子犬の甘噛みをやめさせる5ステップ!原因と期間もまとめて解説

子犬の甘噛みをやめさせる5ステップ!原因と期間もまとめて解説

この記事では、子犬の甘噛みを治すしつけの方法と原因や期間などを分かりやすく解説しました。愛犬の甘噛みに悩む飼い主さん、必読の内容です!

子犬が甘噛みするのはなぜ?

甘噛みするジャックラッセルの子犬

子犬の甘噛みは、しつけ相談で上位にくるほど、飼い主を悩ます厄介な行動です。しかし、子犬の成長には欠かせない理由もあるのです。では、子犬が甘噛みをする理由をみていきましょう!

狩猟本能による甘噛み

狩猟本能とは、犬の祖先であるオオカミが持つ本能の1つで「獲物を追いかけて捕まえようとする捕食行動」のことです。つまり「獲物を追いかけて捕まえて食べる」という一連の行動をいいます。

オオカミから、現在の犬になるまで多くの時間が経ちましたが、祖先の本能はしっかりと引き継がれているのは驚きですね!

さて、もちろん子犬にも狩猟本能はしっかり引き継がれています。しかし、現代において、特別な訓練をしている犬を除いて、狩猟することは滅多にありません。

ですから子犬は、抑えられない狩猟本能を、甘噛みをすることで満たそうとしているのです。

歯の生え変わり時期で歯がかゆい

子犬の甘噛みの原因で最も多い理由がこれです。子犬は、特に乳歯の生え始め(生後3週間~)、生え変わりの時期(生後4~6ヵ月ころ)になると、口の中がかゆくなったりと違和感を覚えて、その違和感を甘噛みで紛らわします。

口の中がかゆいのに、犬は直接患部をかくことができないので、甘噛みしてしまうのも仕方ないですね。

好奇心や遊びの延長で噛んでしまう

子犬はとても好奇心が旺盛で、気になるものはなんでも口に入れてしまいます。これを「噛みつき欲求」とも言いますが、子犬はなんでも物を口に入れることで、物の情報を集めたり、顎の筋肉を鍛えたり、歯の抜け代わりを促進したりしているのです。

口に入れて良いもの悪い物の区別ができないので、飼い主もヒヤッとしてしまうこともしばしばあるかもしれません。また、子犬と一緒に遊んでいると、力加減をせずに噛んでくることがあります。いわゆる「じゃれ噛み」ともいいますが、これは子犬がとるコミュニケーションと遊びの1つです。

敵意はないのですが、犬同士ではもちろん、相手が飼い主でも噛んでくることも。ですが、これにも大切な役割があって、子犬は犬同士でじゃれている中で、力加減を学んだりしています。

もし、強く噛みすぎてしまった場合は母犬や、遊び相手に叱られ、集団行動のルールを身に着けているのです。

飼い主に甘えたい気持ちから甘噛みする

子犬は愛情表現の1つとして甘噛みをします。「もっと構って」「一緒に遊ぼう」という気持ちを表現していて、母犬や、きょうだい犬とじゃれつくときの行動です。飼い主に対しては、手や足を前歯だけで軽く噛んだり、指を口に入れておっぱいを飲むような仕草をみせたりします。

恐怖や不安から

恐怖や不安を感じたり、危険から身を守ろうとすると甘噛みをしてくることもあります。この場合、甘噛みよりかは、本気噛みに近い感じで噛んでくるので痛みを伴ことも。

子犬の甘噛みはいつまで続く?自然に直るの?

寝転んで人の指を噛む子犬

子犬の甘噛みは、乳歯の生え始め、生え変わりが理由として多いことから、永久歯が生えそろう時期(生後7か月~)に治っていく傾向はあります。

しかし、それ以外にも甘噛みの原因は様々なので、自然に完治することはほとんどありません。ですから、子犬の甘噛みが「いつまで」という期間は定められていないのです。

甘噛みの具合は子犬それぞれですが、放置しておくのは良くありません。成長につれ人やほかの犬に危害を加えてしまったり、家具などの破壊行為が癖になってしまいます。なるべく1歳になるまでには、しつけることをおススメします。

子犬の甘噛みをやめさせる5ステップ!

ガムを噛む子犬

ここでは、甘噛みを止めさせる手順について紹介します。愛犬の甘噛みを治したいと思ったら、まず以下のしつけ方の手順を行ってみてください!

