種や体質によっては、一生付き合っていかなければならない子もいます。
皮膚トラブルのリスクを少しでも減らすためにも
- 定期的にブラッシングやシャンプーなどのお手入れをする
- お部屋をキレイにし、温度や湿度を適切に保つ
以上の2つは徹底するようにしましょう。
また、わんちゃんの様子をよく観察して、皮膚が赤かったりかゆかったり、カサカサしたりベタベタしている場合は、早めに動物病院を受診しましょう。