柴犬の餌には何がおすすめ?
犬の餌となるドッグフードは、現在とても多くの種類が販売されています。ペットショップに行くと様々なデザインのドッグフードパッケージが並び、自分の愛犬に合った餌はどれなのか迷ってしまった経験を持つ飼い主さんも多いでしょう。結果的になんとなく良さそうな餌を選んでしまったという人もいるのではないでしょうか。
しかし、犬の餌はその犬の特徴を理解した上で、その犬に適したドッグフードを選ぶことが重要です。今回は柴犬に最適なドッグフードや餌選びについてご紹介して参りますが、それにはまず柴犬の体質を知る必要があります。
後ほど餌の選び方で詳しくご説明しますが、柴犬は皮膚炎や認知症を発症しやすく、さらに太りやすい犬種であると言われています。そのため、これらを予防、あるいは改善できるような餌がおすすめのドッグフードとなります。
柴犬の餌におすすめのドッグフード
では、まず柴犬に適した餌にはどのようなドッグフードが当てはまるのか、おすすめのドッグフードを具体的にご紹介します。様々なドッグフードがありますが、その中から栄養価が高く、太りやすい柴犬がなるべく肥満体質にならないようなドッグフードを厳選し、ランキング形式でまとめてみました!
第1位:モグワンドッグフード
まずは「モグワン」というドッグフードです。テレビなどでも紹介されたことがあり、とても有名なドッグフードなので、自分の柴犬に与えたことはないけれど名前だけは聞いたことがあるという人も多いでしょう。
このモグワンは手作りの犬用ごはんを目指したドッグフードのため、フルーツや野菜、魚など様々な材料を使用して栄養価の高い餌を実現した物です。また添加物をしようしていないため安全です。
どんなドライフードも食べないとお悩みの飼い主さんに向けて、犬の食いつきが良くなるような餌としても開発されているため、「なかなかドライフードを食べてくれない」とお悩みの方は安いため、1度試してみるのも良いでしょう。
第2位:カナガンドッグフード チキン
カナガンは犬の餌の中でも人気の高いドッグフードです。先ほどご紹介したモグワンを開発したのもカナガンのスタッフということで、柴犬を含めた犬のことを愛情を込めて考えてくれていることがわかります。
またこのカナガンドッグフードは、イギリス王室のエリザベス女王にも表彰されています。穀物を使用していないため、アレルギーが心配という飼い主さんも安心して与えることができますね!
病院などでも獣医さんがおすすめするほど良質なドッグフードですし、カナガンの工場は品質管理体制もしっかりしていると評判です。安全面や栄養面を重要視している飼い主さんにはもちろん、柴犬にも適した栄養素が含まれているため、モグワンの次におすすめのドッグフードです。
第3位:サクラペットフード
こちらは国産のドッグフードです。海外のペットフードはなんだか不安、と思ってしまう飼い主さんも国産の餌であれば安心ですよね!またこちらのドッグフードは鮮度抜群の半生タイプですので、今まで食いつきの悪かった柴犬でも食いつきが良くなります。
皮膚の健康を保ってくれる効果も期待できるため、皮膚炎になりやすいといわれている柴犬にはおすすめのドッグフードです。さらに胃腸の調子を整えてくれる乳酸菌も配合されているため、下痢気味なことが多いとお悩みの柴犬にもぴったりです。
お値段は少々高いですが、安全面にもしっかり配慮されているので、前述した症状にお悩みの柴犬は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょう。
第4位:ネルソンズドッグフード
こちらはペット先進国といわれているイギリスのトップブリーダーが開発した餌です。そのため、犬のことをよく理解しているブリーダーおすすめのドッグフードと言っても過言ではありません。
他にも多くの肉を使用しているため、動物性タンパク質を多く摂取できるところも魅力的です。少々お値段はお高めですが、様々な面から柴犬の健康を維持してくれることを考えるとコスパが良いドッグフードと言えるでしょう。
柴犬の子犬の餌の与え方
先ほど柴犬におすすめのドッグフードをご紹介しました。柴犬を家族として迎え入れる際、子犬の時期に迎える家庭が多いと思います。それを踏まえた上で、続いて柴犬の子犬への餌の与え方をご紹介します。与える餌の量や子犬の場合はどのようなドッグフードを選ぶべきなのかをご説明します。
餌の量は月齢ごとに適切な量を与えて
まず柴犬の子犬に餌を与える際、1度に与える餌の量、さらに1日に与える餌の量が非常に重要となります。あまり大きくしないために餌の量を少なくしようという飼い主さんもいますが、子犬の時期はしっかり必要な栄養を摂取する必要があるため、わざわざ量を減らして与えることはしないでください。
