犬のオヤツは「食品」ではない!?
今、犬のオヤツの種類は非常に多くクッキーやビスケット系からお肉系、魚系、アイスやケーキ、ガムや骨など多種多様です。飼い主もつまみ食いしたくなってしまうほどおいしそうなオヤツもありますが、実はこれらのものは日本では「食品」として扱われていないのです。法律上、ドッグフードや犬のオヤツは人間の食品とは別で「雑貨」として分類されています。そのため、使用される原料や添加物の種類や安全性、衛生面などにおいて食品程厳重な規制、管理がされていません。その扱いに関してはあまりにもずさんであったことなどから「ペットフード安全法」なども施工され、徐々に見直されてきていますがまだまだ不透明な部分も多く、犬のオヤツの安全管理については十分ではないというのが現状です。
犬のオヤツには飼い主も食べれるものを選ぼう
犬のオヤツは法律上雑貨として扱われており、中には原料や製造工程などで安全管理が十分でない物もある可能性があります。もちろん価格が安いオヤツの全てが危険というわけではありませんが、価格が安いオヤツの方が安全性は確保されにくいと思うので注意しましょう。
しかし、このような現状から犬のオヤツを販売している各メーカーでは犬の健康を考えて、それぞれ独自の安全管理基準などを設けたり、原料の選定を行っているということも多く見られるようになってきました。原料自体の品質も人間の食品と使用されるグレードのものや国産原料にこだわっていたり、健康を害する恐れのある添加物は一切使用していないものなど人間が食べても全く問題ないオヤツも増えてきました。
犬と飼い主が一緒に食べれるオヤツも!
犬のオヤツやフードなどの品質にもこだわる人が増えてきたこともあり、最近では「飼い主も一緒に食べられる」とするオヤツを販売しているメーカーも増えてきました。また、人間用の食品を製造しているメーカーが同じ基準で犬用オヤツを製造しているということなどもあります。中には犬も飼い主も一緒に食べることの出来るケーキなどもあり、お誕生日などを祝う際に選ぶ飼い主さんもいるようです。
人間用の食品の方が安全性が高いからといって、犬にも人間用のオヤツを与える人もいますが人間用の食品には犬が食べない方がいい食材の成分が入っている可能性もありますし、糖分やカロリーが高く肥満の原因になることもあるので注意しましょう。
<まとめ>犬のオヤツを人間が食べることについて
犬のオヤツは各メーカーによって、その品質や安全基準が全く異なるため選ぶ際にも十分注意しなければなりません。確かに価格が安く、添加物が多く使用されているオヤツでも犬はおいしく食べて満足することができると思います。しかし、それらを食べ続けることでアレルギー体質になってしまったり、消化器系に負担をかけて免疫力が低下してしまったりと一見わかりにくいものの体の不調を引き起こす可能性もあると考えられています。
犬のオヤツを人間が食べたとしてもすぐに健康上の問題が出るということはありませんが、あまり食べない方がいいと思われるオヤツも少なくないのが実情です。犬にオヤツを与える時も、飼い主自身が抵抗なく食べることが出来る品質のものを選ぶようにするといいでしょう。もちろん自宅で野菜をゆでたりクッキーを焼いたりしてオヤツを手作りしてあげることもおすすめです!