トイプードルのドッグフード(餌)の選び方
トイプードルのドッグフードは
- 良質なタンパク質がどれだけ含まれているか
- 添加物などは含まれるのか
- 継続できる値段か
に着目して選ぶのがおすすめです。
犬にとってタンパク質は
- 嗜好性が高く食いつきアップ
- 消化が良い
- 筋肉などの成長に欠かせない
- 毛艶キープにも◯
- 低カロリーで肥満予防にも◯
などメリットだらけの食材です。
タンパク質の割合が高いドッグフードを選べばよりタンパク質の恩恵を得ることができます。
またタンパク源として表記されているチキンや魚の品質まで確認してみてください。
当サイトでおすすめしているドッグフードはしっかり記載されていながら動物性タンパク質が50%以上とおすめです。
トイプードルのドッグフードは添加物に気をつけてあげてください。
香料や防腐剤などは低品質なドッグフードに多いです。
体内に蓄積することで涙やけやアレルギーの原因になる可能性があります。
特にトイプードルは生まれつき涙管が細く詰まりやすいので品質が悪いドッグフードのせいで涙やけになる可能性もあります。
安全面を考慮するならば香料や防腐剤など余計なものが含まれていないものがよいです。
最後に、できるだけお試し製品があるドッグフードをおすすめします。
というのも犬にも好みがあります。
人間と同じで「高いものならなんでも美味しい」というわけではないんです。
「いざ気合を入れて高いドッグフードを与えてみたけど食べてくれなかった…」
なんてならないように食いつきを試せるサンプルがあるドッグフードがおすすめです。
お金も無駄になってしまいますし、好みじゃないものを与えるのも可愛そうな気がします。
おすすめしているものは100円で100g試せるので気になったら取り寄せて見て下さい!
トイプードルのドッグフード(餌)は安全な原材料のものがおすすめ
ドッグフードを選ぶ際は、必ず原材料一覧を確認しましょう。パッケージや公式サイトに使用されている原材料が必ず掲載されているので、どのような食材が使われているのかをチェックしてください。
原材料の産地や生産者などの詳しい情報が公開されているドッグフードは、信頼できる商品といえるでしょう。
原材料の産地が非公開の場合は安全性に欠くのでおすすめはしません。
またペットフード先進国のアメリカやイギリスは、実は日本よりも安全性や品質に厳しい基準を設けてドッグフードを生産しているといわれています。
ドッグフードの原材料の情報を隠さず公開している商品を選ぶことをおすすめします。
トイプードルのドッグフード(餌)は毛並みが良くなるものがおすすめ
トイプードルといえば、ふわふわの被毛が可愛らしいですよね。しかしその毛質から毛玉ができやすく蒸れて皮膚トラブルを起こしやすいのが悩みどころです。
こまめなブラッシングをしないとすぐに毛並みが悪くなってしまうので、毎日のお手入れが大変だという飼い主さんも多いのではないでしょうか。
ブラッシングやシャンプーといったお手入れはもちろん大切ですが、食事から被毛のケアに効果的な成分を摂取することでより美しい毛並みをキープできます。
美しい被毛を維持するのに効果的な成分は、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸という2種類の不飽和脂肪酸です。不飽和脂肪酸は植物や魚の脂に豊富に含まれています。
オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸は体内で生成できないため、食事から摂取しなくてはならない必須脂肪酸でもあります。愛犬の毛並みを良くするために、ドッグフードはオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸が配合されているものを選びましょう。
オメガ3脂肪酸が豊富に含まれる食材はサーモン・イワシ・まぐろなどの魚や亜麻仁などです。オメガ6脂肪酸は牛肉・豚肉・卵などに多く含まれます。オメガ6脂肪酸は他にも様々な食材に含まれるので、自然とオメガ3脂肪酸より多く摂取しがちです。
しかしキレイな毛並みを保つためには、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸をバランスよく摂取することがポイントだといわれています。犬にとっての理想的なバランスについては諸説あるのではっきりしたことはわかっておらず、オメガ3:オメガ6=1:1がベストの比率という意見もあれば、オメガ3:オメガ6=1:6くらいでよいという話も聞きます。
オメガ3:オメガ6=1:1~1:6を目安に、オメガ6脂肪酸だけが極端に多く含まれていないドッグフードを選ぶとよいでしょう。
またオメガ3脂肪酸は抗炎症作用、オメガ6脂肪酸は皮膚バリア機能があるので皮膚の健康サポートにも効果的です。トイプードルは皮膚が弱く、蒸れやすい毛質と相まって皮膚トラブルを抱えている子も少なくありません。
皮膚トラブルの予防や改善のためにも、必須脂肪酸を積極的に摂取していきましょう。
トイプードルのドッグフード(餌)はアレルギーに配慮されたものがおすすめ
ドッグフード選びで最低限気をつけなくてはならないことは、アレルゲンを避けるということです。愛犬が食物アレルギーを抱えている場合は、アレルギーの原因となる食材が含まれていないことをよく確認してから購入しましょう。
アレルゲンが何かはっきりわかっている場合は、事前に原材料一覧をよく確認すれば何も問題はありません。しかし食物アレルギーがあるかどうかわからないという場合や、アレルギーの疑いはあるけれどどの食材がアレルゲンなのかが判断できていないという場合もあるかと思います。