では、柴犬の子犬に適切な餌の量とはどのくらいの量なのでしょうか。適切な柴犬の餌の量は、子犬の場合、月齢によって異なります。
生後2ヶ月、3ヶ月であれば1回の量は約145gが適切です。生後6ヶ月を過ぎると1回の量は生後6~7ヶ月が約180g、1歳に近付く頃には約155gと月齢6ヶ月から1歳に向けて徐々に減らしていきます。
これは生後6~7ヶ月頃が最も活発になり、さらに体も急速に成長する時期のため、摂取量を多くしなければいけないからです。
一度に与える量は少量ずつ
柴犬に限らず、成犬は1日に与える回数は朝と晩の2回が一般的です。しかし、子犬の場合は1度に摂取できる量が少ないため、1日のごはん回数を多めにし、1度に与える量を減らすのが基本です。
一度に多くの量を無理に与えてしまうと、胃の中で消化不良を起こし、逆流してしまい吐いてしまうことがあります。嘔吐してしまうと必要な栄養素を摂取できないため、子犬のうちは1日4回、3回と成犬より与える回数を多くする必要があります。
目安としては、生後2~3ヶ月の柴犬の子犬は4回、生後4~5ヶ月の場合は3回、生後6ヶ月に入ったら、始めのうちは3回与え、1歳に近付くにつれて2回に減らすようにしましょう。
乳歯が生えそろっていないうちは常温でふやかして
柴犬の子犬への餌の与え方ですが、2~3ヶ月はまだ歯が生えそろっていないため、ドライフードなどの硬い餌は食べることが困難です。そのため、そのまま餌を与えるのではなく、なるべくふやかして与えるようにしましょう。
ドライフードをふやかす場合、冷たい水や熱湯でふやかすのではなく、常温の水や食べやすいようにぬるま湯でふやかすようにしましょう。冷たい水ですとお腹を壊してしまうことがありますし、熱湯でふやかしてしまうと熱さが残り火傷してしまう恐れがあります。
4ヶ月を過ぎたあたりから歯が生えそろい始めるため、少しずつドライフードに慣らしていきましょう。ドライフードに慣らす時期が遅れてしまうと、ふやかした餌しか食べなくなってしまったり、噛む力が弱くなってしまう恐れがあります。
子犬用または栄養価の高い餌を選ぼう
最初に柴犬におすすめのドッグフードをランキング形式でご紹介しましたが、子犬の場合はドッグフードによって餌を変えなければいけません。大人と同じ餌を与えても食べにくく食べなくなってしまったり、あるいは栄養素が足りず健康を維持できなくなることがあります。
栄養価の高いドッグフードであれば、ドライフードをふやかして与えることで香りも強くなり、食べてくれることがあります。しかし、子犬に必要な栄養素を確実に取り入れたい場合は、子犬の時期だけでも子犬用のドッグフードを購入すると良いでしょう。
後々子犬用の餌から成犬用の餌に移行できるか心配な場合は、ペットショップの店員さんや獣医さんに相談し、成犬用のドッグフードでも必要な栄養素が含まれている餌を紹介してもらいましょう。
柴犬の餌の選び方
最初に柴犬におすすめの餌として、4つのドッグフードを人気ランキング順にご紹介しました。柴犬の餌を選ぶ際には、重要視するべきポイントがいくつかあり、先ほど紹介した4つのドッグフードはそれらをクリアしている餌ばかりです。では、柴犬に餌を選ぶ際、どのようなポイントを重視するべきなのでしょう。
動物性タンパク質が多く含まれているか
まずは動物性タンパク質が多く含まれているえさを選ぶことが、柴犬にとって非常に重要です。基本的に動物性タンパク質は鶏肉やラム肉などの肉類や魚から得られる栄養素です。この成分は柴犬を含む犬全体に良い栄養素であり、尚且つ消化しやすい成分でもあります。
動物性タンパク質は柴犬の筋肉を作る成分でもありますので、特に子犬の時期に摂取することで、丈夫で頑丈な体作りを促進してくれます。
また動物性タンパク質には柴にとって必要な成分でありながら、体内で作り出すことができない必須アミノ酸が多く含まれています。免疫力を高めるためにも動物性タンパク質は非常に重要ですので、子犬期はもちろん、成犬になっても柴犬の餌には動物性タンパク質が多く含まれている物を選びましょう。
なるべく炭水化物の少ない低カロリーな餌を選ぼう
最初にお話ししたとおり、柴犬は身体的特徴としてしっかり食事管理をしていなければ、太りやすく、肥満体質になりやすい犬種です。したがって、なるべく太りにくい低カロリーな餌を選ぶようにしましょう。
また脂肪を作り出しやすい炭水化物の取り過ぎにも注意が必要です。ドッグフードには多くの種類がありますが、それぞれ特徴が異なりますので、パッケージの裏面に記載されている成分表を確認し、含まれている炭水化物がなるべく少ない物を選ぶようにしましょう。
