犬が毛布やタオルを吸う「ブランケットサッキング」は心の病気

犬が毛布やタオルを吸う「ブランケットサッキング」は心の病気【獣医師監修】

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犬が毛布やタオルを咥え、「チュパチュパ♪チュパチュパ♪」とする姿は、とっても可愛いですよね!でもちょっと待ってください!その行動には心の病気が隠れているかもしれません・・・!

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬が毛布やタオルを吸う「ブランケットサッキング」とは

愛犬が毛布やタオルを咥え、遊んでいるかと思いきや、なんだか様子が違う・・・。チュパチュパ、チュパチュパ音も聞こえてくるし・・・。

よく見ると、一生懸命吸っている!なんて経験ありますか?

小さい手で毛布やタオルを抑え、チュパチュパしているなんて、とっても可愛いでしょうね。けれど、どうやらこの行動は心の病気を表しているようです。

この行動は「ブランケットサッキング」のほかに、「ウールサッキング」ともいい、「毛布吸い」という意味になります。

動物にも心の病気があります。
ブランケットサッキングは、心の病気の1つ「強迫性障害」からの行動になります。

強迫性障害とは人間でいうと「手を洗わなければ落ち着かない」「出かける際、鍵をかけ忘れていないか気にするあまり出かけることができない」など、あることに対して不安がおこるとその行為をやめられない、という状態のことを言います。

イライラ愛犬

犬の場合は、

  • しっぽを追いかけているうちに、最後にはしっぽを攻撃する
  • 傷になるまで足を舐め続ける
  • 毛をむしり取る
などがあります。

意味もないことをずっとし続けている場合、強迫性障害が疑われます。

ブランケットサッキングも強迫性障害の症状の1つです。しかし、原因ははっきりとは分かっておりません。遺伝子的要因、早過ぎる離乳、ストレス、食欲異常ではないかと、考えられているようです。

また、この症状になりやすい犬種もいるようです。

ドーベルマン、ワイマラナー、ダックスフンドがそう言われていますので、この犬種がブランケットサッキングを始めたら、遺伝子的要因をまずは考えてみるといいのではないのでしょうか。

ブランケットサッキングを治す方法

まずは愛犬をじっと観察することです。
どういう時に、ブランケットサッキングをし始めるのか・・・。

我が家の愛犬も、ブランケットサッキング!?

我が家にはもうすぐ1歳のゴールデンレトリバーがいます。

大好きなぬいぐるみがあるのですが、いつしかそれをむしって遊ぶようになりました。むしった毛は、あちらこちらに落ちているので、むしるのが楽しいのかなと思っていました。

しかしある時から、自分の口にふくみ舌を上手に使って、丸いフェルトのようなものを作るようになりました。

最近はほとんどしなくなりましたが、自分の毛をむしり、口にふくみフェルトを作ることも・・・。
出来上がったフェルトは、しばらく口でくちゃくちゃし、最後は口から出しています。感触が楽しいのかなと思っていましたが、自分の毛をむしることは大事件です!

毛をむしるのは、ほとんどがサークルに入っているときでした。もともと人が大好きな犬種なうえに、更に我が家の愛犬は人が大好きです!
「こんなに甘えてくる犬おるの!?」と驚かれることもしばしば・・・笑

もっと遊んで!そばにいたいのに!が強い性格だけでなく、まだ1歳にもなっていない子供だったので余計に「なんでよぉ~!」とイライラしたのでしょう。もちろん、ストレスだけでなく、フードのアレルギーも考えました。

毛布をチュパチュパするのと、毛をむしるのは少し違いますが、毛を口にふくみクチュクチュするのは似ています。フェルトを口で作るのは、我が家の愛犬のブランケットサッキングだったのでしょうか。

出たいなぁ~

やめさせるにはどうするか

ブランケットサッキングの場合は、チュパチュパしてしまう決まった毛布やタオルがある場合は、与えない方法が1番だと思います。

けれど、どんな毛布やタオルでもしてしまう場合もあると思います。
その場合は与えないのは難しい・・・寒い日は毛布やタオルを与えてあげたいし、老犬だった場合は床ずれ防止のために、常に敷いておいてあげたいですよね。

