犬が散歩を怖がるのはなぜ?上手に散歩できる4ステップを紹介!

犬が散歩を怖がるのはなぜ?上手に散歩できる4ステップを紹介!

犬にとって毎日の楽しみは、食事と散歩です。しかし、犬によっては散歩を怖がることもあるでしょう。この記事では、犬が散歩を怖がる理由や上手に散歩できる方法をご紹介します。

犬が散歩を怖がる理由とは

落ち葉の上で佇む犬

犬が散歩を嫌がっているように見えても、実は散歩自体が嫌いなわけではありません。おそらく、飼い主といっしょに散歩をすることはほとんどの犬が好きなはずです。

それでは、なぜ犬は散歩を怖がるのでしょうか?理由を取り除けば、犬は散歩が大好きになるかもしれません。

首輪やリードをつけるのに抵抗がある

犬が散歩を怖がる理由としてはじめに挙げられるのは、首輪やリードをつけるのに抵抗があるからというものです。これは、子犬の頃に首輪やリードに慣れていない犬に多くみられます。

首輪に慣れていない犬は、首に違和感を覚えることで散歩に集中できなくなっているのでしょう。また、装飾がたくさんついている首輪を犬につけることで、首に重みがあることが嫌な犬もいるはずです。

首輪を嫌がる犬は、ハーネスをつけるだけで改善することもあります。ハーネスは首に負担がかからないため、チワワなど首が細い小型犬にもおすすめです。また、シニア犬にも良いでしょう。

しかし、ハーネスはしつけがきちんとしていないと、引っ張り癖の原因となることもあるため、注意が必要です。

もともとの性格や臆病な犬種である

当然ながら、犬によってはもともと臆病な性格の持ち主である場合もあるでしょう。「外はいろいろな音がするし、知らない人や犬が多くて怖い」と考えている怖がりな犬もいるはずです。また、チワワな特に臆病な犬種として知られています。

チワワのような超小型犬にとっては、人間や車はもちろん、ほかの犬も大きく見えて怖く感じるでしょう。生まれ持った性格を変えることは難しいですが、少し手助けをしてあげることで、散歩好きになることもあります。まずは、散歩は怖くないことを教えていかなければなりません。

外を歩くことに対してトラウマがある

もしかしたら、犬は過去に散歩をした時に怖い思いをしたことがあるのかもしれません。トラウマの原因は、ほかの犬に追いかけられた、噛まれた、知らない人から突然触られたなど、さまざまなものが考えられます。

また、例としては少ないでしょうが、散歩中に交通事故に遭ってしまったなど、直接命にかかわるような経験をしたことがある犬は、トラウマによって散歩を怖がることがあるでしょう。

交通事故は極端な例ですが、人間にとっては些細なことでも犬にとっては「二度と散歩に行きたくない!」と感じるような怖い出来事だったのかもしれません。

また夜の散歩のみ怖がる犬は、遠くから歩いているほかの犬や人の姿が見えにくくて、不安を感じるのでしょう。特定の場所に来たときに急に怖がる場合は、その場所で過去に何か怖い経験をした可能性が高いです。

社会化不足で人や他の動物が怖い

子犬の頃に十分に社会化を学ぶことができなかった犬は、ほかの人や犬とどうやって接すれば良いのかわからなくて、散歩を怖がっているのかもしれません。普通であれば、兄弟同士でじゃれ合っているうちに社会化を学びます。

「どれくらいの力で噛んだら痛いのか」、「大きな声で吠えたらダメなのか」など、ある程度社会で生きていく上で必要なことを、兄弟同士で知っていくでしょう。

しかし、何らかの事情で子犬の頃に社会化が学べないこともあります。ペットショップで売れ残ってしまった犬や、保護犬などは社会化が十分に学べていない傾向にあるでしょう。

人通りが多い

散歩を怖がる犬でも、広々とした場所であれば問題なく散歩をすることがあります。そんな場合は、普段の散歩コースの人通りが多いことが散歩を怖がる理由として挙げられるでしょう。

犬はほかの犬や人と、一定の距離を保とうとする習性があります。そのため、散歩コースの道が狭くてほかの犬や人が多いことが、犬が散歩を怖がる理由かもしれません。

特に車通りが多い道は、大きな車の音が苦手に感じる犬も多いでしょう。日頃散歩を怖がる犬であっても、散歩コースを変えるだけでのびのびと楽しんで散歩をしてくれるかもしれません。

散歩を怖がる犬が上手に散歩できるようになる4つのステップ!

外でおてをする犬

それでは、散歩を怖がる犬が上手に散歩できるようになる方法をご紹介します。

犬に散歩を楽しんでもらわなければ、運動不足はもちろん気分転換もできなくなってしまいます。むしろ、苦手な散歩に出かけることがストレスの原因となることもあるでしょう。

これからご説明する4つのステップを踏んでいくだけで、犬は散歩が楽しみになってくれるはずです。

<ステップ1 > 散歩コースを考える

まずは、散歩コースを考えましょう。特定の場所だけ嫌がるのであれば、過去のトラウマによるものが考えられるため、その場所を避けた散歩コースを考えます。

また、ほかの犬や人が苦手な犬の場合は、人通りの少ないコースから始めましょう。狭い道を歩くことが苦手な犬には、広々とした道の多い散歩コースを考えます。広々とした道であれば、ほかの犬や人と出会ってもトラブルには発展しにくいです。

