季節を感じられる手作りの朝ごはん
市場やスーパーには、秋の美味しい果物や野菜が並び、過ごしやすい季節になってきました。先日、愛犬の朝ごはんを、ドッグフードから手作りごはんに変えたばかりなのですが、毎朝小さな鍋を少し温めて食べさせることに、少しずつですが慣れてきたように思います。
今回ご紹介するのは、鮭の頭や骨もまるごと使ったスープごはんです。缶詰めくらい骨がほろほろに柔らかくできないかな?とチャレンジしてみました。今が旬の「鮭」。わんちゃん用に鮭をまるごと使った美味しいスープを作ってみたい方に、少しでも参考になれば嬉しく思います。
それでは、作ってみましょう
材料
(11歳、8㎏の愛犬の朝ごはん)
- 鮭(身、頭、中骨、白子)…ぶつ切りのアラ4パック使いました。
- 季節の野菜…鮭の約40%ほど
- 小豆、ハトムギ、玄米ごはんなど…適量
詳しい材料については、下記『◼️おすすめ食材』でご紹介致します。
作り方
1、鮭の身、中骨や頭、雑穀、根菜、少量の水を圧力鍋に入れ、20分加熱してそのまま冷ます。
2、「1」の圧力鍋に、細かく刻んだ火の通りやすい野菜を入れて、さらに10分ほど加熱して、そのまま冷ましたら出来上がり。
手作りごはんの保存方法と与え方
2食分に小分けにして、冷凍保存用の袋に入れて冷凍庫で保存しています。食べさせるときは、前日の夜に自然解凍して、朝温めてから与えています。自然解凍したものはゼリー状、コラーゲンたっぷりでぷるぷるです。
食べさせる量は、何グラムと決めていません。体重や体調、お腹の様子を見ながら加減しています。夕食(手作り)とのバランスをみて、シニアのわんちゃんに必要な充分なたんぱく質、ビタミン、ミネラルをしっかり摂れるように、気をつけています。
このレシピのポイント
鮭の栄養をまるごと摂れるように、圧力鍋で骨まで柔らかく煮ました。鮭の骨や根菜などを柔らかく食べやすいように、また、火の通りやすい野菜の栄養はできるだけ生かせるように、2回に分けて加熱しています。忙しい朝でも手早く手作りごはんを与えられるように、まとめて作ってすぐに小分けにして冷凍庫にストックしています。
おすすめ食材
手作り朝ごはんに使った食材
鮭のアラ、小豆、ハトムギ、蕎麦の実、発芽玄米ごはん、昆布、ビーツ、なつめ、ローズヒップ、本葛、椎茸パウダー、ミニトマト、かぼちゃ、さつま芋、ピーマン、オクラ、ゴーヤ、茄子、なめこ
使う野菜は、季節のものを。その時台所にある食材で、充分手作りごはんが作れます。私自信の体調を整えるために、家にいつもストックしてある食材ばかりです。
鮭
鮭の赤い色素「アスタキサンチン」は、抗酸化作用が高く、シニア犬の目の健康を維持するためにもできるだけ食べさせるようにしています。また、頭の軟骨にはコンドロイチン、プロテオグリカンなど、関節や皮膚に大事な栄養素が豊富に含まれています。鮭のアラは、身はもちろん頭や中骨、白子まで入っているのでおすすめ。
愛犬は、現在11歳。ありがたいことに、ドッグスポーツも現役で、とても元気に過ごしています。皮膚にできものができやすくなっていることが、今のいちばんの気がかり。体調を考えて、小豆とハトムギ、昆布、本葛、発芽玄米ごはんは定番になりそうです。
まとめ ~自分の子にぴったりのオーダーメイドの朝ごはん~
手作りごはんの良いところは、たっぷりの水分が摂れることと、季節感のあるごはんを食べさせてあげられることでしょうか。
スープごはんを食べさせるようになって感じたことは、まとめて作ってストックしておけば、それほど手間ではないな。ということです。ドッグフードも完璧で安心なのですが、やはり季節の新鮮な食材を使ったごはんを食べさせてあげられることは幸せを感じます。ドッグフードも食べられる子でいてほしいので、今でもたまにのせてあげています。
いつまでも元気でいてほしいと願って作るごはんは、たったひとつだけのオーダーメイドごはんです。特別な食材でなくても、季節の食材と肉や魚を組み合わせて、心をこめてこれからも作っていけたらいいなと思っています。