犬用ゲートの必要性
犬用ゲートとは室内の廊下や階段の登り口などに設置して、飼い犬の行動を制限するための道具です。室内で犬を飼う時には、リードをつけないで飼う家庭がほとんどだと思います。したがって犬が自由に室内を移動できるわけですが、これが時には困ったことを引き起こすこともあります。
例えば、宅配便の配達員が大きな荷物を届けに来た時、玄関のドアを開けて荷物を家の中に入れているその瞬間に愛犬が玄関から道路へ飛び出してしまい、そこへ自動車が走ってきて危なくひかれそうになったなどという経験をした飼い主さんもいるのではないでしょうか。そんな時に犬用ゲートを廊下に設置しておけば、愛犬が飛び出す心配がありません。
玄関の飛び出し防止以外にも、家の中には台所や赤ちゃんのいる部屋など犬に入って欲しくない場所があると思います。そのような場所に犬用ゲートを設置して犬の行動を制限すれば、家族みんなが気持ち良く暮らすことができます。
最近はインテリアにマッチしたおしゃれな犬用ゲートやドア付きなどの機能的な犬用ゲートも多数あるようです。愛犬と人間が快適な暮らしをおくるために、犬用ゲートを上手に使ってみると良いのではないでしょうか。
犬用ゲートの種類
犬用ゲートには、廊下などの比較的狭い場所に置いて使用するタイプと、突っ張り固定方式で柱や壁などに固定するタイプがあります。また、小型犬から大型犬までに対応したさまざまな高さのものがあります。
さらに、人間が通りやすいドア付きタイプやドアは前後どちらにも開閉可能な便利なものもあります。幅も固定されたものや調節可能なもの、連結して広い場所にも対応できるものまでいろいろな種類のものがあります。特に置くだけタイプのものは連結して使用できるものが多いようです。
犬用ゲートの中にはベビーゲートを兼ねたものも販売されていますが、小型犬などは通り抜けてしまえたり、赤ちゃんの安全を配慮して布製の部分が多く、犬が爪などで壊してしまったりなどの心配もあります。多くの犬用ゲートとして販売されているものはフェンスの網目が細かかったり、アクリル板だったりと小型犬に対応した工夫がされており、お手入れも楽なようです。
このようにいろいろな種類の犬用ゲートがありますので、愛犬の体格や性格、家族構成を考えて犬用ゲートを選ぶと良いでしょう。
犬用ゲートの作り方
犬用ゲートは手作りすることもできます。例えば、100円均一ショップで販売されているワイヤーネットと連結ジョイント、ワイヤーセット専用スタンドを使えば比較的安く犬用ゲートを手作りできます。ただし、この方法は簡易的な犬用ゲートの制作方法なので耐久性や強度を求めることはできません。
また、すのこやホームセンターなどで販売されている木材を使えば比較的強度の高い犬用ゲートが手作りできます。好みの色に着色すれば、インテリアにもマッチします。手間はかかりますが、木工の得意な方はチャレンジしてみても良いかもしれません。
犬用ゲートの価格
犬用ゲートは、置くだけタイプ、ドア付きタイプ、突っ張りタイプなどの違いや素材や高さ、幅によっても値段が異なり、だいたい2,000円ぐらいから30,000円ぐらいで購入できるようです。スチール製の置くだけタイプが最も安く、このタイプは持ち運べる重さで移動も楽です。ただし、恒久的な使用というより簡易的な使用を目的としていて、両方が10センチ以上壁になる部分での使用が好ましいようです。
置くだけタイプの犬用ゲートは木製の場合、スチール製よりも価格が高くはなりますが、重さがあるので壁のない場所に設置でき、幅が調節できるものは広い入り口にも対応できます。その分、お値段も少し高めの7,000円ぐらいからのようです。人間の出入りが楽なドア付きタイプもあります。年配の方がいらっしゃるご家庭には、ドア付きタイプはうれしい機能だと思います。