<ステップ2 > 歩けたら褒める

散歩コースを決めたら、次は犬が一歩でも多く歩けるようにしましょう。散歩を怖がる犬は、そもそも歩くこと自体を嫌がるはずです。

そのため、まずは散歩が楽しいものだと認識してもらう必要があります。犬がリードをピンと張っている時には、優しく声をかけて犬を呼んであげましょう。

そして犬が一歩でも歩くことができたら、思い切り褒めてあげます。褒めた後には、ご褒美でおやつなどを与えると良いでしょう。

褒めてご褒美を与えることを繰り返し行うと、犬は「歩けば飼い主に褒めてもらえて、しかもご褒美までもらえる!」と認識します。犬は飼い主に褒められることを喜びに感じるため、飼い主に褒めてもらうために意気揚々と歩くようになるでしょう。

<ステップ3 > 徐々に環境に慣れさせる

犬が人通りの少ない場所や広々とした道の散歩に慣れたら、徐々にほかの犬や人の多い場所や、狭い道のある散歩コースに変えてみましょう。

犬が多少散歩に慣れたからといって、急に人通りの多い場所に行っても良くありません。まずは、ほかの犬や人が遠くに見える場所を探してみましょう。

遠くに見えるほかの犬や人のことを怖がらなくなった時に、はじめて犬や人のいる場所を歩きます。人通りの多い場所を上手に歩けたら、きちんと褒めてご褒美を与えましょう。

これを繰り返し行えば、犬は散歩を怖がらなくなるはずです。大切なのは、犬の状態を見ながら徐々に環境に慣れさせることです。

<ステップ4>解決しない場合はプロに依頼するのもおすすめ

犬によっては、どれだけ対処しても散歩を怖がることがあるでしょう。そんな時には、悩むのではなくプロのドッグトレーナーなどの専門家に依頼するのもおすすめです。

犬の専門家であれば、犬が散歩を怖がる理由がわかるでしょう。さらには、正しい対処をして犬を散歩好きにしてくれるかもしれません。犬に関する問題は多くの愛犬家が抱えているため、ドッグランなどでほかの愛犬家の意見を聞くのも良いでしょう。

散歩を怖がる犬に飼い主がやってはいけないこと

抱っこされるパグ

愛犬が散歩を怖がっていると、飼い主としてはどうしても救いの手を差し伸べてしまいたくなります。当然ながら、散歩中にほかの犬と喧嘩した時は愛犬のことを助けることは悪いことではありません。

しかし、散歩に限っていえば飼い主が助けてはいけない時もあります。これからご説明することを行うことで、さらに犬の散歩嫌いを加速させてしまうこともあるでしょう。ここでは、散歩を怖がる犬に飼い主がやってはいけないことを解説します。

怖がるたびに抱っこしたり、散歩を中止したりしてはいけない

犬が散歩を怖がるたびに、抱っこをしたり散歩を中止したりするのは、絶対にやめましょう。それらの行動をすることで、犬は「怖がれば散歩をやめてもらえる」と飼い主に甘えるようになってしまい、さらに散歩に行かなくなってしまいます。

大切なのは、犬に「散歩は怖いものではない」と学習させることです。一歩でも歩いた時にきちんと褒めれば、必ず犬は散歩を嫌がらないようになります。

ちなみに、犬が散歩を怖がっている時に、「大丈夫だから、いっしょに歩こう」などと慰めながらおやつを与えるのも良くありません。慰める意味でおやつを与えると、犬は「散歩を怖がったら褒めてもらえた!」と勘違いするようになります。

散歩が上手にできなくても叱らない

臆病な性格の犬であれば、散歩が上手にできない時もあるでしょう。そんな時にも、絶対に叱ってはいけません。散歩が上手にできない犬を叱ってしまうと、犬は散歩を「飼い主に叱られて嫌なもの」だと学習してしまいます。

やはり、犬にとって散歩は1日の最大の楽しみでなくてはいけません。犬が散歩を上手にできなくても、叱らずに気長に取り組みましょう。

飼い主の不安や焦りは犬に伝わる

ハーネスを付けたジャックラッセルテリア

犬が散歩を怖がって歩かないようであれば、飼い主としては不安を感じてしまうでしょう。また、「早く散歩を普通に楽しんでもらいたい」と、焦ってさまざまなことを試したくなるはずです。

しかし、飼い主の不安や焦りは、犬に伝わるという調査結果が、2019年にサイエンティフィック・リポーツという学術誌で発表されました。これにはさまざまな理由があるでしょうが、人間が考えている以上に犬はその場の空気を読むことができます。

ちなみに、愛犬家には多く知られていることですが、犬の嗅覚は人間の100万倍といわれています。そのため、犬は飼い主の少量の汗のにおいも感じ取ることが可能です。人間が不安や焦りを感じると多少ながら汗をかき、それを犬に察知されてしまい、犬もつられて不安を感じるでしょう。

犬と散歩をする際は、「上手に散歩できるかな…」や、「ほかの犬に吠えたらどうしよう」というネガティブな感情を持たずに、「失敗したら次またチャレンジしたらいいか!」と、楽しみながら散歩に臨みましょう。

まとめ

散歩するボストンテリア

犬が散歩を怖がる理由は、過去のトラウマや社会化不足などが挙げられます。また、チワワなど臆病な性格の犬種は、ほかの犬や人、車などが怖くて散歩をしたがらないこともあるでしょう。犬に散歩を楽しんでもらう上で大切なことは、飼い主自身が楽しもうという気持ちです。

飼い主が不安や焦りを感じると犬にも伝わってしまうため、犬が怖がりにくい散歩コースを考えて、犬が歩けたら褒めてご褒美を与えて、犬に話しかけながら楽しく散歩に取り組みましょう。犬が散歩に対してポジティブな感情を覚えたら、必ず散歩好きになるはずです。

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