【シニア犬のフード】シニア犬フードランキング
はじめにシニア犬におすすめのドッグフードの中でも、特に人気のあるものをご紹介します。
シニア犬向けフードのおすすめランキングで上位になることの多い売れ筋商品ばかりなので、美味しさや健康への効果が期待できます。
国産にこだわらず、ペットフード先進国であるイギリスなど安全で高品質なドッグフードを生産している国が原産国のフードを選びました。
無添加フードなど犬にとって安心・安全な要素を持っているフードであることや、生産している工場も信頼できて品質管理も確かであることも重視しています。
もちろんシニア犬の健康維持に適した高タンパク・低脂肪・低カロリーで、関節の健康をサポートする成分を配合しているという点でもおすすめできるドッグフードばかりです。
より適したフードを選べるように価格や粒の大きさも調査したので、コスパや食べやすさも考慮してより良いものを選んでください。
ピッコロドッグフード
カロリー | 約355kcal / 100g |
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主原料 | 骨抜きチキン生肉・骨抜き生サーモン・乾燥チキン |
粒の大きさ | 直径1cm程度のドーナツ型 |
内容量 | 1.5kg |
原産国 | イギリス |
対象年齢 | 7歳以上のシニア犬 |
関節サポート成分 | グルコサミン・MSM・コンドロイチン硫酸 |
価格※ | 5,038円(税込) |
※ピッコロドッグフード公式サイトで調査
「ピッコロドッグフード」はイギリス産のシニア犬用ドッグフードです。チキンとサーモンが70%も配合されている高タンパクドッグフードなので、健康に良いだけでなく食欲が低下したシニア犬でも食いつきが良くなる可能性が高いです。
粗タンパク質32%、脂質15%、100gあたりのカロリーは約355kcalとかなりの高タンパクフードのわりに脂質やカロリーは低めになっています。愛犬が高齢になってもタンパク質をたくさん摂取して筋肉のある健康な体を維持したいという方におすすめです。
モグワン
カロリー | 363kcal / 100g |
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主原料 | チキン&サーモン(チキン生肉・生サーモン・乾燥チキン・乾燥サーモン・チキングレイビー・サーモンオイル) |
粒の大きさ | 直径0.8~1.2cm程度のドーナツ型 |
内容量 | 1.8kg |
原産国 | イギリス |
対象年齢 | 全年齢対応 |
関節サポート成分 | グルコサミン・コンドロイチン・MSM |
価格※ | 5,038円(税込) |
※モグワン公式サイトで調査
「モグワン」はペットフード先進国であるイギリスが原産国のドッグフードです。累計販売数200万個を突破した大人気の商品なので、愛犬家に信頼されている人気のドッグフードを選びたい方におすすめです。
全年齢対応なのでシニア犬専用のフードではありませんが、タンパク質27%以上、脂質10%以上、100gあたり363kcalと高タンパクなのに脂質やカロリーは控えめなのでシニア犬にもぴったりです。
動物性タンパク質であるチキンとサーモンが56%も含まれているので、犬にとって消化しやすいお腹に優しいフードになっているのもうれしいですね。
ペロリコドッグフードライト
カロリー | 326.9kcal / 100g |
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主原料 | 肉類(チキン生肉・乾燥ダック・チキンタンパク) |
粒の大きさ | 約0.9cmのクロス型 |
内容量 | 1.8kg |
原産国 | オランダ |
対象年齢 | 1歳以上 |
関節サポート成分 | グルコサミン・コンドロイチン |
価格※ | 5,038円(税込) |
※ペロリコドッグフードライト公式サイトで調査
「ペロリコドッグフードライト」はオランダ産の美味しさと低カロリーを両立させたドッグフードです。タンパク質は22.5%以上と十分な量を含んでいるのに、脂質は8%以上、100gあたり326.9kcalと低脂質&低カロリーなので体重コントロールが必要なシニア犬に特におすすめです。
アレルギーや消化不良のリスクも軽減されており、動物性タンパク質源にチキンとダック以外にも白身魚を使用しているのも健康的です。白身魚は高タンパクで低カロリー、さらに消化にも優しいというメリットを持つのでシニア犬には積極的に摂取させたい原材料のひとつです。
