インターホンが鳴った時に吠えるのには理由が!
犬がインターホンに吠えることには、実は理由があります。犬は飼い主に何を伝え、その時の犬の気持ちはどのようなものなのでしょうか。
吠える理由により対応方法が異なりますので、愛犬がどのパターンに当てはまるのか確認していきましょう。
インターホンで犬が吠える原因3つ
- 音に対して吠える
- 飼い主さんの動きに吠える
- 来客で警戒や威嚇して吠える
- など
あなたの愛犬に当てはまるものはありましたか?もし該当する場合は、愛犬に適した対応方法で吠えを改善しましょう。
インターホンの音に対して吠える場合の対策
静かな部屋から突然「ピンポーン」とインターホンの音が鳴ると、犬は「えっ!何の音?」と反応し吠えてしまいます。音に敏感な犬には、インターホンの音に慣れさせましょう。
まずは、インターホンの音を録音して犬が反応しない程度の小さい音量で流します。吠えなければご褒美のおやつを与えましょう。音量を少しずつ大きくして通常のインターホンの音に戻すまで繰り返し行います。
普段から聞かせることでインターホンの音に慣れさせることで、犬が音が鳴っても何も起こらない、怖くないこと学習すると吠えることがなくなっていきます。
飼い主さんの動きに吠える場合の対策
インターホンが鳴り、飼い主さんが動いた瞬間に吠える犬は「インターホンの音=飼い主さんが動く合図」と覚えています。飼い主さんへの依存心が高く、飼い主さんがいなくなるかも?と不安になり、吠えると構ってもらえると認識してしまいます。
インターホンが鳴った時に「ハウス」「マテ」の指示を出し、上手にできたら褒めておやつを与えるなど、落ち着かせるトレーニングをすると効果的です。ただし、上手くいかなくても叱ってはいけません。犬はなぜ叱られているのか意味が分からずに混乱してしまいますので注意しましょう。
警戒心や威嚇で吠える場合の対策
警戒心や威嚇で吠える犬は番犬タイプに多く、縄張り意識や防衛本能が高い傾向があります。「家に知らない人が入ってくるよ、近づくな!怖いよー!」と吠え、さらに人がいなくなると「追い払ったよ!」と家族を守ったと勘違いし、また吠えてしまいます。
「インターホンの音=良いことが起こる」と学習させることで、家に知らない人が来ても何も起こらない、大丈夫であることを認識できますので、ぜひ次のことを試してみてください。
吠える機会をなくす
宅配便や郵便局の配達員さんが来た時は、インターホンが鳴る前に物を受け取るなど工夫してみましょう。例えば、来客がある時は着く前に連絡をもらい、インターホンを押さず対応してもらうなど吠えるきっかけをなくしていくことが大事です。
他のことに夢中にさせる
「インターホンの音=知らない人が来る合図」を「インターホンの音=ご褒美がもらえる合図」に変えていきます。ご褒美を繰り返すことで、その音が良いことがあるものだという認識に変わってきます。
インターホンのイメージを変える
「インターホンの音=知らない人が来る合図」を「インターホンの音=飼い主さんかもしれないという合図」に変えていきます。飼い主さんがインターホンを鳴らして家に入ることを繰り返すことで、インターホンに警戒することも少なくなります。
インターホンの音を変える
インターホンの「ピンポーン」という音を新しい音に変更し、鳴らした後おやつを与えましょう。それを何度も繰り返し、「インターホンの音=吠える」という行動を「インターホンの音=おやつ」に変更していくと犬は吠えにくくなります。
▼「吠える犬のしつけの基本」を知りたい方はこちら
まとめ
あなたの愛犬がインターホンに吠える理由は、どれに当てはまりましたか?
犬がインターホンに吠える理由はさまざまです。その理由によって対応方法は異なってきます。「インターホンに吠える」ことが改善できれば、飼い主さんも愛犬も快適に暮らすことができますので、是非試してみてくださいね。