その場合は、犬にとってアレルギーの原因になりやすい食材ができるだけ使われていないドッグフードを試してみるのも一つの手です。アレルギーに配慮したドッグフードといえば、まずはグレインフリーを選んでみることをおすすめします。
グレインフリーとは穀物不使用という意味です。ドッグフードには小麦・大麦・ライ麦・米・玄米・トウモロコシなどの穀物に分類される原材料が使用されることが多いのですが、犬にとって穀物は食物アレルギーの原因になりやすい食材のひとつです。
食べ続けているドッグフードに小麦が使われていることが原因で、お腹が緩かったり体がかゆかったりというアレルギー症状に悩んでいる犬もいるので、アレルギーが心配なら穀物を含まないグレインフリーフードを与えると安心です。
また麦類に含まれるタンパク質であるグルテンは、穀物の中でも特にアレルギーを引き起こしやすいのでグルテン不使用のグルテンフリーフードを選ぶというのもアレルギー対策として効果的です。
麦類だけが体に合わないようならグルテンフリーを、穀物全般が心配な場合はグレインフリーを選んでください。
穀物の注意点はアレルギーだけでなく、消化への負担もあります。もともと肉食動物だった犬は穀物の消化をスムーズにできないので、穀物はお腹に優しい食材とはいえません。
ドッグフードに使用される加熱調理した穀物なら健康な犬は十分に消化できるようですが、愛犬の胃腸が弱いのなら余計な負担をかけないように穀物は避けたほうが良いかもしれませんね。
トイプードルのドッグフード(餌)は涙やけに良いものがおすすめ
トイプードルに多い悩みといえば、涙やけが起こりやすいということではないでしょうか。トイプードルはもともと鼻涙管が狭く、塞がってしまっていることすらある犬種です。体質的に鼻涙管閉塞による涙やけが起こりやすいので、こまめなケアが必要になります。
添加物が多く使われたドッグフードを食べ続けていると、ただでさえ他の犬種よりも狭い鼻涙管に老廃物がたまってしまい、涙やけが悪化してしまうので注意しなくてはなりません。ドッグフードの添加物の蓄積が涙やけの原因になっている場合は、ドッグフードを切り替えることで涙やけの改善が期待できるでしょう。
添加物には人工添加物と天然由来の添加物があり、体に害になるのは人工添加物です。フードの品質保持のために添加物を使用せざるを得ない場合でも、天然由来の成分を選んで使っていれば安全性は高く、涙やけの原因になる心配もそれほどありません。
ドッグフードは人工添加物不使用のもの、もしくは完全に無添加のものを選ぶことをおすすめします。
もちろんドッグフード以外にも涙やけの原因は様々なので、逆さまつげや花粉が原因の場合はドッグフードを良いものに替えても涙やけは治りません。原因に合わせた対策をとることが大切です。
他にも目の病気が原因で涙やけが起こることもあります。トイプードルは緑内障や白内障になりやすいので、あまりにも目やにの量が多かったり涙やけが酷かったりする場合は動物病院で相談してみましょう。
トイプードルのドッグフード(餌)は消化によいものがおすすめ?
涙やけで悩みやすいトイプードルのドッグフードは、消化によいものがおすすめです。なぜなら消化に悪いドッグフードを食べ続けると、添加物と同じように老廃物が体内にたまって涙やけの原因になるといわれているからです。
もちろん涙やけ対策としてだけではなく、デリケートな犬のお腹の健康を守るためにも消化吸収しやすいドッグフードを選んであげることが大切です。
犬にとって消化に良い食材とは、新鮮な肉や魚といった動物性タンパク質です。脂肪分が少ない肉や魚がたっぷり使われたフードはお腹に優しいので特におすすめです。逆に品質の悪い肉類が使われていたり、穀物を大量に含んでいたりするフードは消化吸収がしにくいので避けましょう。
腸内環境を整えることもスムーズな消化に役立ちます。お腹の健康をサポートしてくれる乳酸菌やオリゴ糖といった成分が配合されているものや、食物繊維が豊富な食材を使用しているものは腸活に効果的です。
トイプードルのドッグフード(餌)は無添加がおすすめ
ドッグフードの添加物は健康に害を及ぼすリスクがあるものも存在するので、無添加のフードの方が安心です。
注意したいのは、着色料や香料などどれか1つでも添加物が不使用であれば「無添加」と表記して販売してもよいという点です。「無添加」という文字を見つけても全ての添加物が無添加とは限らないので、何が無添加なのかを確認してから本当に安全なものかを判断する必要があります。
「着色料・香料無添加」となっていれば、保存料や酸化防止剤は使用している可能性があるので、そこに注目してチェックしやすいです。曖昧な表現ではなく何が無添加なのかをはっきり記載しているフードや、「完全無添加」のフードがおすすめです。
ドッグフードに含まれる添加物の種類は主に、着色料・香料・保存料・酸化防止剤があります。
着色料はフードの見た目をキレイな色にして飼い主さんの購買意欲をあおるために使われます。実際にドッグフードを食べる犬は食べ物の色で食欲が左右されたりはしないので、着色料使用にメリットはなく健康上のリスクが心配なだけなので不使用の商品がよいでしょう。
香料は美味しそうな香りをプラスして食いつきを良くするために使われます。しかし原材料に良質で新鮮な食材を使っていれば、素材そのものの香りで十分に犬は美味しそうと感じられるはずです。
素材の香りで勝負せずに香料でごまかしているようなフードは、愛犬に安心して与えられる質の良いフードとはいえないでしょう。よって香料も不使用がおすすめです。
ドッグフードの品質を保持するために使われるのが、保存料と酸化防止剤です。特に酸化防止剤はフードの酸化が進んで品質が劣化してしまうのを防ぐために、使用されることが多い添加物です。酸化したフードは味や匂いが悪くなってしまうだけでなく、犬が食べると体調を崩してしまう危険性もあります。