しかし、これは一般的な柴犬のお話です。年老いた柴犬の場合は体力をつけるため、獣医さんから栄養を多く摂取するため、ハイカロリーな食事を勧められることもあります。もしそのような指示があった場合は獣医さんの言葉に従い、ドッグフードを選びましょう。
必須脂肪酸が豊富に含まれている餌
柴犬は犬の中でも認知症を患いやすい犬種として知られています。将来、年老いた時に愛犬が認知症になってしまい、飼い主のことを忘れてしまうといった状況を考えると悲しいですよね。この認知症予防に良いとされる成分が必須脂肪酸です。オメガ3脂肪酸とも呼ばれ、DHAとEPAが含まれている成分です。
この必須脂肪酸は脳の活性化を促す働きがあり、認知症予防には最適です。また、置いてくると障害となりやすい目の病気にも効果的とされていますので、シニア期に入った柴犬は特に摂取する必要があります。
また柴犬が陥りやすい皮膚の症状を緩和する働きがある他、それに伴い被毛のトラブルを改善してくれる役割もあります。柴犬には様々な面で効能を発揮してくれる必須脂肪酸が含まれている餌を選ぶようにしてください。
グレインフリーの餌が好ましい
柴犬は皮膚病を患いやすい犬種であり、中でもアレルギー性皮膚炎には注意が必要です。アレルギー性皮膚炎は何らかのアレルゲンを摂取してしまうことにより、皮膚炎を発症してしまう病気です。
この症状を予防するためには、アレルゲンとなりやすい穀物類はなるべく摂取しないよう気を付けることが重要です。そのため、グレインフリーと呼ばれるアレルゲンとなりやすい穀物類の入っていない餌を選ぶようにしましょう。
近年、犬のアレルギーへの認識も高くなっているため、グレインフリーのドッグフードが多く販売されています。アレルギー症状を発症させないためにも、アレルゲンとなりやすい食材は避けるようにするべきでしょう。
柴犬の餌を与える注意点
柴犬に与える餌の注意点として、先ほど紹介したようにアレルゲンとなりやすい食材が含まれている餌は避けるようにしてください。グレインフリーのドッグフードは穀物類が含まれていないため、安心して与えることができますよ!
そして柴犬に餌を与える際の注意点として、1度に与える量や与える時間に注意する必要があります。基本的に食欲旺盛な柴犬の場合、1度に多くの量を与えてしまうとがつがつ早食いをしてしまい、窒息してしまったり、あるいは消化不良を起こす危険性があります。
そのため、柴犬に餌を与える際は、1度に多量の餌を早食いしないように工夫が必要です。例えば、1回の食事はお皿3皿分に分けて少量ずつ与えたり、1皿食べるごとに休憩を少し挟み、早食いを防止すると良いでしょう。
また柴犬はグルメな犬種としても有名です。そのため、ドッグフードよりも美味しい物を頻繁に与えてしまうと、そちらの味を欲しがり餌を食べないといった事態に陥りかねません。そのため、おやつはなるべく少量にしましょう。
それでも餌を食べない場合は、餌を少し温めてみてください。温めるとドッグフードは香りが強くなるため、それにより食欲が増す柴犬も多いですよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか。柴犬は太りやすく、皮膚病や認知症を患いやすい犬種です。そのため、これらの症状を予防・緩和させることができる成分が多く含まれている、あるいは肥満になりにくい低カロリーな餌を選んであげることが大切です。
柴犬に限らず、犬は犬種によって患いやすい病気や体質が異なります。それぞれに合った餌を選んであげることで、愛犬の健康を維持してあげる事に繋がります。
しかし、今回ご紹介した例はあくまで健康な柴犬を多少としたものです。したがって、病気を患っていたり、体調が悪い柴犬の場合は獣医さんのアドバイスに従って餌を選ぶようにしてください。獣医さんに尋ねるとおすすめの餌を紹介してくれることもありますので、ぜひ尋ねてみてくださいね!
ユーザーのコメント
50代以上 男性 Koji
女性 匿名
我が家のトイプードル(1歳7ヶ月)には、最初はブリーダーさんから頂いた物をあげてましたが、無くなったらカナガンに切り替えました。
お水はサークル内にいつでも飲めるように水飲み器(というのかな?)を設置。
おやつは、しつけ教室の時と家でのしつけの練習の時に分量決めて細かくして少しずつあげますが、毎日はあげません。
女性 匿名
30代 女性 まる
お水は、サークルに取り付けられる(ペットボトルを逆さまにつけるタイプのもの)のを、つけてみてはいかがですか?
うちは、同じ黒柴の2歳5ヶ月になります。
おやつは、毎日ではなく、病院に行って頑張った時とか、ご褒美としてあげています。
ささみ100%で作られているジャーキーをあげています。
女性 くま
むしろ、ウンチがゆるいならお水をもっとあげるべきです。ウンチで体の水分が出てしまっていますので、脱水することもありえますよ!