ヒルズ サイエンス・ダイエット ドッグフード 高齢犬用 シニア 7歳以上 小粒 チキン
カロリー | 368kcal / 100g |
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主原料 | トウモロコシ・小麦・鶏肉(チキン・ターキー) |
粒の大きさ | 約1cmの丸形 |
内容量 | 1.4kg / 3.3kg / 6.5kg / 12kg |
原産国 | オランダ |
対象年齢 | 7歳以上の高齢犬 |
関節サポート成分 | グルコサミン・コンドロイチン硫酸 |
価格※ | 1.4kg 1,613円 / 3.3kg 2,397円/ 6.5kg 3,664円 / 12kg 7,107円 |
※amazonで調査
「ヒルズ サイエンス・ダイエット ドッグフード 高齢犬用 シニア 7歳以上 小粒 チキン」はオランダ産のドッグフードで、シニア犬の健康維持に配慮して作られています。
腎臓や心臓の健康維持のためにナトリウムとリンの量を調整していたり、必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸が配合されていたりするのが良い点です。関節サポート成分としてグルコサミンとコンドロイチン硫酸も含まれています。
気になるのは原材料のメインにトウモロコシと小麦という、犬の消化には負担になってしまう穀物が使用されているということです。トウモロコシと小麦はアレルギーの原因にもなりやすいので、積極的に摂取したい食材ではありません。
YumYumYum! シニア&ライト チキン ドライタイプ
カロリー | 320kcal / 100g |
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主原料 | 鶏肉・大麦・玄米 |
粒の大きさ | 約0.7~0.8cmの平たい丸形 |
内容量 | 50g / 500g / 1kg(500g×2) / 2kg / 4kg(2kg×2) |
原産国 | 日本 |
対象年齢 | シニア犬 |
関節サポート成分 | コンドロイチン蛋白複合体・グルコサミン |
価格※ | 50g 260円 / 500g 2,154円 / 1kg(500g×2) 4,180円 / 2kg 7,130円 / 4kg(2kg×2) 13,156円 |
※GREEN DOG公式通販サイトで調査、全て税込価格
「YumYumYum! シニア&ライト チキン ドライタイプ」は国産のシニア犬用ドッグフードです。鶏肉の中でもささみを多く使用することで全年齢対応の「YumYumYum!」と比較して脂肪分を40%カットすることができました。
低脂肪かつ高品質な鶏肉をメインの原材料に使うことで、消化の負担を軽くしています。また粗脂肪6.1%以上、100gあたり320kcalと低脂肪なだけでなく低カロリーにもなっているので、ダイエットが必要なシニア犬にもおすすめです。ヘルシーでありながら粗タンパク質は20.6%以上含まれるのでタンパク質不足も心配ないでしょう。
【シニア犬のフード】シニア犬フードでおすすめはこれ!
シニア犬のフードでおすすめはピッコロドッグフードです。ピッコロドッグフードは高齢犬に与えることを想定して作られているのでシニア犬が抱きやすい悩みを対策できるレシピで作られています。
栄養バランスだけではなく美味しさにも配慮したピッコロドッグフードは下記から詳細を御覧ください。
【シニア犬のフード】シニア犬フードの選び方
愛犬が高齢になると、年齢に合わせてドッグフードを選びなおすことも大切です。
犬も年齢ごとに必要な栄養量が変わってくるので、愛犬の年齢によって子犬用・成犬用・シニア犬用を切り替える必要があります。全年齢対応ドッグフードを与えている場合も、シニアになった愛犬にも適したフードかどうかをぜひ改めて考えてみてください。
高齢になったことで食欲が低下して今まで通りごはんを食べなくなったり、食べる量は増やしていないのに太りやすくなってしまったり、ドッグフードを食べづらそうにしていたり、シニア犬ならではの食事の悩みを抱えている方もいるかと思います。
シニア犬には食事において配慮してあげなくてはならないポイントも多くあります。食べやすさ、食いつき、栄養バランス、体への負担にならないといった観点からシニア犬に合うごはんの選び方を解説します。
高齢になっても愛犬が美味しく食べて健康を維持できる、体に優しいドッグフードを選ぶために参考にしていただけると幸いです。
シニア犬のフードは小粒?
