犬の要求吠えが無視をしても治らない理由
犬が要求吠えをし続けて困ったことはありませんか?
しつけの情報の中で「無視する」という方法がありますが、無視していても全然改善しない!ということもあると思います。
その原因は何なのでしょうか?上手くしつけられた犬と、無駄吠えや要求吠えが止まない犬にはどのような違いがあるのでしょう。
まずは理由を説明していきます。
要求吠えしやすい環境
犬が要求吠えをしているときは、どんな時でしょうか。
例えば
- 物音に反応している
- 家族が外出するとき
- 家族が食事をしているとき
- エサを与える前
- 散歩の時間
このように決まった時に要求吠えをしている場合には、その環境自体を改善してあげることで、多少吠える行為が止む可能性があります。
ケージで静かにしているときに物音に反応する場合は、できるだけ静かな場所に移動するなど、工夫ひとつで改善することがあります。また、散歩や食事前の時間に吠えるという時には決まった時間に同じ行動をするパターンを多少ずらしてみるということも試してみましょう。
また、環境によっては犬がいつも過ごすスペースが落ち着かないなども原因として考えられるので、一度決めたスペースでも犬が落ち着く環境に作り変えていくことも大切です。
犬の性格
犬によっては神経質だったり、寂しがり屋などで吠えている場合があります。しつけで悩んでいるとき、自分の飼っている犬はなかなか要求吠えが止まないのに、他の犬がしっかりしつけられていることに焦りを感じてしまうこともあるかもしれませんが、犬それぞれの性格やしつけの状況は個体差があることを十分理解しておきましょう。
強い不安を感じている
犬は飼い主さんと一緒にいるのが大好きです。一緒にいる時間はとても安心感があるでしょう。逆に、離れることに強い不安を感じる犬もいます。分離不安を起こしている場合には、離れていても大丈夫だということを根気強くわかってもらう必要があります。
犬と寝室を分けているご家庭では、寝るときにケージに入れると吠え止まないという話をよく聞きます。安心させるために飼い主さんの匂いのするものをそばに置くなどの工夫もしてみてください。
家族によって対応が違うので混乱している
犬のしつけは家族全員で行うものです。家族それぞれで対応が違う場合は、統一するように話し合いましょう。犬は、場面や人によってしつけが変わることを理解するのは難しいのです。
思春期(反抗期)の時期的なもの
犬は小型犬では、生後4か月~半年、大型犬では生後半年から1歳を迎えるくらいになると自我が芽生え、神経質になり物音に反応して吠えるようになったり、噛みついたりと、少し気性が荒くなることがあります。
子犬の時期から少し成長して社会性を身につける上で大切な時期でもあるので、しつけもしっかり行う必要があります。思春期(反抗期)だからといって、静かにやり過ごすことで要求吠えが止むわけではありません。この時期に要求吠えの問題が出てくるようであれば、しっかり向き合って対処していきましょう。
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犬の要求吠えを治す無視のやり方
犬の要求吠えは、無視をするのが有効な方法です。
無視をするだけといっても、吠えていてうるさいのに放っておけない!と思われた方は要注意です。要求吠えは習慣化してしまうととても大変です。
しつけをするときにはメリハリと強い意志、そして根気強さが必要になります。犬を家に連れてかえってきた時からしつけは始まります。
可愛い子犬のとき家に迎え入れた場合は特に無視することに罪悪感を覚えがちですが、ぐっと我慢して徹底してしつけを行いましょう。
要求吠えには根気よく無視をし続ける
要求吠えをしているとき、ずっと無視をし続けることで、「要求しても無駄」ということを覚えさせる必要がありますが、すぐに「おかしいな…」と感じる犬もいれば、「吠えてるのに聞こえない?」とますます激しく吠える犬も。
どんな場合にもメリハリをもって接してください。無視するときには多少長い時間続いても根気強く無視し続けてください。
無視をやめるタイミングは大事
無視をし続けていると、大抵はあきらめて犬は落ち着いてきます。落ち着いてきて静かになったのを見計らって、褒めてあげましょう。
