仔犬は栄養補助、成犬はダイエット、シニアは歯の健康維持。正しいオヤツの選び方

仔犬は栄養補助、成犬はダイエット、シニアは歯の健康維持。正しいオヤツの選び方

我が家の愛犬の年齢や体型と共に徐々に変わっていったオヤツ遍歴。その遍歴とオススメしたいオヤツのレビュー、与える頻度やタイミングをご紹介させていただきます。

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記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

##チューデント##

我が家のおやつ

我が家の愛犬(ミニチュアダックス♀)は、子犬の頃からオヤツが大好きで、当時はフードは食べないけどオヤツだけは完食するという困ったワンコでした。
なので、その頃に食べさせていたオヤツは、野菜やお肉が沢山入っているチップスや、カルシウムたっぷりのミルク風味のクッキーやガムが多かったです。
そして避妊手術を終えた3歳過ぎからは食欲が旺盛になり、逆に太り気味になってダイエットさせていたので、オヤツは与えないか低脂肪のボーロかワンコ用のニボシを食べさせていました。
で、
9歳を迎えてシニアワンコへ一歩足を踏み入れた今は、歯の健康を考えて、無理のない範囲で長く噛めて歯と顎を鍛えてくれるハードガムをオヤツにしています。

チューデントについて

##チューデント##

では、現在我が家の愛犬が食べているオヤツを1つご紹介します。 ハーツというメーカーから出ている「チューデント」というハードガムです。 チューデントは他のガムとは違う形状をしているのが特徴で、両端が竹ぼうきのように細かく分かれているんです。 これは“フリンジブラッシング”と言って歯の間の汚れや歯垢をうまく絡め取ってくれる構造になっています。また先端は丸められていて、歯茎にも優しく作られています。 そしてワンコの大好きなチキンフレーバーがたっぷりと浸透していて、スルメの様に噛めば噛むほど味が出てくる仕組みになっているので、我が家の愛犬もガジガジと夢中で噛み続けています♪

あげるタイミング

次にオヤツをあげる頻度ですが、我が家の愛犬の場合は年齢に合わせて回数を減らしました。
子犬の頃はご飯を食べない分の栄養補助として食べさせていたので、1日3~4回与えていました。
それから成犬になり、ダイエット期に入った頃は、0~2回に減らし、体重が元に戻ったら2回に増やしてあげていました。
そして今現在シニア期に入ってからは体に負担のかからないよう1日1回または半分の量にして2回になっています.。
愛犬は「それだけじゃ足りないよ」と不満げな態度を見せてきますが、そこは心を鬼にして見て見ぬ振りをしています(笑)

ところで皆さんは愛犬にどういうタイミングでオヤツをあげていますか?
きっと多くの方は朝ご飯と夕ご飯の間と言う方が多いと思いますが、実は我が家は夜寝る前にあげています。
日中家に居ないのもありますが家の子の場合は目薬の投薬があるので、その投薬プラス歯磨きや耳掃除等のケアのご褒美としてあげているんです。
なのでカロリーの低いチューデントは本当に助かります!
そしてあげる前には「お手」「おすわり」等の芸もやってもらってます。たまにやらないと忘れてしまいますし(笑)

まとめ

オヤツはワンコにとって散歩やご飯と並ぶ楽しみであり、またストレス解消でもあります。
でも年齢や体型の変化によっては身体に負担がかかってしまうので、私達飼い主が量や種類を変えて工夫する事が大切ですね。

監修獣医師による補足

この飼い主さんのように、愛犬の食欲や体型、年齢に合わせて与えるおやつを変えていくのは良いことですね。持病があって食事療法食を食べているワンちゃんは、与えても良いおやつを必ずかかりつけの獣医師に相談して下さい。トリーツのラインアップもある食事療法食もあります。また、ひまつぶしやトレーニングのご褒美におやつをあげたいけれども、ダイエット中で出来るだけ摂取カロリーを減らしたい場合には、普段の食事からとり分けたフードをおやつに使うと良いでしょう。愛犬が喜んで食べてくれるなら、おやつ用に特別な物を用意しなくてもいいのです。

獣医師:木下 明紀子

##チューデント##

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