犬の散歩に毎日行けない!理想的な頻度や行かない日の対策を紹介

犬の散歩に毎日行けない!理想的な頻度や行かない日の対策を紹介

「犬の散歩って毎日行かなくちゃいけないの?」そんなことを思ったことはありませんか。犬の散歩に毎日行く必要があるのか、行かないことによるデメリット、犬種別の散歩時間や頻度について紹介していきます。

犬の散歩は毎日行くべき?

散歩するジャックラッセルテリア

犬の散歩は毎日必要かどうか悩んだことはありませんか?結論から言うと、犬の散歩は毎日行くことが理想です。しかし、仕事が忙しくて朝や夜しか散歩に行くことができない飼い主さんも多いと思います。特に、深夜の散歩は暗くて怖いですよね。

また、天気が崩れてしまったり飼い主さんや犬の体調が悪かったりする場合は、散歩へ行く必要はありません。責任感の強い方でないと犬を飼うことはできませんが、責任感が強すぎるあまりに無理して毎日散歩に行く方も多いのではないでしょうか。

犬を毎日散歩することが推奨されている理由や、散歩の代わりになる方法を紹介していきます。その内容を参考に散歩の頻度について考えてみて下さい。

犬を散歩に連れて行かないとどうなる?

くつろぐトイプードル

犬を毎日散歩に連れて行く必要はありませんが、適度な頻度や距離の散歩は必要です。また、犬を散歩に連れて行かないと様々な問題が引き起こされる可能性があります。

ここからは、犬を散歩に連れて行かないことで生じる問題について紹介していきます。

運動不足が原因で体調を崩す

散歩は、犬の健康を保つためにとても重要です。例えば、室内飼いの犬は家の中を歩くだけだと太ったり筋肉が落ちてしまったりします。

肥満は万病の元であり、心臓に負荷がかかってしまったり、糖尿病にかかりやすくなったりすることが多いです。また、運動をしないことによる筋力低下や体重増加から、骨や関節に負担がかかりやすくなってしまいます。

欲求不満から問題行動を引き起こす

犬は、運動をすることが楽しくてストレス発散になります。もし散歩ができなくなってしまったら、運動量が減るだけでなくストレスが蓄積されます。欲求不満で物を破壊したり、無駄吠えなどの回数が増えたりすることも。

これらは、家の中でエネルギーやストレスを発散している行動です。また、散歩で満たされる本能的欲求を解消することができなくなると、精神的なストレスが引き起こすうつ病や脱毛症になる可能性もあります。

社会性が身に付かず、あらゆる刺激に弱くなる

室内でずっと過ごすのは安全ではありますが、様々な刺激を受ける機会を失っていることになります。

例えば、家族以外の人間や犬に出会うだけでも大きな刺激であり、どうやって行動するべきか学ぶことができます。また、犬同士の挨拶としてお互いのにおいを確認し合うことが有名ですが、これも家から出なければ行うこともありませんし、学ぶこともできません。

特に、子犬の時期は犬にとっての社会期が含まれており、刺激に触れることで多くを学びます。犬も人間も分からないことがたくさんあると、不安や恐怖の感情をもちます。

犬は、言葉で感情を表現することはできません。その不安や恐怖から問題行動が引き起こされることもあります。社会期に様々なことを学んでいないと問題行動を引き起こす原因になります。

老化が進む

犬が高齢になってくると体力的に散歩することが難しくなり、散歩の頻度が少なくなってくるでしょう。外の何気ないにおいや音などは、犬の脳を刺激して老化防止になります。

また、身体的にも筋力の衰えを防止することにつながります。散歩の頻度が低下することによって、これらの刺激が少なくなり老化進行の1つの原因になります。

犬の散歩に行けない日はどうしたらいい?

おもちゃで遊ぶボーダーコリー

散歩に行けない日は、家でたくさん遊びましょう。家で散歩並みの運動ができる遊びを紹介していきます。

おもちゃを投げる遊び

犬が「これ投げて!」とおねだりする動画を見たことはありませんか?おもちゃを投げて持ってきてを繰り返す遊びです。

飼い主さんと犬がお互いに楽しみながら運動もできる遊びです。何回も遠くへ投げて持って来るを繰り返すことで、運動不足を解消することができます。特に飼い主さんが大好きな犬は、一緒に遊ぶことができて喜びます。

引っ張りっこ遊び

ロープや長めのおもちゃを使って、飼い主さんと犬とで引っ張り合う遊びです。

思いっきり噛んで引っ張ることで、ストレスの解消にもなります。犬の力は結構強いので、勢い余って他のものにぶつからないように注意しましょう。

おやつ探し遊び

飼い主さんのどちらかの手におやつを隠して犬におやつがある方を当ててもらう遊びです。

おやつの場所を嗅覚で当てることにより、刺激にもなって脳に良い影響を与えます。また、おもちゃの中におやつを入れて転がすことでおやつが出てくるおもちゃもありますよね。

それも嗅覚でおやつを探すことが刺激になりますし、探すことが運動にもなります。

犬を散歩する頻度と時間の目安は?

散歩をするチワワ

犬種によって体格や運動量が異なるため、散歩の頻度や時間も変わってきます。ここからは、小型犬・中型犬・大型犬ごとに散歩の頻度や時間について紹介していきます。

小型犬は1日2回、15~30分を目安に

小型犬は1日に2回、1回15~30分程度が散歩の目安とされています。体が小さい犬は、たくさんの運動をするとバテてしまいます。また、夏の暑い日はアスファルトからの熱が直接伝わるので、散歩ができる状態かきちんと確認することも必要です。

さらに、チワワなどの超小型犬は寒さにも弱く、冬の雪が降る時期も散歩が出来る状態か判断しなければいけません。体が小さい分体温の調整が苦手なため、急激な温度変化から守る必要があります。

夏の暑い日には、暑さが和らいだ夕方や夜での散歩や、冬の寒い日には犬用の服を着て散歩をするようにしましょう。

中型犬は1日2回、45分を目安に

中型犬は、1日に2回、1回45分程度が散歩の目安とされています。小型犬よりも体力があり、少し長い時間散歩をしても楽しく歩いてくれる犬が多いです。

散歩を長くできることはそれだけ運動欲求があること。中型犬の運動不足は、高いストレス要因の1つになるため注意しましょう。愛犬の散歩のためだけでなく、一緒にお互いの健康のために歩いていると意識することで、きっと散歩も楽しくなるはずです。

大型犬は1日2回、60~90分を目安に

大型犬は、1日に2回、1回60~90分程度が散歩の目安とされています。小型犬や中型犬と比較すると、散歩の時間が倍になることもあるので、大型犬をお迎えしようと考えている方は、散歩の時間なども考慮する必要があります。

大型犬は引っ張る力が強く、散歩の時にはきちんとリードを制す必要があります。もちろん、大型犬の中にも個体差があるため、体調や性格などから散歩の頻度や時間を考慮するべきですが、大型犬は基本的に運動量が多いです。

まとめ

リードの前で座るジャックラッセルテリア

犬の散歩の頻度や時間、散歩を毎日行うべきかや、散歩を行わないことによるデメリットなどを紹介してきました。

初めて犬を飼う方は、どの程度散歩に行くべきか悩んでいるかもしれませんが、本記事を1つの参考にして頂けると幸いです。

散歩は、犬の運動欲求を満たしてくれるとても大切な習慣ですが、無理に毎日散歩に行く必要はありません。飼い主が責任を持って管理するためにも、無理せず犬の個性や性格にも考慮して、散歩を愛犬と一緒に楽しみましょう。

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