犬の飼い主2000人を対象にしたアンケート調査!
アメリカにある、犬のためのGPS付き首輪を作っている会社が犬の飼い主に対しておもしろいアンケート調査を実施しました。
2000人の飼い主さんたちに、人間と犬の関係が身体的、情緒的、精神的にどれくらいの影響を与えているかというテーマで構成されているアンケートです。
どのような結果が出たか、ご紹介していきます。
犬は飼い主の健康をサポートしてくれる
犬と暮らし始めてから体が健康になったという声はよく耳にしますね。
アンケートでは、身体の健康について次のような回答が集まりました。
- 犬のおかげで日常的に運動するようになった・・・67%
- 犬のおかげで1日に2回以上家の外に出るようになった・・・62%
- 犬と暮らし始めて、体重や血圧など健康面の数値が改善した・・・68%
身体面だけでなく、次のような集計結果も出ています。
- 犬のおかげで情緒的、精神的に良い状態になったと感じた・・・82%
- 犬のおかげで良い人間になったと感じる・・・88%
さらに具体的な例では次のようなものもありました。
- 大切な人の死を経験した時、犬の存在に救われた・・・40%
- 深刻な別離を経験した時、犬の存在に救われた・・・20%
犬は様々な形で、身体的、情緒的、精神的に飼い主の健康を支えてくれていることが分かりますね。
「犬は人間の最高の友」を証明する人間の行動
「犬は人間の最高の友達」というのはよく言われる言葉ですが、多くの人がそれを地で行くような行動をしていると回答しています。
- 犬に対して人間の友達と同じように話しかける・・・81%
- 他の誰にも言わない秘密を犬には打ち明けられる・・・73%
犬は最高の聞き手で、決して批判したりお説教したりはしないですものね。
また、半数以上の人が仕事をした長い1日の後に犬の顔を見ると心から幸せになると回答しています。
生活そのものも犬が左右する
健康面や言葉をかけるということよりも、もっと具体的な生活の中の様々なことにも、犬の存在が影響していることもわかりました。
- 生活の中の大切な選択は犬第一で考慮して決める・・・78%
確かに住居などは生活の中の重要な部分であり、犬のことを考慮しなくては決められませんね。
他にも人によっては職業や人との付き合いにも犬が影響することがあるかもしれません。
それを示すような回答結果も集まっています。
- 恋人が自分の犬を嫌いだというのは別れの理由になりうる・・・80%
- 犬と極力離れていたくない・・・75%
半数以上の人が「犬と過ごすために社交上の付き合いを断ることがある」とも答えています。
まとめ
いかがでしたか?犬が飼い主の心と身体の健康に貢献しているなどの項目は「そんなことは前から言われてるし、わかりきってるじゃない?」という気もしますが、具体的にどれくらいの割合の人がこんな風に考えているかが判るのはおもしろいなと思いました。
また犬に秘密を打ち明けたり、恋人が犬を嫌いと言えば別れるかもしれないという人の多さは「な〜んだ、世の中のこんなにたくさんの人も犬バカなのね」とちょっと嬉しくもなったりしました。
これはアメリカでの調査ですが、日本での調査だとどんな風になるのかも興味があるところですね。
そして最後にひとつ。
アンケートの回答からわかる通り、実に多くの飼い主さんが愛犬に支えられています。55%の人が犬と暮らす最大の美点は「犬からの無条件の愛情」と答えていることにも、それが現れています。
そんな風に私たちを無条件に愛し心も身体も支えてくれる犬たちに対して、彼らが本当に犬らしく生き、犬としての幸せを感じて生きているかを、人間本位ではない視点で考えていかなくてはいけないと肝に銘じたいと思います。