犬用ゲート、フェンスとは
愛犬と一緒に過ごす時、自由にさせてあげたいと思う飼い主さんも多いですよね。でも、一方で、思わぬ事故やいたずらなどを考えると、近づいてほしくないところもあります。そんな時に使うのが、ドッグフェンスです。
犬用ゲート、フェンスのメリット
ドッグフェンスを選ぶには、どんなメリットがあるのかを理解しておく必要があります。
- 思わぬ事故を防ぐ
- 自由にさせてあげられる
- お互いにストレスを与えない
思わぬ事故を防ぐ
階段や暖房器具などで、犬がけがをすることがよくありますよね。危険だと思った箇所にドッグフェンスをつけておく、ドッグフェンスで安全な場所から出さないようにするだけで、思わぬ事故を防ぐことができるようになります。
自由にさせてあげられる
自由に色々探索をさせてあげたい気持ちもありますが、室内のどこにでも行かれてしまうと、いたずらをされると困るものもたくさんあります。ここまでだよ、ということを理解させるために、ドッグフェンスをつけておくことで、犬を自由に遊ばせることができるようになります。
お互いにストレスを与えない
危険なところに近づいた、かじってほしくないものをかじってしまった、そんな出来事が続くと、イライラが募って思わず犬を叱ってしまうこともあります。
でも、犬としては、いたずらをしてやろうと思ってしているわけではないことがほとんどですし、行動としてはうなずけることをしている場合だってあります。
近づいてほしくないものには、あらかじめ近づけないようにしておいてあげると、心おきなく犬も過ごせますし、度重なるいたずらにイライラするなんてこともありません。
犬用ゲート、フェンスの種類
ドッグフェンスと一言で言っても、大きく分けて3種類あります。
- サークルやケージ形式
- 自立タイプ
- ツッパリタイプ
サークルやケージ形式
全体を囲っているタイプです。キャンプをするときなど、周りに仕切りとなるものが全くない時に使います。
自立タイプ
大きな複数個の足がついたドッグフェンスです。可動式なので、必要な時に必要な場所に移動して使うことができる反面、足場が悪いとガタガタすることもあります。また、足の部分が大きいため、邪魔になることもあります。
ツッパリタイプ
ドアの代わりとして設置するタイプです。自立タイプと違い、足の部分が小さいため、邪魔にはなりませんが、つっぱる両脇の壁が支えられるようになっている必要があります。
選ぶときのポイント
ドッグフェンスの種類は複数ありますが、用途を考えて選ぶだけでは、思った効果を発揮することができません。実際選ぶ時には、何をチェックしておけばよいのでしょうか?
キャンプなど、周りに囲いがない場所で使う時
屋外で使用する場合は、サークルやケージのように、全方向を囲うタイプの必要があります。その時、犬が外に出たくて色々な努力をしてしまう性格かどうかによって、簡易的なものでいいのか、しっかりと支えが必要なのか変わります。
下が土で穴掘りが得意な犬の場合、ただ周りを囲ったサークルタイプでは、しばらく目を離したすきに地面に穴をあけて、無理やり外に出てしまうことがあります。こんな場合は、底を犬が掘れない、金属やプラスティックで作られているものを選ぶ必要があります。
家の中の畳の場所に、サークルタイプのものを置いて、中に入れておいたことがありましたが、畳を掘ってしまって、畳がボロボロになって大変なことになったことがありました。犬の根性を甘く見てはいけないようです。
ドッグフェンスの外側の場所を大きく取れない場所で使う時
ドッグフェンスの外側部分を5cm程度しか取れない場合、自立型は使えません。内側に出ている足はあまり長くありませんが、外側にのびる足はフェンスの大きさなどによって、10cmや20cmと、かなりの広さを必要とすることがあるからです。
また、足場がガタガタしてきちんと立てない場合も、自立型はお勧めできません。自立型は色々なところに持っていけますが、足場が悪いとあっさりと犬が外に出てしまうからです。
ドッグフェンスを広範囲にする必要がある場合
ドッグフェンスを1m以上つける必要がある場合、市販のドッグフェンスをそのまま使うことができないことが多いものです。つなげて使えばよいのですが、つなぎ部分を適当にしていると、そこから犬が外に出てしまいます。
延長して接続できるタイプのものを選ぶか、途中に支えになるものを設置しておく必要が出てきます。
両サイドの壁が弱い、設置面が狭い場所で使う時