一概に小粒が良くて大粒がダメというわけではありません。なぜなら健康状態はそれぞれの犬によって変わるからです。なので状況に応じて適切な大きさのドッグフードを選ぶことが大切になります。
例えば噛む力が弱く消化能力が低下した場合は小粒、噛む力はあるけど丸呑みしてしまう場合は中粒~大粒にするといった対応をしてみてください。
シニア犬のフードは柔らかいもの?
ドッグフードは形状によってドライフード・ソフトドライフード・セミモイストフード・ウェットフードに分けられます。ドライフードは硬いので、シニア犬にとっては食べやすいドッグフードとはいえません。
愛犬が硬いものを噛む力が衰えてきたり歯が悪くなってきたりしたら、食べやすいように柔らかいドッグフードを選ぶのもおすすめです。
柔らかいドッグフードの種類には半生フードとも呼ばれるソフトドライフードとセミモイストフード、缶詰やパウチで販売されているウェットフードがあります。
加熱発泡処理がされているソフトドライフードはふっくらとした触り心地で、水分量は25~35%程度です。セミモイストフードも水分量はソフトドライフードと同じくらいですが、発泡処理はしていないため身が詰まったような弾力と噛み応えがあります。
若干の硬さの違いはあるものの、どちらもドライフードより柔らかくしっとりしているので食べやすく、嗜好性が高いので食欲が低下してきたシニア犬にも美味しく食べられるフードになっています。
ウェットフードは半生フードよりもさらに水分量が多く柔らかいドッグフードです。嗜好性も高いのでドライフードの食いつきが悪い犬でも喜んで食べてくれる可能性があります。また75%程度が水分なので水分補給にも最適で、愛犬の飲水量が少ないのが心配という場合にもおすすめです。
どの形状のフードを選ぶかは愛犬の好みや健康状態に合わせてください。半生フードやウェットフードの選び方のポイントは、添加物に危険なものが使われていないものを選ぶことです。
水分量が多いフードは防腐剤や保存料を使っている場合が多いので、できるだけ余計な添加物が使用されておらず安全性が高いフードを選ぶために、どのような添加物が使われていてどの添加物は無添加なのかをしっかりチェックしておきましょう。
シニア犬フードはカロリーに注目
シニア犬は代謝や活動量も低下します。成犬のころと変わらない食事を与えていると、食べる量が増えていなくても肥満になりやすいので気をつけてください。肥満は糖尿病など様々な病気のリスクを高めてしまいますし、内蔵や関節にも負担になります。
高齢になっても適正体重を維持することが大切です。美味しくごはんを食べても太りづらいように低カロリーのドッグフードをおすすめします。
シニア犬に必要な栄養素が含まれる
シニア犬には低脂肪フード
脂肪を多く取りすぎると肥満になりやすくカロリーも過多になりやすいです。シニア犬に起こりうる動脈硬化の予防にもなりますし、脂肪控えめの低脂肪フードが良いでしょう。
シニア犬には高タンパク質
シニア犬になるとどうしても筋肉量が衰えやすいので、タンパク質を十分な量摂取して筋肉を維持することが重要です。タンパク質は筋肉以外にも血や骨、皮膚、被毛をつくるのにも必要なので不足しないように注意しましょう。