使うメリットが大きい酸化防止剤ですがBHT・BHA・エトキシキン・没食子酸プロピルといった人工の酸化防止剤は、発ガン性や内臓障害を引き起こすリスクが懸念されているので避けたほうが安全です。
海外産のものはどうしても酸化防止剤を使ったものが多いですが、天然由来のトコフェロールやローズマリー抽出物などの成分を使用していれば安全です。無添加ではなくても、安全性の高い添加物を選んでいるフードは信頼できますね。
愛犬の健康を守るために、添加物が必要な場合は安全な天然由来成分を使用し、余計な添加物は不使用のドッグフードを選びましょう。
トイプードルのドッグフード(餌)は関節に配慮されたものがおすすめ
小型犬は骨が細いために関節トラブルが起こりやすく、トイプードルは特にパテラ(膝蓋骨脱臼)になりやすい犬種です。パテラとは膝のお皿の名称で、膝のお皿が正常の位置からずれてしまう疾患のことも意味します。
パテラを発症する原因は、骨や筋肉の形成異常による先天的なもの、もしくは高いところからの転落や交通事故など後天的なものに分けられます。
パテラは放置すると進行してしまい、悪化すると手術が必要になるケースもあります。早めに愛犬の症状に気づいて対応することが大切です。後ろ足を地面につけないようスキップするように歩いていたら、膝のお皿がずれている可能性が高いので悪化する前に動物病院で相談してみましょう。
関節と骨の健康をサポートするために、食事でケアができるとうれしいですよね。足腰が弱ってくるシニア犬に関節サポート成分が配合されたドッグフードが適していますが、パテラの心配があるトイプードルは子犬のころや若いうちから関節ケアができるドッグフードをおすすめします。
また高齢になると関節炎も心配です。関節炎は関節に負荷がかかって軟骨が摩耗して骨同士が触れ合うことで痛みを感じる疾患です。関節炎の症状には歩く時に足を引きずる、今まで通りきちんとお座りができなくなるなどがあります。愛犬が痛い思いをするのはかわいそうなので、関節の健康維持を心がけましょう。
関節をサポートする成分としてはコンドロイチンやグルコサミン、MSM(メチルスルフォニルメタン)などが代表的です。また関節トラブルの予防には、骨を丈夫にするためにカルシウムを摂取することも欠かせません。
カルシウムは乳製品や大豆類、魚介類に豊富なので、それらが原材料に含まれるドッグフードがおすすめです。カルシウムが豊富でその他にも関節サポート成分が配合されているドッグフードを与えて、愛犬の関節の健康を守ってあげてください。
トイプードルのドッグフード(餌)子犬にはどんなものがおすすめ?
トイプードルのような小型犬はおよそ1歳までの間に成犬と同じ体に成長します。子犬でいる時期は体を作る大切な期間であり、成長期に適した栄養や多くのエネルギーが必要です。
子犬には子犬に適した栄養バランスというものがあるので、ドッグフードも子犬用を選ぶか全年齢対応フードを子犬用の適量を守って与えることが求められます。子犬の中でも小型犬は特に代謝が高く、体が小さいわりに多くのカロリーを必要とします。成犬の2倍近くのカロリーを摂取するべきともいわれているので、エネルギー不足にならないように注意しましょう。
栄養素やエネルギーが豊富なだけでなく、お腹に優しいドッグフードを選ぶこともポイントです。犬は人間よりも消化器官がデリケートですが、さらに子犬は消化器官が未発達なので消化不良を起こして下痢や嘔吐をしてしまうことが多いという問題があります。
お腹の負担を軽くするために消化しやすい原材料を使用したフードを与えるようにしましょう。消化しやすい原材料は良質な動物性タンパク質です。高品質で新鮮な肉や魚がたっぷり使われたものなら、子犬にとっても消化吸収がスムーズになります。
また産地が分かる原材料だとより安全です。どこから仕入れているかなど詳細な情報が掲載されていると尚安心できますね。
繊細な子犬の健康を守るために、原材料の品質テストを行っているなど、犬の健康に配慮していることが読み取れるような商品を選ぶことをおすすめします。
トイプードルのドッグフード(餌)は小粒がおすすめ
トイプードルは犬の中では噛む力が小さい犬種です。ドッグフードの粒の大きさや硬さによっては、自分で噛んで食べるのが難しくて食いつきが悪くなってしまう可能性もあります。愛犬にごはんの時間を楽しんでもらえるように、ドッグフードは食べやすさも重視して選びましょう。
トイプードルをはじめとする小型犬は、基本的に粒のサイズが小さいほうが食べやすいでしょう。ドッグフードには口の小さい小型犬でも上手に食べられる小粒の商品も多く販売されています。
ただし小型犬用としてではなく、全犬種対象のフードの場合は「小粒」とパッケージに書かれていても実はそれほど小さくないこともあります。大型犬にとっては小粒でも、小型犬にとっては十分大きめのサイズというケースも珍しくないので、事前に粒のサイズや形状も調べておくとよいでしょう。
犬はドッグフードを噛まずに丸呑みしてしまう子もいますが、小粒なら丸呑みしても喉に詰まる心配がないので安心ですね。
粒のサイズが小さめでなくても、噛み砕きやすい形状のものはトイプードルでも食べやすいです。ドーナツ型の粒や平たく薄い粒は、噛む力が弱くても簡単に噛み砕けるのでおすすめです。
サイズや形状がトイプードルにとって食べやすいフードを選んでも、食べづらそうにしていたり途中でむせてしまったりする場合は、フードをぬるま湯でふやかしたり柔らかいウェットフードや半生フードを試すのも一つの手です。
愛犬の食事の様子を観察して、どのようなフードなら食べやすいのかを考えてあげてください。
トイプードルのドッグフード(餌)シニアにはどんなものがおすすめ?