ステップ1: 甘噛みする理由を探り原因を解消する

子犬の甘噛みには様々な理由があるとお話しましたが、例えば、

  • 歯がかゆい(噛みつき欲求による)好奇心

これら理由から行う甘噛みは、強制的にやめさせることはしなくても大丈夫です。これには敵意がなく、子犬の成長の過程で必要な部分もあって、子犬が大きくなるにつれて治っていくことも多いからです。

ですから、やめさせるというより「人の手を噛まない環境」「噛む状況を作らない」ことが大切になります。具体的にどのようなことかというと

  • おもちゃやガムなど「噛んで良い物」をたくさん与える

おもちゃやガムを与えることで、「人間の手や足以外のもので噛めるものがある!」と理解させることができます。すると、甘噛みの対象がおもちゃやガムに変わるので、人に対して甘噛みをしにくくなります。

  • たくさん遊んで子犬を疲れさせる

子犬も暇になると、甘噛みをしてしまいます。ですから、犬同士で遊ばせたり、お散歩でたくさん歩いたり、生活音を聞かせたりして、あえて子犬を疲れさせ、寝貸せてしまうのも良いです。

  • 小さい子供がいる場合は、飼い主の監視下以外で子犬と同じ空間にいさせない

特に小さい子供がいる家庭は、愛犬の甘噛みにはより敏感になってしまいますが、「甘噛みをしない子犬はいない!」ということを理解し、子供と愛犬の空間は飼い主の目の届く範囲以内に収めましょう。など。

もし、子犬が成長している(生後8か月頃すぎ)にも関わらず、改善の余地が見られなかったら、ステップ2~5のしつけを行いましょう。次に、1歳までは必ずやめさせたほうが良い甘噛みの理由を見ていきましょう。例えば、

1. 甘え噛み(コミュニケーション)

2.恐怖や興奮(身を守るため)

など。これらが理由の甘噛みは、自然に治ることはほとんどなく、放っておくと噛み癖がついて危険な状態になってしまいます。ですので、以下のステップ2~5のしつけを行う必要があります。

1の場合、基本的に子犬は、母犬や兄弟犬と過ごしていく中で、社会性を学び「噛んではいけない」ことを理解していきます。しかし、ペットとして子犬時代から人の中で育っていると「噛んではいけない」ことを教えてもらえません。

ですから、飼い主が母犬の代わりになるつもりで「人は噛んではいけない」と人間と暮らすための社会性を教えてあげる必要があります。

この点を踏まえると、子犬の成長のために必要な甘噛みではありますが、対犬ではなく対人となると、やはりしつけは大切になります。

また、2の場合は「興奮する環境を作らない」、「人や車は怖くないことを伝える」、「怖い対象に慣れさせる」ことがまず大切になってきます。それでも噛んでしまう場合は癖になる前にステップ2~ステップ5までのしつけを行いましょう!

ステップ2: 愛犬に噛んではいけないことを伝える言葉を統一する

愛犬にいけないと伝えるときの言葉が、家族でバラバラだと、愛犬も理解することができません。ですから、まずは家族間で言葉を統一します。

犬に伝える言葉は、「痛い」「ノー」「やめ」など、なるべく短くてわかりやすいものが良いです。また、遊んでいるときと同じ声のトーンだと、犬が「遊んでくれる!」と理解してしまうこともあるので、声のトーンは低く、毅然とした態度で伝えるのがポイントです。