高齢になると若いころよりもタンパク質の吸収力は弱まります。成犬のころよりも多めのタンパク質を摂取しなくては、今までと同じ健康な筋肉を保つことはできないので高タンパクを意識してドッグフードを選びましょう。
シニア犬フードは関節にいいもの
高齢になると関節への負担から痛みを感じるようになり、元気に歩くことが難しくなってしまう犬は少なくありません。若いころと同じように楽しく散歩をしたり自由に動き回ったりできるということは、シニア犬の豊かで健康的な生活において大切です。
ドッグフードには関節の健康をサポートする成分が配合されているものも多いので、シニア犬にはぜひ関節に良いドッグフードを選んであげましょう。
関節サポート効果も持つ成分にはグルコサミン・コンドロイチン・MSM(メチルスルフォニルメタン)・コラーゲン・ヒアルロン酸などがあります。
グルコサミンは軟骨の補強をしたり関節痛を和らげたりする効果があります。コンドロイチンは関節の動きをなめらかにしたり関節を保護したりするのに役立ちます。
グルコサミンとコンドロイチンは一緒に摂取することでより高い効果を発揮できるので、両方を配合しているドッグフードがおすすめです。
MSMは関節の痛みや炎症を和らげてくれるので、愛犬が足を痛そうに引きずっていたり歩きにくそうにしていたりする場合に摂取したい成分です。
コラーゲンやヒアルロン酸は美肌に効果がある成分として有名ですが、コラーゲンは関節をスムーズに動くようにサポートしてくれるうえに骨を丈夫にする効果も持っています。ヒアルロン酸は軟骨や関節のクッションになってサポートしてくれるので、足腰を健康に保つために効果的です。
高齢になっても関節の痛みを気にせずに動けると、適度な運動もできてますます健康的なので、関節の健康を守る成分を積極的に摂取していきましょう。
シニア犬のフードは消化にもの
シニア犬は消化機能も衰えてくるので、消化の負担にならないドッグフードを選ぶことも大切です。消化の負担を軽くするためには、消化に良い食材が使われているフードを探しましょう。
犬にとって消化に良い食材とは肉や魚といった動物性タンパク質のことです。原材料のメインが肉や魚になっているものを選びましょう。
犬にとって穀物は消化に悪い食材なので原材料に穀物が使用されていないもの、もしくは穀物の中でも負担になりやすい小麦やトウモロコシは避けているものだとお腹に優しいです。
肉や魚も品質の悪い粗悪なものだと消化への負担や健康への悪影響が心配なので、高品質なものが使用されているドッグフードがよいでしょう。産地にこだわって厳選されている肉類や魚類をメインに作っているフードは安心です。
また消化を助ける酵素を含む食材を摂取することもお腹に優しいのでおすすめです。食べ物に含まれている消化を助ける酵素は食物酵素といい、発酵食品・生野菜・果物・生肉・生魚などに豊富に含まれています。
ただしドッグフードは加熱調理されているので、原材料に含まれる酵素が破壊されてしまっている場合が多いです。ドッグフードから酵素を摂取するのは難しいので、フードに酵素が豊富な食材をトッピングするなどの工夫が必要になります。
シニア犬のフードは総合栄養食?