犬も人と同じで高齢になると基礎代謝が下がるうえに自然と活動量も低下するため、肥満になりやすいので注意が必要です。成犬のころと同じ量のドッグフードを与えていると、カロリー過多で体重が増加してしまいます。
老犬になるとあらゆる健康リスクが高まりますが、肥満がその原因になるケースも少なくありません。体重が重いと関節の負担にもなるので、関節のトラブルが心配なトイプードルは特に太ることの悪影響が出やすいです。
シニアになっても適正体重を維持すると健康に良いので、シニア犬には低カロリー・低脂肪のフードを選び肥満予防をしましょう。
ドッグフードは100gあたりのカロリーが360kcal以下だと比較的ヘルシーです。脂質は12%以下だと低脂質に分類されるでしょう。もっと低カロリーだったり低脂質だったりするドッグフードもありますが、健康的なダイエットのためには必要な栄養はしっかり摂取できるフードを選ばなくてはなりません。
栄養バランスの優れたフードの中から低カロリー・低脂肪で、愛犬が美味しく食べられるものを探しましょう。
またシニア犬は筋肉が衰えてしまうので、健康な体を維持するために高タンパクな食事が適しています。高タンパクな食材は肉や魚といった動物性タンパク質です。
特に低カロリーで高タンパクな鶏肉・馬肉・鹿肉・サーモン・白身魚はダイエットに向いています。またラム肉は脂肪燃焼効果があるカルニチンやコレステロール値を下げる不飽和脂肪酸が豊富なので、ダイエットをサポートしてくれる食材のひとつとして頼りになりそうです。
タンパク質を十分に摂取して強い筋肉を育てることは、関節のトラブル防止にも効果的なので良質なタンパク質を豊富に含むドッグフードをおすすめします。
エネルギーとなる炭水化物源としてお米やジャガイモが使用されているドッグフードは多いですが、お米やジャガイモは高GIなので血糖値が上がりやすくダイエットには不向きな食材です。
お米やジャガイモの代わりにエネルギー源になってくれる低GI食材には、ヒヨコ豆やサツマイモがあります。低GIを心がけているドッグフードは糖尿病の心配がある犬にも適しています。
トイプードルのドッグフード(餌)は総合栄養食もおすすめ
ドッグフードには総合栄養食・一般食・間食・特別療法食といった種類があります。総合栄養食はそのドッグフードと水だけあれば1日に必要な栄養を摂取できるもののことで、毎日の主食に適しています。
愛犬のドッグフードは基本的には総合栄養食を選ぶことをおすすめします。栄養バランスが整っているので、総合栄養食を適量食べていれば健康を維持できる可能性が高くなります。
一般食は主食というよりおかずとして活用される嗜好性を重視したドッグフードです。総合栄養食の食いつきが悪い時に、一般食と一緒に与えることで喜んで食べてくれる場合もあります。しかし一般食だけでは栄養が偏ってしまうので、必ず総合栄養食をメインにし一般食はおまけ程度で与えるのがよいでしょう。
間食はおやつやスナックのことです。ご褒美であげるという飼い主さんが多いでしょう。愛犬がおやつが好きでついついたくさん与えてしまうという方もいるかもしれませんが、間食の食べ過ぎは肥満や主食を食べ残してしまう原因になるので気をつけましょう。
特別療法食は病気の治療のために、特別な栄養バランスに整えられたフードです。獣医師の指導のもとで与えるものなので、飼い主さんの自己判断で主食として与えることはやめましょう。適していない特別療法食を食べさせると栄養バランスが偏って、愛犬が健康を損なう可能性があります。
飼い主さんが自分でドッグフードの成分を確認して、1日に必要な栄養が摂取できるフードかどうかを判断するのは難しいです。総合栄養食として販売されているフードはAAFCO(米国飼料検査官協会)が定めた栄養基準をクリアしているということなので安心して主食として与えてください。
トイプードルのドッグフード(餌)は専用フード?
犬種の特性に合わせて用意されたフードは、全犬種を対象にしたフードよりも良い商品なのでしょうか?
人気の犬種なだけあって、トイプードル専用ドッグフードは様々なメーカーから販売されています。しかしトイプードル専用フードの全てが安全で高品質とは限りません。
たとえば「プロマネージ 成犬用 トイプードル用」について調査したところ、トイプードルの特徴に合わせて腸内環境を整える成分や被毛ケア成分がしっかり配合されている点では評価できました。
しかしアレルギーや消化不良のリスクが懸念されるトウモロコシやコーングルテンが使われていたり、酸化防止剤として人工添加物のBHAとBHTを使用していたりする点で安全とは言い難いです。
また「ユニチャーム ベストバランス カリカリ仕立て トイプードル用 成犬用」では、関節サポート成分や被毛ケアに効果的な成分が配合されていましたが、こちらも原材料に問題があります。
犬は動物性タンパク質をメインに使ったフードが適していますが、肉類や魚介類よりも穀類をメインに使用しているようです。トウモロコシや小麦粉は犬の体に負担になるので、あまり摂取したくない食材です。保存料やpH調整剤が含まれているのも気になります。
「ラシーネ トイプードル」は低カロリーなのに健康サポート成分を含んでいるという点で、ダイエット中にも向いているフードです。しかしこちらも安全性と品質については、おすすめできない部分がありました。
メインの原材料は穀類で、トウモロコシや小麦の健康へのリスクが心配です。肉類もチキンミールや牛肉粉など品質に不安があるものを使っています。
3種類のドッグフードを見ただけでも、トイプードル専用フードだからといって安全とは限らないことがわかりました。3つとも人気のあるドッグフードなのですが、しっかり原材料などの情報をチェックすると気になる点が見つかります。
トイプードル専用かどうかにこだわらず、原材料や添加物、製造工程などを確認して安全だと判断できたフードを選ぶことをおすすめします。
もちろんトイプードルの健康をサポートしてくれる関節サポート成分や整腸作用のある成分、美しい毛並みを維持できる必須脂肪酸などが配合されているかどうかもポイントです。毎日の食事は健康に大きく影響するので、愛犬が美味しく食べながらますます健康になれるようなぴったりのフードを見つけてあげましょう。
トイプードルのドッグフード(餌)でおすすめは?
