ミニチュアシュナウザーの体重はどれくらいがちょうどいい?
ミニチュアシュナウザーの体重管理
もともと走り回ることが大好きで、少しでも運動不足になると太りやすくなってしまいます。そのため、小さい時からの体重管理がとても大切になってくるのです。
ミニチュアシュナウザーの体重の増減の考え方は、人間の体重の増減の考え方とは少し違います。人間は「標準体重より何kg増えたか」で考えますが、ミニチュアシュナウザーの体重の場合は「平均体重に対して何%増えたか」で考えます。
例えばミニチュアシュナウザーの平均体重が5kgの場合、1kg増えたとなると20%増えたことになります。これは50kgの人間が10kg増えたことに相当します。たかが1kgでも、犬にしてみればかなり増えたことになってしまうのです。
人間と同じ感覚で考えていると大変なことになってしまうため、何%増えたかで考える方が管理しやすいのです。ミニチュアシュナウザーの体重の場合、平均体重の15%以上増えた場合を肥満と考えます。
ミニチュアシュナウザーの平均体重
ミニチュアシュナウザーはもともと筋肉質で骨格がガッシリとした体つきをしています。オス・メスに差はなく成犬の平均体重は4kg~8kgと言われています。
ただし個体差があるので、この範囲を超えているからといって肥満というわけではありません。
ミニチュアシュナウザーの肥満チェック
BCS(ボディ・コンディション・スコア)
太りすぎていないかどうかをチェックする基準として、平均体重の他にBCS(ボディ・コンディション・スコア)という方法もあります。これは見た目と実際に触った感じでチェックする方法です。
チェック方法を以下に挙げてみますので、実際にミニチュアシュナウザーを触ってチェックしてみましょう。
あごの下
のどの下をつまんでみて、少しつまめるくらいがちょうどいいです。カンタンに脂肪をつまめるようであれば太りすぎです。
肋骨・背骨
手のひらで少し押しながら肋骨と背骨を触ってみましょう。骨の形が分かるようであれば標準体型です。肋骨や背骨が脂肪に覆われていて触れないようならかなりの太りすぎです。
ウエストのくびれ
上から見ても横から見ても、ウエストにくびれがしっかりとあれば標準体型です。樽のようにくびれがない場合は太りすぎの証拠です。
しっぽの付け根の太さ
普通はしっぽの太さはほぼ同じですが、つけ根が太くなっている場合は太りすぎの傾向にあります。
1歳の頃が平均体重
平均体重は1歳頃の体重とも言われています。その頃の写真があるのであれば、見比べてみることで太っているかどうかが判断できます。
ミニチュアシュナウザーの体重はどうやって管理する?
ミニチュアシュナウザーは1歳になるまで成長し続けますが、それ以降は成長が止まります。つまり1歳で成犬になるということを表しています。
成長するために必要なエネルギーと生命を維持するために必要なエネルギー量は違います。1歳時点での体重が目安になるというのはその点に注目しているからなのです。
ミニチュアシュナウザーの体重も成長によって増えるのが当たり前です。
成犬になるまでの月齢による平均体重を知っておくと、太りすぎなのか痩せすぎなのかの大まかな判断ができるので、知識として取り入れておくと良いでしょう。
月齢の違いによる平均体重の目安
ミニチュアシュナウザーの体重は
- 生後3ヶ月 2.9kg
- 生後4ヶ月 4.2kg
- 生後5ヶ月 5.5kg
- 生後7ヶ月 7.0kg
- 生後1年 8.0kg
に達します。
この体重を目安に判断すると平均体重を超えることはないでしょう。少し太りすぎかなと思っても、成長が止まってから痩せさせることもできます。成長期には内臓や骨が成長するため、体重ばかりに気をとられると健康を損ねてしまうこともありうるのです。
ミニチュアシュナウザーの体重に気を配ることはもちろん大事ですが、なにより大事なことは健康的に成長することです。神経質にならず、おおらかに育てることも必要です。
ミニチュアシュナウザーの体重を管理するには食事から
ミニチュアシュナウザーの体重を管理する上で、実践しやすいのは食事量の管理です。
成長期とその後で同じ食事をしていたのでは太る原因になりかねません。生後8ヶ月頃までは幼犬用、それ以降は成犬用の食事に切り替えていきましょう。
食事量の適量は「便の固さ」「体重」で判断
しかし、食事の量が適切かどうか判断するのがなかなか難しい場合もあります。特にミニチュアシュナウザーの場合食欲が旺盛なため、量が少ないのではと悩んでしまうこともあるでしょう。
そのような時は短期的には便の固さで判断すると良いでしょう。長期的には体重を測り、BCSを確認することで行います。食事の量が多すぎると便が軟らかく、逆に少なすぎると固くなります。消化器系の働きがしっかりしている犬の場合は少々量が多くても良便が出ることもありますので、これだけで判断するのは危険です。 便の固さを見ることでミニチュアシュナウザーの体重の管理もできるというのは、飼い主にとっても判断材料が増える点で良いことです。
肥満の原因は飼い主にある
ミニチュアシュナウザーの体重が増える原因の多くは飼い主にあります。なぜなら食事の量の管理をするのは飼い主だからです。
食事を食べる姿は可愛いものですが、太りすぎてしまっては病気の原因になってしまいます。ミニチュアシュナウザーが長生きできるかどうかは飼い主の健康管理にかかっているといっても過言ではないのです。
ミニチュアシュナウザーの体重管理に運動は効果あり?
人間のダイエットをする場合、食事管理と運動が必要だと言われます。
ミニチュアシュナウザーの体重を管理する上でももちろん運動は必要です。ミニチュアシュナウザーの体重を維持するための毎日の運動としては「1日2回、20分~30分の散歩」が有効です。
それに加えてドッグランで思う存分走ってもらうのも、ストレス解消の面からみてもよいことです。遊ぶことも好きな犬ですので、お散歩に行けないような日には家の中でボールなどで遊んであげてもいいでしょう。
ミニチュアシュナウザーの体重管理には運動も必要だということを頭の中に入れておきましょう。
ミニチュアシュナウザーの体重管理は小さい時から行うことが肝心
ミニチュアシュナウザーの体重管理についてお伝えしてきました。ミニチュアシュナウザーの体重を管理するには小さい時からの食事と運動が必要だということがお分かりいただけたでしょうか。
肥満しやすい体質は、脂肪細胞の数で決まるといわれています。この細胞の数は生後約3~4か月の時期に決まるといわれます。この細胞は脂肪をため込みます。この細胞の数が多いと太りやすく、少ないと太りにくいのです。同様のことは人でも言われています。幼犬期の食生活が今後の体質を決めるといえるでしょう。
人間は自分で体調を管理することができますが、犬はそうはいきません。ミニチュアシュナウザーの体重を管理できるのは飼い主だけなのです。病気にかかりやすい体にさせないためにも適切な体重を知って、楽しい毎日を過ごしてください。
▼ミニチュアシュナウザーについて詳しく知りたい方はこちら
ミニチュアシュナウザーの性格
ユーザーのコメント
50代以上 女性 USA
30代 女性 匿名
ごはんはフード以外に野菜でカサ増ししているので、ポッコリしちゃうのかも(^^;)
とりあえず、大きな病気も無く、ウンチも色、硬さ共に毎日絶好調なのでOKかな?
女性 ゆずれもん
女性 カモノハシ