褒めるタイミングもとても重要。落ち着いてからしばらく時間をあけてしまうと、吠えるのを止めたことに対するご褒美とは理解しにくく、要求吠えをやめたこと=いいこと、という認識に結びつかないことがあります。吠えるのをやめたらすぐに褒めることがポイントです。
犬の要求吠えが無視をしても治らないときの対策
要求吠えには無視がいいと聞いたけど治らない…という飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんね。なぜ我が家の犬には無視が通用しないのか、原因を知ることで改善できるかもしれません。ありがちな失敗例と対策を説明していきます。
目を合わせないこと
無視しているときに様子が気になってチラチラ見てしまうと、どうしても犬と目が合ってしまいますよね。
飼い主さんに吠えて訴えていることが通じている!と勘違いをしてさらに要求が激しくなる可能性があります。無視するときには「背中を向ける」、「別室に行く」などしっかり態度で示してあげましょう。
家族全員で無視する
「うるさいから」、「かわいそうだから」という理由で無視を途中で中断するのは、犬が要求に応じてもらえたと勘違いしてしまう一番悪いパターンです。どんなにうるさくても、「要求吠えをやめること=良いこと」と認識できるまでは徹底して無視しなければいけません。
家族がたくさんいる場合には、家族全員が同様に無視しなければ意味がないので家族にもルールとして徹底していきましょう。
環境の見直し
先ほども要求吠えする環境について説明しましたが、多くの場合は習慣的に決まったタイミングで吠えていたり、人の気配や物音、飼い主さんが出かけてしまうタイミングなどで吠えていたりすることがほとんどです。
要求吠えをやめさせる!と意地になる前に、環境をもう一度見直していきましょう。
適度な運動や十分な遊びをさせる
運動不足などによるストレスで、飼い主さんへの要求が強くなることがあります。
外に遊びに行きたい気持ち、飼い主さんともっと一緒に遊びたい気持ちなど、様々なストレスで要求が激しくなれば、訴える手段として吠えることに繋がります。
吠えることが仕事だった由来のある犬種の場合は、本能として吠えて気持ちを知らせることもあります。十分な運動をさせることによって気持ちが満たされ、吠えること自体が少なくなれば、もし吠えても飼い主さんの無視にしっかり反応することが期待できるでしょう。
ドッグトレーナーに相談する
犬の性格は個体差もあり、一筋縄ではいかない面もあります。通常、体が大きな犬の方が鳴き声も大きく、吠えている間ずっと無視し続けることで、住宅環境によってはご近所トラブルなどの原因になることも。
犬との生活をより快適にするために、ドッグトレーナーなどのプロにしつけの基本を任せることも良い判断だと思います。
「飼い主なのにしつけもできない」と落ち込む必要はありません。しつけのプロでも犬種や犬の性格で難しさを感じることもあります。プロでも難しいのに一般の人が自分でがんばり続けるのは、犬との幸せな生活を送る上で無理が生じてしまうこともあるのです。
難しいと感じたらしつけのプロに相談し、その犬の性格にあったしつけ法などを知ることで改善できるかもしれません。
▼「吠える犬のしつけの基本」を知りたい方はこちら
まとめ
いかがでしたでしょうか?
要求吠えを止めさせるのは、原因を見つけ対処したうえで無視をするのが有効な方法です。
しかし、無視しても治らない場合は、
- さらに環境を見直す
- 適度な運動などでストレスをためない
- メリハリある態度で無視
- 無視をやめるタイミング
- 家族全員で無視
というように、無視する方法に付随してできることを対策として考えることが重要です。犬を飼っている人は、しつけについては頭を悩ますことも多いのではないでしょうか。
しつけに関する様々な情報は、どれも一般的なものばかりです。人間の子育てや、人との人間関係と一緒でそれぞれの個性がある以上、一筋縄では行かないこともあります。そんなときにはしつけのプロに相談するのもひとつの方法です。
重要なのは、しつけは家族全員で同じ対応をすること。人や場面によって変えてしまっては愛犬は混乱して理解できなくなってしまいます。是非、家族で話し合って取り組んでみてくださいね。