数あるドッグフードからトイプードル向けのおすすめ商品はどれかを調査しました。
ドッグフードは愛犬の毎日のごはんとして健康に大きく影響するものなので、安全性や品質管理が徹底されている信頼できる商品を選びたいですね。
添加物や消化不良、アレルギーのリスクに配慮しているかどうかという点も重視しましょう。またトイプードルは、涙やけになりやすかったり関節トラブルが起こりやすかったりすることにも着目し、涙やけ改善に効果があるか、関節ケア成分が配合されているかどうかもチェックしました。
トイプードルといえばふわふわの被毛が魅力なので、毛並みを美しく維持する効果があるオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸が摂取できることもポイントです。
これらの要素を考慮して、トイプードルにおすすめドッグフードをご紹介します。よくランキングで紹介されているドッグフードを中心に厳選したので、愛犬家から人気がある売れ筋商品として信頼できるものが多いです。
おすすめドッグフードについて原材料に何を使っているか、カロリーはどれくらいか、コスパはよいかどうかなどを確認のうえ、愛犬に適したフードを選ぶ参考にしていただけると幸いです。
主原料 | チキン・サーモン |
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カロリー | 363kcal / 100g |
添加物 | ビタミン・ミネラル以外は無添加 |
内容量 | 1.8kg |
原産国 | イギリス |
粒の大きさ | 直径1cm程度のドーナツ型 |
フードタイプ | ドライフード |
価格※ | 5,038円(税込) |
※モグワン公式サイトで調査
グレインフリーなので穀物アレルギーや、穀物が消化の負担になる心配もいりません。危険な添加物は不使用で、乳酸菌配合でお腹の健康をサポートしてくれるので、老廃物がたまりにくく涙やけの予防にも効果が期待できます。
関節をサポートしてくれる成分としてグルコサミン・コンドロイチン・MSM(メチルスルフォニルメタン)の3種が配合されているので、関節トラブルを抱えやすいトイプードルにもうれしいです。
メインの原材料にサーモンを選んでいるため、なかなか摂取しにくいオメガ3脂肪酸も豊富に含んでいるのもポイントです。オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸がバランスよく摂取できるので、トイプードルの魅力であるふわふわの被毛を美しい状態に保つことができます。
原産国のイギリスは、日本よりもペットフード生産に対する基準が厳しいので、安全性や品質も高い場合が多いです。「モグワン」も欧州ペットフード工業会連合(FEDIAF)の厳しい基準をクリアした工場で製造され、品質テストをパスした原材料のみを使用しています。安心して愛犬に食べてもらえますね。
内容量1.8kgで5,038円なので、100gあたりの価格は280円になります。安全性や品質が高いわりにコスパもよいといえるでしょう。継続して購入しやすい価格に収まっていることも人気の理由のひとつでしょう。
よりお得に購入したい方は、定期コースで申し込むと割引価格になるのでおすすめです。
主原料 | 鶏肉(ささみ・レバー) |
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カロリー | 343kcal / 100g |
添加物 | ビタミン・ミネラル以外は無添加 |
内容量 | 1kg |
原産国 | 日本 |
粒の大きさ | 直径0.7~0.8cmほどの平たい円形 |
フードタイプ | ドライフード |
価格※ | 3,850円(税込) |
※このこのごはん公式サイトで調査
「このこのごはん」は国産ドッグフードで、主な原材料には鶏ささみと鶏レバーを使用しています。高タンパクで低脂肪なささみでヘルシーに、鉄分やミネラル、ビタミンが豊富なレバーで健康サポートできるように配慮されています。
他にもタンパク質源としてまぐろと鹿肉を使うことで、美味しさも栄養もアップしているのが特徴です。鹿肉は不飽和脂肪酸が豊富なので、毛並みを整えることが大切なトイプードルにはうれしいですね。
玄米や大麦を含むのでグレインフリーではありませんが、小麦グルテンフリーでトウモロコシも不使用なので、アレルギーリスクは軽減されており消化への負担も心配ありません。
整腸作用のある乳酸菌配合のうえに危険な添加物も不使用なので、老廃物が涙やけを引き起こすリスクも少ないでしょう。
また人間の食品と同じレベルの国内専門工場で製造しているので、衛生面や品質管理も安全性が高いと信頼できます。
かつお節をたっぷり使うことで、お出しの香りが食いつきをよくする美味しいフードに仕上がっています。ドッグフードの独特のニオイが気にならないという点で飼い主さんからも好評のようです。
内容量1kgで3,850円なので、100gあたりの価格は385円です。決してコスパがよいとはいえませんが、愛犬のために国産で安全性が高く健康に良いフードを選びたいという方には試す価値のある商品ではないでしょうか。
定期コースで申し込むと割引価格で購入できてお得なので、ぜひ公式サイトからご確認ください。
主原料 | 鶏肉 |
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カロリー | 351kcal / 100g |
添加物 | ビタミン・ミネラル以外は無添加 |
内容量 | 800g |
原産国 | 日本 |
粒の大きさ | 直径1cmほどの平たい円形 |
フードタイプ | ドライフード |
価格※ | 4,830円(税込) |
※ポンポンデリ公式サイトで調査
「ポンポンデリ」は国産の、小型犬の腸活に最適なドッグフードです。腸内環境を整えることできれいな目元・美しい毛並み・アレルギー対策を実現させることを重視してつくられています。
主な原材料は鶏肉で、グルテンフリーなので小麦による負担はかかりません。穀物は消化しやすいものだけを厳選して、大麦・玄米・赤米・黒米を栄養源として使用しています。
保存料・着色料・酸化防止剤・香料が無添加、肉と野菜が国産というように、曖昧に表記せず具体的に公開しているという点で信頼できます。