ステップ3:実際に子犬を叱る

子犬が人の手や足を噛んでしまったら、子犬の目を見て決めた言葉でしっかりと叱ります。子犬が噛むのを止めたり、口元が緩んだらたくさん褒めてあげましょう。

ステップ4:繰り返して行う

子犬に「噛むことはいけない」ことを理解させるために 、飼い主があえて子犬の前に手を出して、噛まなくなるまでステップ3を繰り返します。

ステップ5:子犬に考えさせる

ステップ4を繰り返しても噛むことを止めない場合は、子犬自身に考えさせる時間を与えてみましょう。例えば

  • 視線を合わせず、隣の部屋に姿を消す
  • 無視する

など。これを繰り返して、子犬に「あれ?飼い主さんが素っ気ない」「寂しいぞ」という気持ちにさせ、なぜそうなったのかを子犬自身に考えさせます。

かわいそうと感じるかもしれませんが、愛犬のために心を鬼にして行いましょう!少し時間を置いたら子犬のところに戻り、子犬が噛まなくなったらたくさん褒めてあげます。

こうして「噛まずにしていると良いことがある」「遊んでいても噛んだら終わりにされちゃう」ということを教えてあげましょう。

ステップ6(補足):子犬も性格がそれぞれです。1歳までには・・・と飼い主がしつけを頑張っても、うまくいかないこともあります。そのようなときは、ドッグトレーナーに依頼したり、相談したりするのも良いですよ。飼い主が不安やイラつきを抱くと、愛犬との関係も悪くなってしまいますから。

子犬の甘噛みをしつける際の注意点

ケージに入る子犬

子犬をしつける際には、注意したい点がいくつかあります。もし、愛犬にしつけを行う際は以下の注意点を守ってくださいね!注意点をおさえておかないと、中々しつけがうまくいかなかったり、甘噛みを悪化させてしまうこともあるのです・・。

大声を出したり叩いたりして恐怖を与えてはいけない

しつけをしていて言うことを聞かない愛犬に、イライラしたり腹が立って大声を出す、叩くなどの体罰は絶対にNGです!大声を出したところで、犬は「叱られている」と理解しません。

人であれば「うわ!怒ってる!」と思うかもしれませんが、犬の場合「なんか大きい声だしてるな~」「ビックリしたなぁ~」程度にしか思いません。臆病な犬であれば恐怖を感じることもあります。

また、体罰は絶対に行わないでください。犬は「噛んだから叩かれた」とは理解できずに、単純に「痛い」「怖い」と認識します。

さらに、叩く、口を抑えるなどの体罰を繰り返すと「人間=怖い」「飼い主=怖い」と恐怖で支配する結果になって、逆に人間に不信感を抱き噛む行為を悪化させます。人間でも遊んでいて意味なく急に殴られたら、その人に不信感や恐怖を抱きますよね。犬も同じに気持ちになります。

名前を呼んで叱らない

名前を呼んでから叱ると、名前にも負のイメージを持ってしまいます。そうすると、今後犬と暮らしていく中で全般的に悪影響を起こしかねないので、叱るときは名前を呼ばないようにしましょう。

叱るときはその場で

犬が噛んできたらその場で叱りましょう。「さっき噛んできたけど、あれダメだからね」と言われても、犬はなにを言っているのか理解できず、何も効果がありません。

甘噛みされたあとに子犬の要求に応えてはいけない

「遊んで~!」と甘噛みしてきた愛犬に対して、それに答えていたら何も犬にいい影響を与えません。もはや「噛めばいいことがある!」と悪い方に学習してしまいます。

先述しましたが、飼い主は母犬になったつもりで、人間社会で生きていくマナーを教える必要があります。「甘噛みは、人間にしてはいけないこと」としっかり伝えて、子犬が一生幸せに暮らせるようにしつけましょう!

すぐにゲージに戻す

ゲージを好む子犬は多く、おしおきとしてゲージに入れておくと、ゲージにも負のイメージを持ち、今後ゲージの中に入らなくなることもあります。ゲージ嫌いになると、ちょっとしたお留守番やトイレにも行けなくなることも・・・。ゲージに入れるくらいなら、子犬の前から姿を消すことが効果的ですよ。

まとめ

指を噛むジャックラッセルの子犬

子犬は基本的に犬種関係なく甘噛みをします。特にチワワ、ポメラニアン、トイプードルなど室内で飼育されることが多い小型犬は、不安や恐怖から甘噛みをすることが多いです。しかし、理由によっては甘噛みをすること自体は悪いことでなく、子犬の成長に必要なこともあります。

甘噛みを治したいと思ったら、まずは甘噛みをする理由を探し出し、それに合わせた対応をすることが効果的です。甘噛みに限らず、犬をしつけることは初心者には難しいことです。ですが、言うことを聞かない愛犬に体罰をしたり怒鳴りつけることは絶対にしてはいけません。

もし、しつけがうまくいかず愛犬との関係に悪影響を及ぼすなら、しつけのプロに頼ることも大切です。正しくしつけて、愛犬と幸せな毎日を過ごせると良いですね!

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