ドッグフードには総合栄養食・一般食・副食・療法食などの種類があります。
療法食は食事療法が必要な犬が獣医師の指導のもと食べるものなので、動物病院で指示されていないのに飼い主さんが自己判断で与えるのはやめましょう。
食事療法を必要としていない犬が療法食を食べていると、栄養が偏って逆に体調を崩してしまう可能性があります。
総合栄養食・一般食・副食の中でシニア犬におすすめなのは総合栄養食です。総合栄養食と一般食や副食との違いは、栄養バランスと嗜好性のどちらを重視して作られているかにあります。
総合栄養食は水とドッグフードだけで犬に必要な栄養素がバランスよく摂取できるようになっています。適量を与えていれば栄養が不足することがないので、シニア犬の毎日の主食として最適です。
一般食や副食は犬の嗜好性を重視したドッグフードなので、主食というよりはおかずとして活用するためにあります。一般食や副食のみを与えていると栄養バランスがくずれたり栄養不足になってしまったりする可能性が高いので、必ず総合栄養食と併用して使いましょう。
シニアになっても健康を維持するためには、バランスよく栄養を摂取できる総合栄養食を基本の食事にすることが最も安心です。ただし高齢になると食欲が低下する場合もあるので、食いつきを良くするために一般食や副食を上手に活用するのもおすすめです。
【シニア犬のフード】シニア犬のフードは国産がいい?
愛犬には国産のドッグフードを選びたいというこだわりをお持ちの飼い主さんも多いでしょう。実は日本はペットフード先進国のアメリカやイギリスと比べて、ドッグフードの品質は高くない場合も多いです。
しかし国産ドッグフードは製造から手元に届くまでの期間が短いので、保存料や酸化防止剤を使用せずに品質維持ができるうえに、新鮮な状態で受け取れるというメリットを持っています。
国産で無添加という安心できるドッグフードの中から、シニア犬におすすめのものや人気の高い商品を選んでご紹介します。
海外産より国産の方が安心して愛犬に食べてもらえるという飼い主さんは、国産ドッグフードから原材料やカロリー、粒の大きさを考慮して愛犬に適したものを選んでみてください。
【シニア犬フード】シニア犬フードでウェットのおすすめは?
シニア犬フードでウェットのおすすめはカナガンウェットドッグフードです。缶詰タイプのドッグフードです。
高タンパクでありながらシニア犬にうれしい関節配慮成分を豊富に含む緑イ貝が食材に用いられています。
シニア犬に特におすすめなレシピなので興味があればこちらから御覧ください。
【シニア犬のフード】シニア犬がフードを食べない時の対処法
老犬(シニア犬)がドッグフードを食べないときは対策が必要です。対策をするために、まずは食べない原因を考えてみましょう。ドッグフードを食べないときに考えられる特に大きな原因は以下の3つです。
- 加齢による嗜好の変化
- 噛む力の低下
- 病気による食欲減退
人間と同じように、犬も加齢により嗜好が変化します。老犬になると味覚・嗅覚いずれも低下していくため、今までのドッグフードに興味を示さなくなる可能性があるでしょう。
嗜好の変化が見られるなら、別なドッグフードを与えてみると対策になります。また対策には手作りごはんもおすすめです。
歯が弱くなったり抜けたりして、噛む力が低下するのも、ドッグフードを食べない原因として考えられます。噛む力が低下しているなら、ふやかしたドライフードや、半生タイプ・ウェットフードを与えてみてください。
病気による食欲減退が考えられるのなら、獣医師による治療が必要です。愛犬の体を守るためにも、速やかに動物病院を受診しましょう。
食べないときの対策には、トッピングが使えます。トッピングや、ドッグフードのふやかし方についても見ていきましょう。
老犬(シニア犬)が食べないときはトッピングでアレンジ
老犬がドッグフードを食べないなら、トッピングでのアレンジで対策ができます。さつまいもやかつおぶしなど、嗜好性の高いトッピングを添えてあげてみてください。
ドライフードを食べなくなったなら、愛犬が食事で摂る栄養が不足している可能性があります。そこで選ぶときは、トッピングの栄養的な役割も考えてみましょう。トッピングの種類としては、以下のようなものがあります。
