犬用こたつとは
犬用こたつなんて…。そう思われる方も多いかもしれません。たしかに昔からの童謡に「犬は喜び庭駆けまわり、猫はこたつで丸くなる♪」というのがあるように、犬は比較的寒さに強いとされています。
しかし、ひと昔前に比べると飼われているワンちゃんの多くが小型犬だったり、あるいは中型犬・大型犬であっても子犬の頃から室内飼いにしたりしています。その分、寒さには適応しにくい体質になる傾向があります。
そんな寒がりなワンちゃん向けに、各ペットグッズメーカーが、寒さ対策商品を発売しています。それらの中には、人間顔負けの「犬用こたつ」もあります!
今回はそうした犬用こたつ関連商品を、ご一緒に見ていきましょう。
人間用にそっくりな犬用こたつ
ドギーマン 遠赤外線ペットの夢こたつ
こちらも同じく、何とも人間用にそっくりなこたつです。同じメーカーということもあり、仕様は先述したものと似通っていますが、おふとんがこちらの方が私は個人的に好みです。
はっきりとした色味と、おふとんのふかふか感もこちらの方がありそうです。ただ、サイズが14×40×46cmとなっており、こちらはだいぶ高さが低い構造です。
メーカーのイメージとしてはネコちゃん向けに作られたのかもしれません。商品写真にもネコが載っていて、犬にもOKというような表記がされています。
小型犬の中でもかなり小さな子向けになると思います。もともとドームハウスやキャリーバッグなどに入り込むことが苦手な子は、圧迫感があって入りたがらないかもしれませんね!
マルカン あったかこたつ猫用
- Mサイズ:15×45×38.5cm
- Lサイズ:36×50.5×40.5cm
こちらはマルカンさんから発売されているこたつ。こちらははっきり「猫用」と表記されていますが、もちろん犬にも使えると思います。サイズはMサイズとLサイズがあります。
Lサイズはこの辺りの商品ラインの中では、とびぬけて大きいです。中型犬の子でもこれなら中に入って丸まれそうですよね。また、多頭飼いしている飼い主さんの場合、これだけ大きければ全員こたつに入れるので、安心してお留守番させられます。
また、天板部分がお皿のような形になっているので、寒さがそれほどではない時にこたつの上でもくつろげるそうです。
もっとも、高さが50.5cmあるので、その高さを跳べるジャンプ力のある子でないと難しいかもしれません。その辺が「猫用」とうたっている点なのでしょう。
ここで紹介させていただいた3点の共通している点は、いずれも人間用のこたつと同様、電源プラグを差して温めるタイプのものです。犬用こたつの直接熱が体に当たってしまわないよう、保護カバーがついていたり、遠赤外線方式になっていたりします。
室内温度も約30度台になるように設計されている点が、人間用とは異なる点でしょう。熱くなり過ぎないので、脱水症状などになる心配がありません。
また、いたずらでコードを噛んでしまっても大丈夫なように、コードに保護用のチューブでカバーされています。だからといって、100%安全というわけではありません。
いたずらでコード類を噛む癖があり、かつその噛む力がとても強い子は、その保護カバーも噛み千切ってしまうかもしれません。寒い思いをさせたくない思いがどんなに飼い主さんにあっても、そういう子には残念ながら犬用こたつは向かないでしょう。
あるいは、先述したようにドーム型に入ることが苦手な子にも、こたつは合わないかもしれませんね。せっかく買ったのに、全然中に入ってくれない…と飼い主さんが後悔することになってしまうかもしれません。
こたつのために…というわけではありませんが、愛犬をクレートやキャリーバッグなどに入るトレーニングを日頃からしてみるのもいいかもしれません。クレートにすんなり自ら入れる子は、恐らくこたつも大丈夫だと思います。
コタツに劣らず!犬用あんか(ホットカーペット)
TWONE ペット用ホットカーペット 40*30cm
こたつに入ってくれない子には、その上でごろんと寝転ぶだけで温もることができる「あんか」タイプのものも候補に挙げられます。こたつと同様に、電源コードには保護カバーがかぶせられており、熱くなりすぎないような安全設計がなされています。
また、本体カバー部分は取り外しが可能になっており、汚れた場合は拭き取ったり洗ったりすることがでます。こたつに比べて置き場所も選ばない点も、飼い主にとっては良い点かもしれませんね。
サイズは40cm×30cmなので、小型犬には十分な大きさ、中型犬くらいでも大丈夫だと思います。ケージの中に入れて使うこともできるので、大型犬の場合でもふだん使っているペットベッドの中敷きにするなどして、部分温め用にしてもいいかもしれません。
もしかすると、こたつよりも使うバリエーションは広いかもしれません。ただ難点としては、下からの温もりしかないというところです。
本当に寒い日には、体の出ている部分がちょっと寒いかもしれませんね。ブランケットなどを併用してあげないと、寒すぎる日や寒冷地帯、とても寒がりな子にとっては、かなり物足りないかもしれません。
電気不要!犬猫用のこたつ型ベッド
うちの子はコードを噛むので、電気を使う保温グッズはとても心配!という飼い主さんも、きっといると思います。またよりエコに、自然の温もりで愛犬を温めてあげたいとお考えの方にもぴったりな、こたつ型のベッドをご紹介したいと思います。
ペットパラダイス おしゃれ こたつハウス
いわゆるドーム型のペット用ハウスですね。こちらのペットパラダイスさんのドームハウスは、姿かたちが本当にこたつにそっくり!みているだけでほっこりした気持ちになれます。
どうしても寒い日には、こちらに湯たんぽを入れてあげれば、寒がりなわんちゃんもきっと喜ぶでしょう。人間の使っているホットカーペットの上に置いてあげてもいいかもれませんね。
▼「防寒グッズの基本」を知りたい方はこちら
まとめ
いかがでしたでしょうか。大きさや高さ、飼われているわんちゃんの寒がり度合いに合わせて商品をぜひチョイスしてあげてください。
また電気を使っている以上、どんなに安全設計がされているとは言っても、100%安全であるとは言い切れません。ですので、飼い主さんが目を離し過ぎてしまわないよう、使用する限りは注意を払うことが必要になってくると思います。
寒い冬を快適に安全に過ごせる、ぬくぬくアイテム「犬用こたつ」。ワンちゃんのために一番合うものを、選んであげてみませ
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女性 もふころ