我が家の愛犬は、むしるぬいぐるみが決まっていたので、まずそれはサークルから出しました。けれど問題は自分の毛です。取り上げるわけにはいきません・・・!
初めは「ダメ」と言っていましたが、ストレスからの場合ですと、更にストレスをためてしまいます。

そこで私はやり始めそうになったとき、大声で独り言を言うようにしました。すると愛犬は「何?」とこっちに気を取られます。

それでもやり始めようとすると、無意味にウロウロしたり、冷静なトーンで愛犬には全然関係のないことを話しかけたりしていました。

愛犬に関係があることだと、「こうしたらかまってもらえる」と勘違いして余計に治らないと思ったからです。

あえて愛犬がわからない「今何時?」とかを話しかけると、愛犬は首をかしげ、じーっとこっちをみつめ、毛をむしることを忘れてしまうのです。

そして、サークルから出している時間も、今までより長くしました。痒くて・・・の場合も考えフードも変えました。

そうすることで、自分の毛をむしることは全くしなくなりました。

はっきりとした原因はわかりませんが、我が家の愛犬は睡眠よりも、もっともっと遊びたかくてストレスを溜めていたのではないかと思っています。

しつけ本などに書かれている「遊び過ぎはよくない」「〇〇時間は寝かせなきゃ」はその通りかもしれませんが、愛犬自身の性格をちゃんと理解せず、しつけ本ばかり見ていたのかもしれません。

お散歩もたくさんして、いっぱい遊んでも、誰よりも人が大好きな愛犬はもっと遊びたかったんだと思います。今考えると、「本当にごめんね」という感じです。

まとめ

嬉しそうな愛犬

犬がする行動には必ず意味があります。
愛犬の気持ちを1番わかってあげられるのは、やっぱり飼い主さんしかいません!なかなかやめないと、滅入ってくるのもわかります。私も滅入りました・・・。

けれど愛犬はもっと滅入っているのです。
「誰かたすけて!」と毛布やタオルをチュパチュパし、合図を送っているのです。

ブランケットサッキングは「可愛い」行動ではないのです。「助けて!もう限界だよ!」の行動なのです。

可愛い~と見るのではなく、原因をしっかりと見てあげてくださいね♪

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    30代 女性 mika

    ワンちゃんにも、人間に共通するような精神疾患があったなんて驚きです。赤ちゃん返りしてるのかな?と放っておきがちになりそうな病気のサインも怖いですね。行動内容からしてあまり深刻に捉えない飼い主さんも多かったのではないでしょうか?
  • 投稿者

    20代 女性 さえさえ

    『ブランケットサッキング』という言葉は、今回の記事で初めて知りました。尻尾を追いかけたり、足を舐めすぎるのはストレスがある証拠だとは知っていましたが、犬にも強迫性障害という病気あるんですね!私の愛犬も、すごく甘えん坊なので、できるだけストレスを与えない生活を送らせてあげたいと思いました。
  • 投稿者

    30代 女性 ちびまま

    良く、タオルやおもちゃをカミカミしています。おもちゃの種類によっては、素材が薄い物だと穴が開いています。素材がやわらくてお気に入りなのかと思っていましたが、記事を読み不安になって来ました。近々、病院に行き先生に相談したいと思います。
  • 投稿者

    40代 女性 まみ

    昔飼っていたパピヨンは、よく皆の部屋の毛布の四つ端をチュパチュパと尖がらせて怒られていました。その当時は、お母さんのおっぱいが懐かしくてしゃぶっているのかと思っていました。今回、初めて【ブランケットサッキング】という言葉を知りました。それが強迫性障害だというのがビックリしました。愛犬もなにかストレスを感じていたのかもしれないですね。
  • 投稿者