- スープ(水分)
- 肉や魚のふりかけ(たんぱく質)
- 野菜や白米(炭水化物やビタミン)
食いつきがよくなるだけでなく、足りない栄養素を補えるため、トッピングはおすすめです。愛犬が好むトッピングがあれば食いつきが良くなる可能性が高いため、ぜひ探してみましょう。
老犬(シニア犬)が食べないときはドッグフードをふやかす
老犬がドッグフードを食べないときは、ドライフードをふやかすのも方法の1つです。
ただしドッグフードをふやかす方法には、メリットとデメリットの両方があります。シニアへのメリットデメリットを把握したうえで、ふやかしたドッグフードを与えるか考えましょう。
メリットとして考えられるのは以下の4つです。
- 消化吸収が良くなる
- 水分も同時に補給できる
- 匂いが強くなり風味が増す
- 量のかさましができて満腹感を感じられやすい
ドッグフードが柔らかくなると消化吸収が良くなるうえに、水分も同時に補給できます。臭いが強くなり風味が増すため、食いつきが良くなる可能性が高いでしょう。量のかさましができるので、満腹感を感じられやすいのもメリットです。
デメリットには以下が考えられます。
- 手間・時間がかかる
- 愛犬の噛む力が弱まる
- 歯周病の原因になる可能性がある
ドライフードをふやかすなら、手間や時間がかかります。また柔らかいものばかり食べると、噛む力が弱まるでしょう。ドライフードは本来歯石がつきにくいものの、ふやかすと歯石の原因になります。歯周病の原因になる可能性があるため、歯磨きでケアをしてください。
【シニア犬のフード】シニア犬フードは何歳から?
「何歳からシニアなのだろう」「本当にドッグフードを変えないとダメなの?」との疑問を持つ方も多いでしょう。そこでシニア犬用ドッグフードに切り替える時期を紹介します。
犬は「何歳からシニア」という明確な定義がありません。ただし人間の年齢に換算して考えると、犬は7~8歳からがシニアだと考えられるでしょう。
- 小型犬の場合……8歳で人間の48歳にあたる
- 大型犬の場合……8歳で人間の62歳にあたる
もちろん犬種や飼育環境、個体差もあるため、すべての犬が同じではありません。
老化が進むと、犬の体にはさまざまな変化が訪れます。そこで「噛む力が衰えてきたらシニア犬用ドッグフードに切り替える時期」だと考えるのが良いでしょう。またシニア犬用ドッグフードのパッケージに記載されている年齢も参考にできます。
切り替え方と注意点
シニア犬用ドッグフードへの切り替え方法を紹介します。注意点についても併せて紹介しますのでチェックしてみましょう。
- それまで食べていたドッグフードにシニア用を少しだけ足す
- 少しずつシニア用ドッグフードの割合を増やしていく
- 犬の体調に変化が出たらシニア用ドッグフードの割合を減らす
- 2週間ほどかけてシニア用ドッグフードに切り替える
最初は全体の10~20パーセントをシニア用ドッグフードに変えます。いきなり全部変えると、体調不良を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
フードの切り替えにより、抜け毛が生じることもあるため、愛犬を観察してみましょう。抜け毛があるときも、いったんシニア用ドッグフードの割合を減らします。愛犬の様子を見ながら、2週間ほどかけゆっくりとフードを切り替えてくださいね。
シニア犬フードとの違い:成犬用
シニア用と成犬用ではエネルギーの違いが大きな特徴です。エネルギーの違いに伴い、原材料に違いが出ることもあるでしょう。シニア犬は運動量が減少するため、カロリーの消費量が落ちます。
そのため成犬用よりもカロリーを減らしているドッグフードが一般的です。
シニア犬は関節が弱まりがちであるため、以下のような関節成分が含まれています。
- グルコサミン
- コンドロイチン
ただしグルコサミンやコンドロイチンが、犬の関節にどの程度効果を与えるのかは、はっきりしていません。
シニア用のドッグフードは、噛み砕きやすいよう、粒の形状が工夫されているのも成犬用との大きな違いです。歯周病を防ぐならドライフードが良いと考えられますので、老犬には食べやすいシニア用を与えましょう。