整腸作用のある成分や食材として、乳酸菌の一種であるフェリカス菌、食物繊維の一種であるイヌリン、善玉菌をサポートするフラクトオリゴ糖、食物繊維が豊富なムラサキ芋を使用しています。腸活フードとして高い効果を期待できそうですね。
コラーゲンペプチドが配合されており、関節や骨の健康もサポートしてくれます。また酸化しにくいように魚油を粉末状にして配合することで、体に良い脂肪を摂取できるように工夫されています。
有機JAS・HACCP・GMP・ISO2205を取得した九州の工場で製造しており、原材料から製造まで品質管理を徹底している点でも安心です。
かつお節と鶏ガラスープで風味と旨みをアップさせていて、スタッフ自らが試食して開発したとこのことです。安全性も美味しさも保証されています。
腸内環境を整えることで涙やけや毛並みを改善したいという犬に「ポンポンデリ」はとてもおすすめなのですが、内容量800gで4,830円、100gあたりの価格が603円と高価なのがデメリットになってしまいます。
安全で健康への効果が期待できるなら、コスパは気にしないという方には向いています。お得な価格で購入できる定期コースが用意されているので、ぜひご確認ください。
主原料 | 鶏肉 |
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カロリー | 350kcal / 100g |
添加物 | ビタミン・ミネラル以外は無添加 |
内容量 | 1.5kg |
原産国 | 日本 |
粒の大きさ | 1cm×0.7cmほどの楕円形 |
フードタイプ | ドライフード |
価格※ | 5,478円(税込) |
「うまか」の主な原材料として使用している鶏肉は、九州産華味鶏100%なのでチキンが好きな犬にはたまらないごはんでしょう。
鶏肉以外の原材料も国産素材をメインに選んでおり、小麦グルテンフリーなので小麦アレルギーや小麦による消化への負担も問題ありません。
添加物も危険なものは一切不使用なので、健康への悪影響や老廃物がたまって涙やけを引き起こすリスクも心配いらないでしょう。お腹の健康をサポートするためにビフィズス菌とオリゴ糖を配合しているのもうれしいですね。
関節サポート成分としてグルコサミンとコンドロイチンを配合しています。グルコサミンとコンドロイチンは併せて摂取することでより高い効果を発揮できるので、関節ケアが重要なトイプードルにぴったりのフードといえるでしょう。
衛生面と品質管理も徹底しており、GMP認定・ISO認定・HACCP認定を取得している食品工場が運営するペットフード工場で製造されています。
内容量1.5kgで5,478円なので、100gあたりの価格は365円になります。コスパがよいとはいえませんが、品質や安全性は信頼できる良質なドッグフードのひとつです。定期コースを利用すると割引価格で購入できるのでおすすめです。
主原料 | 新鮮牛生肉・新鮮鶏生肉・新鮮馬生肉・新鮮魚生肉 |
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カロリー | 400kcal / 100g |
添加物 | 無添加 |
内容量 | 850g |
原産国 | 日本 |
粒の大きさ | 約0.5cmの棒状 |
フードタイプ | ドライフード |
価格※ | 3,300円(税込) |
※ナチュロル公式サイトで調査
「ナチュロル」は国産のドッグフードです。毛並みがふわふわになった、涙やけが良くなったなどと評判で、多くの犬の飼い主さんに支持されています。
メインには牛肉・鶏肉・馬肉・魚肉という4種の動物性タンパク源を採用しています。生肉の比率を55%以上にし、良質で新鮮なタンパク質を摂取できるので健康的で美味しさも抜群です。高タンパクのフードは被毛の美しさを維持するのにも効果的です。
グレインフリーなので穀物アレルギーや消化への負担も問題ありません。危険な添加物も不使用で、腸内環境を整える乳酸菌とオリゴ糖を配合、さらに食物繊維が豊富な海藻も含んでいます。体内に老廃物が蓄積して涙やけの原因になるリスクも低いので、涙やけに悩んでいる犬にもおすすめです。
「ナチュロル」の1番の特徴は、安定・持続型ビタミンCを配合して免疫力を維持できるようになっているという点です。ビタミンの効果を高める天然バイオフラボノイドも加えることで、ますます健康をサポートする効果が期待できます。
100gあたり400kcalと、ややカロリーは高めなので体重管理はしっかりしましょう。
内容量850gで3,300円なので、100gあたりの価格は412円です。コスパはよくはないので気軽に試せるドッグフードではありませんが、安心して愛犬に食べてもらえるおすすめ商品のひとつです。お得な定期コースや食いつきお試しコースがあるので、ぜひ公式サイトでご確認ください。
トイプードルのドッグフード(餌)を比較
商品名 | 原産地 | 穀物 | 添加物 | 関節 | 粒の大きさ | コスパ |
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モグワン | イギリス | グレインフリー | ◎ | グルコサミン・コンドロイチン・MSM | 約1cm | 280円 / 100g |
このこのごはん | 日本 | グルテンフリー | ◎ | なし | 0.7~0.8cm | 385円 / 100g |
ポンポンデリ | 日本 | グルテンフリー | ◎ | コラーゲンペプチド | 約1cm | 603円 / 100g |
うまか | 日本 | グルテンフリー | ◎ | グルコサミン・コンドロイチン | 1cm×0.7cm | 365円 / 100g |
ナチュロル | 日本 | グレインフリー | ◎ | なし | 0.5cm | 412円 / 100g |
ロイヤルカナン | フランス | 小麦・トウモロコシを含む | × | なし | 1cm | 217~237円 / 100g |
アカナ | カナダ | グレインフリー | ◎ | グルコサミン・コンドロイチン | 1.2cm | 220~496円 / 100g |