突っ張りタイプの犬用ゲートは、ほとんどがドア付きで価格は10,000円ぐらいからのようです。ベビーゲートと兼用したものも多く、階段や狭い廊下などに取り付けて犬の行動を制限するにはもってこいです。ただし、置くだけタイプの犬用ゲートは比較的広い幅で、中には連結してかなりの幅に対応できるのに対し、突っ張りタイプの犬用ゲートは、幅が70センチから105センチぐらいまでと狭めです。突っ張りタイプの犬用ゲートは、置くだけタイプのように犬の力で倒されることも少なく、より安全に使用できるようです。
いずれも高さが50センチメートル前後の犬用ゲートは、小型犬対応で比較的種類も多く価格も安いですが、中型犬以上に対応する70センチメートル以上のハイタイプは、価格は高めで販売数も少ないようです。
犬用ゲートを手作りする場合、材料費は1,000円位からで、幅や高さも自由になりますが、強度のある犬用ゲートを作るには、ある程度強度のある材料と技術や道具が必要になります。
犬用ゲートのまとめ
犬用ゲートを上手く使えば、愛犬の安全を守ったり、飼い主の生活を快適にしたりすることができます。また、置くだけタイプや突っ張りタイプなどのさまざまなタイプがあり、価格やデザインも異なります。さらに時間などに余裕があれば、手作りすることも可能です。設置場所や用途により犬用ゲートを上手に使い分け、大切な愛犬とより良い生活を送りたいですね。
ユーザーのコメント
40代 女性 ぽち
犬を迎えた当初、わたし達が玄関を開けたときに急に犬が飛び出すのが心配だったからです。
しかし今後、飛び出さないように躾をすることを考慮して、豪華な高いお値段のものは避けることにして購入しました。
結局はベビーのお店で決めたのですが注意のポイントは、安全な素材なこと、柵を犬が簡単に開けられないこと、柵の間から犬が通り抜けられないこと、柵を愛犬が押してもビクとも動かないことなどです。
大型犬ですと赤ちゃん用のお店で買うのはちょっと心配かもしれませんが、小型犬なら価格も安くつくこともありますし、可能だと思いますので、ぜひ検討の際にはお店を見てみてください。
また今では楽天でも人気の犬用ゲートのランキングもありますし、サイズ、色などとてもオシャレなものがありますよ。
海外では室内でケージに入れるという習慣はありません。犬たちにストレスに与えず、ありのままの生活をできるだけさせてさせてあげるのが普通なのです。ゲートを有効に使い、犬にとって少しでも心地よい生活を与えてあげられたらいいですね。
30代 女性 38moto
ワイヤーゲートはひとつ作って置いておくと、急な来客時にさっと出し対応することができるので、用意しておくと便利ですよ。
踏み外して怪我をしないように階段下にも設置してあります。心臓病の子がいるので、負担をかけないように上らせない対策でもあります。
立てるタイプのゲートは、何かの拍子で倒れた時に愛犬がいると大けがをしてしまいます。倒れない工夫をするか、壁に固定するなど安全に配慮が必要です。
生活動線を見極めて、人にも負担がかからないようにゲートを設置し愛犬が安全に過ごせるように環境を作っていくことはとても大事なことですね。
女性 シュナ
40代 女性 シュガー
しかしいつからか犬も知恵をつけて、器用にゲートをずらして隙間を作り、すり抜ける術をおぼえてしまいました。
なので、ゲートをずらす力のあるこの場合は置き型だと注意が必要だと思います。うちの犬は4.8kgの小型犬ですが、手と鼻っ面を使って器用にずらします。
トリミングサロンなどでも、置き型のゲートでふさいでいるところは、お店の人に行って注意しておいてもらいます。
なので今は突っ張り式で完全にふさぐものに変更しています。
ちょうど赤ちゃん用のベビーゲートの方がサイズがちょうどよく、価格も安かったためペット用ではなくて人間の赤ちゃん用のものを買いました。
台所、階段、玄関前の廊下、1階の庭に出られる引き戸の4カ所に設置しています。
40代 女性 てとめる