基本的にずっと閉じておきたい場合には、固定タイプのドッグフェンスを使いますが、ツッパリタイプの場合、両サイドの壁を突っ張ることで固定します。
両サイドがしっかりと固定できなければ、ガードが緩くなり、ドッグフェンスがあってもあっさり外れてしまうことがあります。ドッグフェンスがあるから大丈夫と思っている分、何かあった時に大きなけがになってしまうことがあります。
人の出入りが激しい場所で使う場合
締め切りタイプのものだと、人が通るたびに、ずらしたりまたいだりしなければいけません。最初はぴったりとフィットしていたのに、ずらしていくことでちょうどいい場所でなくなったり、ずらしたタイミングで犬が外に出たりすることがあります。
また、毎度またぐ場合は、ある程度の高さ以下でなければ、そもそもまたげないので、高さの制限が出てしまうばかりか、急いでいる時に引っかかってしまうこともあります。
人にとっての使い勝手や安全も考えて、扉付きのものを選ぶようにしましょう。
犬用ゲート、フェンス おすすめ5選
ドッグフェンスも、色々なメーカーからたくさんの種類が出ています。ドッグフェンスの用途も様々、犬の性格や癖、大きさも様々なので、色々な切り口から選んでみました。
リッチェルペット用木製おくだけゲート
どっしりとした安定感があるので、大型犬にも使うことができ、ドッグフェンスとして使っている方も多い商品です。フェンスの金属部分がさびにくいスチール製なだけでなく、落ち着いたラバーウッドのフレームも、存在感があるにもかかわらず、お部屋で浮いた感じがしません。
大型犬や、驚異のジャンプ力を持った犬にお勧めのハイタイプ、広い範囲をカバーできるワイドタイプと、種類も豊富です。
アイリスオーヤマペットフェンス
商品情報
・インテリアにぴったりなシンプルデザイン
・付属のジョイントで連結可
軽くて圧迫感がない、超小型犬や小型犬用のペットフェンスです。簡単に組み立てられますし、軽いのでちょっとしたお泊りの時に持っていって、犬が入ってきてほしくない時だけセットするなんてこともできます。
高さや幅なども色々あるので、選べるのも助かります。
カールソン エクストラトールイージークローズウォークスルーペットゲート
商品情報
・左右両方の開閉が可能な特許取得ペットドアを採用
・全鉄骨構造で頑丈な作り
オートで閉じる扉に、もう一つ小さな扉がついているので、大きい犬は通さないけれど、小さな猫ちゃんは通したい時に便利です。ダークな色で落ち着いているので、お部屋のイメージを壊さないのもうれしいですね。
アイリスオーヤマ システムサークルSTシリーズ
商品情報
・台座底部は畳やフローリングの傷を防ぐゴム製
・開閉に便利なスライド扉付き
パネル、台座、ジョイントなど、パーツごとに購入することができ、それらを組み立てて、犬のエリアを作るサークルタイプのペットフェンスです。
台座の切込みが八方向にあるため、お部屋の形に合わせた変形型のサークルなども作ることができます。
今日は荷物があるので少し小さくしておきたい、小部屋をいくつか作っておきたいなど、色々なシーンに合わせて形を変えられるのがうれしいです。
壊れてしまったときや、汚れがひどく取り替えたい場合にも、そのパーツだけを取り換えればいいだけなので、長く使うこともできます。
サークル状態にしないと自立はしないので、一部分だけをガードするという方法は使えませんが、自由度が高いので使い勝手がよいですよ。
アクリル製ペットゲート
商品情報
・デザイン性の高いクリアタイプのペット用ゲート
・小型犬意外にも、ウサギなどの小動物用の仕切りとして使えます
クリアタイプで高級感もある、パネル型ドッグフェンスです。お値段は高めですが、お部屋に置いても違和感が全くないので、お部屋がすっきりします。
クリアなので、中にいる犬の表情もよく見られますし、パネル式なのでお手入れも簡単です。
まとめ
ドッグフェンスのメリットやお勧め商品をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
常に設置するのか、時々ドッグフェンスをつけておきたいのかということだけでなく、お部屋のイメージや犬の性格によって、選び方が変わってきます。
ドッグフェンスを選ぶ際には、設置場所の状況や、どれくらいの頻度で使うのかなど、きちんと書き出したうえで選ぶと、購入後に設置できなかったという失敗もありません。ご自分のおうちにあった一品に出会えるといいですね。