ニュートロ | アメリカ | グルテンフリー | ◎ | なし | 小粒 | 151~198円 / 100g |
サクラペットフード | 日本 | 穀類を含む | ◎ | コンドロイチン・グルコサミン | 0.5cm | 203円 / 100g |
ロータス | カナダ | グレインフリー | ◎ | なし | 0.7~1cm | 244~495円 / 100g |
トイプードルにおすすめのドッグフードとして全部で10種類ご紹介しました。それぞれのフードに選ぶべきメリットはありますが、この中でどれか1つを選ぶなら「モグワン」をおすすめしたいと思います。
なぜ「モグワン」を1番おすすめのドッグフードとして選んだのか、他のフードと比較しながら説明しましょう。
まず原材料や添加物の安全性という点で、アレルギーリスクや消化への負担が気になる穀物を使用している「ロイヤルカナン」と「サクラペットフード」を外しました。「ロイヤルカナン」は人工添加物を使用していることもあるので、安全だと自信を持っておすすめできるフードとはいえないでしょう。
興味がある方は下記をご覧下さい。
次に注目したいのが関節サポート成分が配合されているかどうかです。トイプードルは関節トラブルを抱えやすい犬種なので、若いうちから関節ケアに効果的な成分を食事から摂取しておきたいですよね。
関節サポート成分が配合されていない「このこのごはん」「ナチュロル」「ニュートロ」「ロータス」も、「モグワン」よりはトイプードルの健康維持に適していいないという判断になりました。
同じくらい安全で良質なドッグフードなら、できるだけコスパの良いものを選びたいですよね。「ポンポンデリ」と「うまか」はおすすめしたい要素が多いものの、価格の高さが飼い主さんの負担になりやすいというデメリットがあります。
特に100gあたり603円の「ポンポンデリ」は、なかなか気軽に購入できる値段とはいえないでしょう。そのぶん腸活に特化したフードとしての効果は期待できるので、涙やけやアレルギー、毛並みなどを改善するためなら値段は問わないという場合は試してみて欲しい商品です。
「うまか」は価格も100gあたり365円と極端に高いわけではないのですが、「モグワン」の100gあたり280円と比べると割高に感じてしまいます。
「アカナ」と「モグワン」のどちらがよりおすすめかを決めるのは、非常に難しかったです。どちらも原材料の質や安全性にこだわっていて、関節サポート成分も毛並みを美しくする必須脂肪酸も配合されており、価格もそれほど違いがありません。
ただ「アカナ」は高タンパクで脂質もそれなりに多く含むので、運動量の多い活発な犬に向いているフードという特徴があります。一方「モグワン」は日本の室内犬向けに開発されているので、基本的にお家の中で過ごしていて運動は毎日の散歩くらいという犬に適した栄養バランスになっています。
日本で飼われているトイプードルの多くは、毎日走り回って運動するというよりも散歩の時間以外は室内で穏やかに過ごしている子が多いのではないでしょうか。それを考えると「モグワン」の方が日本で暮らす犬にはおすすめです。
また口コミを調査したところ「モグワン」の食いつきのよさが評判になっているので、喜んで食べてくれる犬が多いことにも期待できます。愛犬にもごはんの時間を楽しんでほしいので、やはり美味しさが評価されているフードをあげてみたいですよね。
以上のように、それぞれのドッグフードを比較して「モグワン」を1番おすすめのドッグフードとして選びました。もちろん原材料にアレルギーがある場合は食べられませんし、必ず食いつきがよかったり、健康への効果がはっきり出るとは限りませんが、大人気のフードなのでぜひ試してみてはいかがでしょう。
トイプードルのドッグフード(餌)Q&A
トイプードルのドッグフード(餌)の量/1日どれくらい?
トイプードルに1日に与えるフードの量は月齢やライフステージ、犬それぞれの体重によって異なります。
フードの袋を見てみると体重毎に適正量が書いてありますが、それはあくまで理想体重を元にした数値です。
より最適な量を知るには、安静時に消費するエネルギー(RER)・活動も含め1日に必要なエネルギー(DER)を計算してから求める方法があります。
実際にRERの計算方法を用いて、4kgの成犬の設定で計算をしてみました。
- 体重を3乗→4×4×4=64
- 結果に電卓の√(ルート)を2回押す→64√√=2.8284…
- 結果に70をかける→2.8284…×70=197.989…(四捨五入して198kcal)
そして、RERに以下の活動係数をかけてDERを調べます。活動係数はライフステージ毎に異なります。
- 子犬(4ヶ月まで)3.0
- 子犬(4〜12ヶ月まで)2.0〜2.5
- 成犬(避妊・去勢済)1.8
- 成犬(避妊・去勢なし)1.6
- 肥満ぎみの犬 1.0〜1.2
- 成犬(妊娠中)前期1.8〜後期3.0
- 成犬(授乳中)4.0〜5.0
- 老犬(避妊・去勢済)1.4
- 老犬(避妊・去勢なし)1.2
体重4kgで避妊・去勢済の成犬なら、DERの計算結果は198(kcal)×1.8=356.4。1日に356kcalの摂取が必要になるわけです。
ここまで分かったら、最後に1日の給餌量を次の計算方法で算出しましょう。
- DER×フード1gあたりのカロリー=1日の最適な給餌量
トイプードルの餌の量/子犬
子犬へのフードの与え方のポイントは、食事毎に間が空きすぎないように分けて与えることです。
子犬は特にエネルギーを多く使うものの、まだ一気に多量のご飯は食べられません。
生後2ヶ月までは1日の給餌量を4〜5回、3ヶ月から5ヶ月程度までは3〜4回、5〜6ヶ月以降は2〜3回に分けます。
1日の給餌量はフードの袋を参考にするか、こまめに体重を計ってRER・DERを出す計算方法で求めましょう。
また、うんちの硬さを見ると細かい目安がわかります。
軟便ぎみや下痢ぎみであれば与えすぎ、コロコロしていたり硬いうんちの場合は餌が少ないです。
最初は難しいかもしれませんが、適切な給餌量を見極めることが重要になります。
トイプードルの餌の量/成犬
成犬になってから10歳ごろまでは活動の量が増え、食べる量も多くなっていきます。
この時期に求められるがまま食事を与えてしまうと健康を損ねる危険が伴うので、フードの与え方には気をつけましょう。
