犬の糖尿病とは、どんな病気か
- インスリン産生の減少
- インスリンを消費しずぎる
- グルコース(糖)を、体内で利用できなくなる内分泌疾患です。
糖尿病になりやすい犬種は、肥満・非避妊犬です。
犬の糖尿病発症年齢は、7歳から9歳ごろになりやすいといわれています。
犬の糖尿病の種類について
- Ⅰ型糖尿病→インスリンの分泌が不足している状態で、免疫が関連しているといわれています 。(インスリン依存性糖尿病【IDDM】ともいう)
- Ⅱ型糖尿病→シンスリンは生成されるが、十分には生成はされません。(インスリン非依存性糖尿病【NIDM】ともいう)
犬の糖尿病の怖さについて
治療しないまま放置してしまうと、急激に白内障を起こしてしまったり、体内のpHバランスがくずれてしまいショック症状を起こしたりします。細菌感染の抵抗力が低下してしまい、”膀胱炎などの感染症を起こしたり、ケガをすると治りにくくなってしまいます。最悪の場合には亡くなってしまいます。
犬の糖尿病の症状について
- 食欲増加
- 口が渇くので、大量に水をほしくがる
- 体重減少
- 頻尿
その他
脱毛
皮膚感染
白内障
無気力
尿路感染症
毛が固くなる
犬の糖尿病の原因について
- 肥満
- 遺伝的な要因
- 運動不足
犬の糖尿病の早期発見方法について
水の飲む量がいつもとちがっていたり、尿の量が多い、頻尿といった症状がでたら、病院へ行きましょうね。
犬の糖尿病の治療方法について(一度かかってしまうと、完治はしない病気です)
- ”インスリン療法”で、血糖コントロール
- 食事管理療法
- 運動療法
- 体重管理
犬の糖尿病の今後の生活について
毎日インスリンを皮下注射して、生活をしていきます。効果がでるのは、だいたい注射後3時間くらいで、18~24時間持続効果があります。ただし、インスリンにもさまざまな種類がありますので効果の持続時間や、効果が最大に現れる時間はインスリンの種類や打つ回数によって変わります。
インスリンの注射量は、多くても少なくてもいけないです。多すぎると、低血糖発作を起こしてしまうし、少なすぎると、血糖値が十分に低下しない状態になるので、注射の効果の意味がなくなってしまいます。
最後に、日ごろから気を付けたいことは、なにがあるのか
- 毎日の食事管理
- 毎日の運動管理(”肥満予防”をしていってください)
- 犬の飲水量は、目安として1キロあたり1日50ml
- 犬の尿量は、体重1キロあたり1日20~40ml
体重管理について
急に体重を減らすのではなく、徐々に体重を減らしていきましょう。
運動管理について
- 毎日同じ時間に運動をする
- 毎日同じ量の運動をする
- 毎日同じ量の運動時間にする
終わりに
犬の病気を防ぐのは、やはり”飼い主の愛犬健康管理”が一番ということが、よくわかります。かわいいからといって、人間の食べ物をちょくちょく与えてしまうと、肥満になり、糖尿病になる可能性が高くなるので、かわいいのであれば、人間の食べ物をちょくちょくあたえるのをやめることが、愛情なのかなあとも感じました。
我が家は、3匹の多頭飼いなので、それぞれが病気にならないように、しっかりと愛情をもって、生活管理をしていきたいと思います。
糖尿病の管理食もあるので、一部サンプルとして載せます。