癌ってどうやってできてしまうの?
癌というものは医療が進歩するにつれその存在が明らかになりつつある病気ですが、現在までなぜ癌が起きてしまうのかといった根本的で断定的な原因は犬でも人でも分かっていません。
一部の科学者がパソコンのフリーズのように遺伝子に誤作動が起きることで癌ができると言えば、他の科学者はウイルスのような病原菌に感染することによって起きてしまうと言ったり、また他の科学者は体が健康維持するために勝手に作られたものが原因で起きてしまうと言ったように、科学者の間でも議論が絶え間なく起きてしまう永遠の難題になりつつあります。
しかし、そんな癌でも日常生活の中に癌が発生するリスクを上げてしまう物質があり、これを簡単に「発がん性物質」と言います。「発がん性物質」には主に放射線や着色料などの食品添加物などが知られています。
また、犬の悪性リンパ腫において発生のリスクを上げる物質は実は技術が生み出したものであることが最近知られるようになりました。
技術が生み出した悪性リンパ腫の原因って!?
技術が生み出したものと言えば例えば携帯電話だったり自動車といったものがあり、これらがリンパ腫のリスクを上げるなんて耳を疑いたくなりますよね。
しかし人間にとって快適な環境でも、犬にとっては健康的ではない環境だったりします。しかしそれは飼い主のあなたが意識することで防げるものが多くあるのです。
下記の日常生活に潜むリンパ腫のリスクを上げる3つの原因物質には特に注意をしてください!
磁気
磁気と聞くと小学生のころに理科で学んだ磁石の周りを飛んでいる見えない力を想像しがちですが、携帯電話からもテレビからも外にある電線からも磁気というものは出ているのです!
1995年にアメリカのコロラド州で行われた調査によると、電線から発せられた磁気が原因で犬の悪性リンパ腫のリスクが上がったという結果があり、現在電線だけではなく無線ネット環境や携帯電話、ゲーム機、bluetoothなど様々なものから磁気が発生していることを考えるとそのリスクは95年に比べとてつもなく高いレベルであなたの愛犬は悪性リンパ腫のリスクにさらされていると分かります。
この調査は一方で因果関係はないという否定の論文も出ているので、確実にこれがリンパ腫を引き起こしているとは断定的に言えませんが、少なくともリスクが上がっていることが分かります。
人工芝
最近はサッカーやラグビーの強いスポーツ進学校やサッカーグラウンド等のスポーツ施設やドッグランといったレクイエーション施設にも徐々に普及し始めた人工芝ですがこの人工芝の土に使われている黒いゴムも犬の悪性リンパ腫のリスクを上げる原因物質となっています。
あの黒いゴムは主に廃タイヤをはじめとする再生可能なゴムが原料で使われており、それらにはカーボンブラックやベンゼンといった人間にも癌を引き起こしてしまう発がん性物質が多く含まれています。
2009年アメリカのワシントン大学のサッカー部に所属してた選手2名が悪性リンパ腫と診断され調べると体内に平均以上のベンゼンやカーボンブラックが含まれていたといった事件があったように人間の悪性リンパ腫のリスクを上げる原因となってしまいます。
ましてや犬は人間よりも地面から顔までの距離がとても近く、鼻が湿っているおかげで黒いゴムがとてもつきやすいですのでそれだけ黒いゴムが体内に入りやすいです。
クッション剤としてはとてもよく足に負担がかかりにくいものではありますが飼い主であるあなたの見えないところで犬が吸収している可能性があるので注意してください!
喫煙
最近はタールの出ない電子タバコが普及し始め紙タバコを吸う人は少なくなりつつありますが、電子タバコでも紙タバコでもどちらでもあなたと犬の悪性リンパ腫のリスクを上げる原因となっています!
もしあなたがたばこを吸いたい!と思うのであれば犬が見えない場所で、できれば外で吸うように心がけましょう!
2005~2016年にポルトガルで行われたある調査で、悪性リンパ腫を発症した23頭の犬の生活環境を調べたところ、19人の飼い主が喫煙習慣を持っているということが判明した通り喫煙と犬の悪性リンパ腫には因果関係があると証明されました。
喫煙はあなたにとっても愛犬にとっても悪い影響を起こしてしまいますのでなるべく吸わないようにしましょう!
まとめ
今回は日常生活に潜む犬の悪性リンパ腫のリスクを上げる3つの原因物質を紹介しました。
- 磁気
- 人工芝に含まれる黒いゴム
- 喫煙
これらから分かる通り、飼い主であるあなたの意識次第で悪性リンパ腫の脅威からあなたの愛犬を守ることができるので、この記事を読んだ方は少し意識して生活をしてみてください!
決してこれが原因で必ず悪性リンパ腫が起こるというわけではありませんが、癌というものは様々な原因が歯車のように噛み合わさって起きてしまいますので、その原因を1つでも減らすことで犬にとって健康な環境が生まれるのでしょう!