手作りケージのメリット・デメリット
メリット①:市販品よりも安価
市販のケージの価格は、大きさやデザインによってさまざまですが、数千円から数万円かかるのが一般的です。ですが、100均の材料やホームセンターの資材などを上手に組み合わせることで、それよりも大幅に安価に仕上げることが可能です。
メリット②:自由なカスタマイズ
ケージを設置する部屋の広さやレイアウト、更に、愛犬の身体の大きさや特徴に合ったものを市販品の中から探そうとすると、全ての条件を満たしたものを見つけるのはなかなか困難です。ですが、手作りケージであれば、それらを自由に調節することが可能です。
デメリット:強度や安全性
当然のことですが、手作りケージの完成度は、飼い主さんのDIY技術や材料選定の良否に大きく左右されてしまいます。愛犬が暴れたときにすぐに壊れてしまうものではケージの役を果たしませんし、加工した部分の処理が甘かったりすれば愛犬が怪我をしてしまう原因にもなりかねません。特に力の強い中大型犬のケージを作りたい場合には、ある程度、腕に覚えがあることが必要でしょう。
100均でOK!ワイヤーネットケージ
最近は、100均の安価な材料を揃えてDIYを楽しんでいる人も多いですよね。わんこのケージもその例にもれず、100均で手に入る材料で作ってしまうことが可能です。その中でも最も手軽でとっつきやすいのが、ワイヤーネットを使った方法です。
最低限必要な材料は、ワイヤーネット4枚と結束バンドのみ。ワイヤーネットを立てた状態で組み合せ、結束バンドでつないであげれば簡単に完成です。特別な工具を使用しないので、初心者でも簡単に作ることができます。ただ、これだけだと強度には欠けるので、小さな子犬や小型犬を入れる場合、また、ケージを新しくするまでの間の急場しのぎに適しています。もちろん、工夫次第ではいろいろ応用することができますよ。
自然派でおしゃれ!すのこケージ
ワイヤーのケージは少し部屋の雰囲気に合わない・・・という場合には、すのこを利用すると自然派でおしゃれなケージを作ることができます。また、すのこのメリットは、好きな色にペイントすることができるところです。木材の素の色が気に入らなければ、ペンキで着色することでどんな部屋にも合わせることができますし、一部分だけペイントして刺し色にしてみたり、はたまた愛犬の名前やイラストを描いてみたりと、さまざまなアレンジが楽しめます。
ただし、木材なので、歯が生え変わる前の子犬や噛み癖が直っていない犬の場合、噛んでボロボロにされてしまう可能性はあります。また、組み合わせる際に工具が必要になるので、DIYに不慣れな人には少し初期費用がかかるかもしれません。
活用いろいろ!カラーボックスケージ
おしゃれさと強度を合わせもっているのが、市販の木製カラーボックスを利用したケージです。単純な木箱でも、何段かの棚になっているタイプのものでもOKです。カラーボックスの開放されている面をケージの正面として使い、正面部分にはすのこやワイヤーネットを取りつけて開閉できるドアにします。この方法だと、複数の面を自力で結節させる手間もなく、強度も比較的安定しているので楽にできます。また、棚になっているカラーボックスを使用する場合には、一番下の段だけをケージに改造して上の段はそのまま収納棚として活用することができ、おしゃれと実用を兼ね備えています。
ただし、わんこの住空間を確保するために、なるべく奥行きの広い(高さの高い)ボックスを見つけることがポイントです。また、正面以外の5面が壁になってしまうので、わんこの性格や室内での配置、保温性などには注意が必要です。
▼「犬のケージ」の基本を知りたい方はこちら
まとめ
いかがでしたでしょうか?自分が一生懸命作ったケージを愛犬が気に入ってくれたときの嬉しさは格別ですよ!ぜひ、愛犬の快適な住まいのために、世界で1つのケージ作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。