成犬は子犬時代よりも必要なカロリー量が少ないので、成犬用のフードか全年齢対象のフードを選ぶのがおすすめです。
もし、避妊・去勢手術が済んでいる場合は専用のフードに切り替え、食事回数は1日2回を目安に与えてください。
なお、妊娠中や授乳期の成犬は普通よりも必要なエネルギーが多くなるので、定期的な体重計測を継続しながら、獣医さんに相談の上で給餌量をコントロールしていきましょう。
トイプードルの餌の量/老犬
10歳以降の老犬になると、内臓や消化器の働きが弱ってきて消化が上手くできなくなります。
また、シニア期になると筋肉が衰え代謝が下がるので、必要なカロリー量が成犬時よりさらに減り1日に食べる量も少なくなっていくのです。
体調や食べ方をチェックしつつ、食事回数を増やして1回あたりの量を減らすのが与え方のポイントになります。
1日の給餌回数を2〜3回程度に増やして、必要なカロリーを摂取できるように考慮しましょう。
パッケージの給餌量はあくまで目安として捉え、定期的に体重計測や体調の観察をしながら量を調節していくと良いです。
トイプードルのドッグフード(餌)の与え方/よくある間違い
トッピングやおやつを与えすぎない
トッピングやおやつには様々なメリットがありますが、安易に与えすぎるのは控えましょう。
トッピングのメリットは、フードだけでは補い切れない栄養素を摂れたり、食欲が落ちているときに食いつきが良くなることが挙げられます。
おやつのメリットは、タイミングを見極めて与えることで愛犬とのコミュニケーションやしつけに効果的に使え、デンタルケア用など健康のサポートも可能です。
その他、フードの飽き防止や、愛犬の好みに合わせてあげられるメリットもあります。
一方、トッピングやおやつを与えすぎてしまうことでフードの食いつきが悪くなったり、無駄吠えやトイレの回数が頻繁になるデメリットがあるので注意です。
トッピングやおやつは犬にとって非常に魅力的なので、食べ過ぎていると執着心が生まれます。
カロリーオーバーも怖いので、大切な愛犬の健康を損なわないよう、「求められるがままに与えない努力」をしましょう。
ドッグフードを変更する場合
ドッグフードを切り替えるタイミングは、子犬用・成犬用・老犬用と年齢に合わせてフードを変えるのが一般的です。
その他、犬の体質に合わなかった時や、獣医からの指示で療法食に切り替えると言った場合もあります。
ドッグフードの切替時に気をつけることとしては、いきなり新しいフードに変えずに犬の体調を見ながら変えることです。
急に新しいフードに変えてしまうと、胃腸がびっくりして下痢や嘔吐などが起こるかもしれません。
初日は元のフードに新しいフードを1割ほど混ぜて与え、問題がなさそうであれば2日目・3日目…と新フードの割合を徐々に増やしながら、10日くらいかけて切り替えましょう。
ドライからウエットへの切替の場合は、ウエットフードの方が水分を多く含んでいるので、胃腸に負担を与えないよう少しずつ与えるのがポイントです。
トイプードルの餌は手作りとドッグフードどっちがよい?
最近では既製品のドッグフードではなく、飼い主さん自らの手作りフードをあげる方も増えました。
手作りフードは何と言っても添加物を使用しないフードを作れるのが大きなメリットです。
既製品には加工や保存のために添加物が入っているものが多いですが、自分で作れば添加物がなくとも新鮮な食材を使えて、どの食材を使ったかも把握できます。
また、カロリーを自身で調整しながら作れるのも安心ですね。
デメリットとしては、犬にとってのNGな食材のリサーチが必要になることや栄養バランスを考えるのが大変なことです。
主にNGな食材は、玉ねぎや香辛料、ナッツ類など。
人が食べる分には問題なくても、犬にとっては劇物になってしまいます。
また、犬によっては体質に合わない可能性がある食材もあるので注意したいですね。
手作りフードは犬にとって危険な食材を避け、栄養バランス・カロリーを計算しながら作るので時間もコストもかかります。
手作りする余裕がない方や、食材選びが不安だと感じる人は既製品のドッグフードが無難でしょう。
トイプードルにかかる年間の餌代について
トイプードルを飼う上で必要不可欠な餌代は、購入する餌の価格にもよりますが月3,000〜5,000円程度です。
さらに毎月のおやつ代を1,000〜2,000円ほど上乗せしてトータルすると毎月4,000〜7,000円くらいの出費となり、年間にすると、約4万8,000〜8万4,000円掛かります。
トイプードルの平均寿命は15歳なので、餌・おやつ代だけでも生涯コストは72万〜126万円です。
餌代はどのようなフードを選ぶかによって出費が変わってきます。
犬を飼うにあたっては他にも出費がかさんでしまうため、少しでもコストを抑えたい方はできるだけコスパの良いフードを見つけて切り替えるのも手です。
もちろん、愛犬の体質や好みに合ったものを選んでくださいね。
トイプードルが餌(ご飯)を食べない時の対処法
トイプードルがご飯を食べない時、または食いつきが悪い理由(原因)には以下が挙げられます。
- 病気の可能性
- ストレス
- フードが好みに合わない
- フードの劣化
- 発情期
- わがまま
原因として考えられる病気は、歯周病、胃腸炎、腎不全、フ寄生虫感染、熱中症など。病院に連れて行く症状の目安は、食べないだけでなく水も飲まない、下痢や嘔吐をしているなど様子がおかしい場合です。
名前を呼んでも元気がなかったりぐったりしている場合は、すぐに病院を受診しましょう。
愛犬は元気なのにご飯を食べてくれない…という場合は、ストレスか、避妊・去勢前であれば発情期が考えられます。
住環境が変わったり運動量が足りなかったりするだけでもストレスから食欲不振を招くので、コミュニケーションを増やしてストレスの理由を解消するよう努めてみてください。
また、発情期に入った犬は食欲が落ちる傾向にありますので、様子を見ながら給餌量を調節すると良いです。
他にも、フードの硬さや食感が好みと合わない、フードが劣化していて匂いが嫌、いつでも食べられると思ってわがままで食べないパターンもあります。
そのような場合は、硬いフードをふやかす、フードの切替、保存方法の見直し、しつけにチャレンジすると言った対処法を試してみてください。