犬にもバナナを与えても大丈夫?
愛犬に果物や野菜など与えてる飼い主さんも多いと思います。その中でもバナナは1年中手頃な価格で手に入り、皮をむくだけですぐに食べられることから人気の高い果物ですよね。
また、その栄養素の高さから子供からお年寄りまで幅広い世代で、親しまれている果物でもあります。そんなバナナは犬に与えても大丈夫な果物なのでしょうか?
バナナは犬に与えてもOK
結論からお伝えすると、犬にバナナを与えても健康上の問題はありません。
バナナ=高カロリーとイメージしてしまいがちですが、実は1本あたり約86カロリーとそれほど高くなく、健康に必要不可欠な栄養素が豊富な優れた果物です。
おやつとして、犬用のクッキーやジャーキーなどの代わりに与えても良いかもしれません。
与える時は少量から調節して
栄養素が高いからといって、たくさん与えてしまってはカロリーが蓄積されて結果的に高カロリーを摂取してしまうことになります。
バナナ1本でも犬にとっては相当な量になります。皆さんの愛犬のサイズなどから、与える際は少量にして食べやすいように小さくカットしてから与えるようにしましょう。
バナナの皮は必ず剥いてから与える
バナナの皮は硬くて消化が悪いので、必ず剥いてから与えるようにしましょう。
万が一、食べてしまった場合は喉や腸を詰まらせる原因になったり、農薬や殺虫成分が付着している可能性もある為、動物病院へ受診して様子を診てもらうことをオススメします。
愛犬にバナナを与えるメリットとは
バナナは与える量をコントロールしたり、皮を必ず剥くように与えることを徹底すれば、愛犬も問題なく食べられる果物だということが分かりました。
実際、バナナにはビタミンやミネラル、カリウム、ビタミンなど多くの栄養素が含まれており愛犬だけでなく飼い主さんも取り入れたい食物でもあります。
では、バナナを与えることでどのようなメリットが期待できるのでしょうか?
腸を元気にしてくれる
バナナにはフラクトオリゴ糖が含まれており、これが腸内の善玉菌やビフィズス菌を増やす働きをしてくれます。また食物繊維も豊富であるため、腸内環境を整える作用があり、腸を元気にしてくれます。
腸内環境が悪いと口臭や肌荒れの原因になったり、免疫力を低下させたり、体に悪影響を及ぼします。上手に取り入れていつでも元気な腸でいたいものですね。
栄養素がすぐエネルギー源に
バナナ1本で茶碗半分ほどのごはんに匹敵するくらいのエネルギーがあるとされています。忙しい朝、ごはんの代わりにバナナを食べて学校や仕事へ出かける方も少なくないでしょう。
バナナには素早くエネルギーに変わるブドウ糖と、ゆっくりとエネルギーへと変わる果糖、ショ糖が含まれているので、食べた後から長時間の間、元気を与えてくれる優れものです。
健康な体を作ってくれる
バナナには数種類のビタミンが含まれているだけでなく、カリウムやマグネシウム、ミネラルといった栄養素も豊富に含まれています。特にビタミンB6に関してはバナナ1本で1食分として推奨されている量を補えることができます。
またカリウムは血管の機能を正常に保つ効果が、マグネシウムには筋肉収縮機能を調整する効果があり、この2つが合わさることで心臓の健康維持に繋がります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。バナナを愛犬に与えるメリットは、①腸内環境を整える ②エネルギー源を取り入れる ③心臓を中心に健康な体を作る というものでした。
比較的リーズナブルな価格で1年を通して手に入る果物ですから、与えたい時に与えられるというところも魅力のひとつと言えるでしょう。
しかし、与えすぎてしまうと肥満の原因や、思わぬ病気を誘発しかねませんので、適度な量を心がけて、愛犬と一緒に健康な生活を取り入れたいものです。