    20代 女性 かねごん

    わたしは強迫性障害というものをこの記事を読んで初めて知りました。我が家のわんちゃんもお気に入りのタオルケットなどはありますし、たまにカジカジしていますがずっと行っているわけではないですし、ちょっとした暇潰しとおしゃぶりみたいなものです。ですが、中には記事にあったような心の病気でそういったことをしている子もいるなら飼い主はかわいいなんて見ているのではなく、ちゃんと見極めてあげないといけないと感じました。
  • 投稿者

    40代 女性 こたママ

    犬にも強迫性障害があるんですね。動物園の動物が意味なくうろうろする常同行動と同じようなものでしょうか?別に今の時代にこういった行動が増えたというよりは、昔はほとんど外飼いだったし気が付かなかっただけなのかもしれないな、と思いました。実際実家で子供の頃に飼っていた犬が、散歩の時間以外何をしていたかなんてほとんど気にしていなかったし…。一緒の部屋で暮らしているからこそ目につくのか、一緒にいすぎるからこそストレスを抱えさせてしまうのか。むずかしいですね。でもサークルやケージの中でストレスを感じてこう言った行動に出るのはわかる気がします。こういったトラブルを減らしたり、犬のストレス軽減のためにもケージを好きにさせておかないといけないですよね。すべてのストレスをなくすことはできないけど、性格と生活を見極めて調整してあげなくちゃですね。
  • 投稿者

    40代 女性 匿名

    我が家のヨーキー(♂1歳)がぬいぐるみを咥えフミフミしながらうとうと寝ている姿に『かわいあなぁ』とは思いつつ、『早くにママから離されたのかなぁ』くらいに簡単に考えていたのですが、心の病と知り驚きました。早速、ぬいぐるみは隠しました。先住犬(ヨーキー♂6歳)がタジタジになるほどのやんちゃなチビ助の心に問題があるとは…
    早くに知る事ができてよかったです。
  • 投稿者

    女性 ザブトン

    たまにインスタなどで動画がアップされていて見ては癒されていました。病気?とは思いませんでした。辞めさせないといけないような病気なのでしょうか。寝る前にうちの犬は手を舐める癖がありますが、程度はそんなひどくないので、落ち着くまでの一連の流れだと思って放って置いています。そのようなものなのかと思っていたのですが。
  • 投稿者

    30代 女性 うーん

    なんか病気!ってひとことで片付けるのは
    思い込み激しくないかな?乱暴な気がする。
    人間でも指をおしゃぶりしたりする子いるのと同じで
    早期の乳離れが原因だったり
    心理的要素も少なくないのだろうけど
    病気!ってなんか違う気がする。
    毛布をおしゃぶりにして安心するんじゃないかな。
    じゃあ何が不安なの?ってなるけど
    人間も唇さわったり髪の毛さわったり
    貧乏ゆすりしたり
    何かしら自分を落ち着かせる癖みたいなものがあったりするよね。
    それに似たものだと思う。
  • 投稿者

    女性 匿名

    うちは、晩ごはんを食べて満足した後に、お気に入りの毛布を持ってきてカミカミ。たまに舐めたりしていますが、ちょっとやったら気が済む程度です。
    私も記事を読んでいて、病気と言われるほどのものなのか、疑問に思いました。
    飼い主側の見極めが最も必要だと思いました。
    愛犬が明るく元気であれば良いのではないでしょうか。
  • 投稿者

    女性 匿名

    四六時中病的に噛んでるならともかく寝る前とかに噛む程度ですぐに取り上げるのも??
    あと記事にはわざと犬に関係ないことを話しかけた感じで治したって書いてあるけど元々言葉を理解してる訳ではないのだから構ってるのと一緒だと思いました。
    寂しかっただけですよね、病気かなぁ?
  • 投稿者

    30代 女性 匿名

    我が家の愛犬は私の二の腕の下のタプタプを高速でハムハムしてますが…
    何のストレスかな…(。・ω・。)
  • 投稿者

    女性 もふころ

    うちの愛犬も、子犬の頃にこたつ布団の端を齧ったり吸ったりしていたことがありました。これもブランケットサッキングだったのでしょうか。歯が抜けないからガジガジしているのだと思っていました。
  • 投稿者

    50代以上 女性 匿名

    2歳半のパグの♂を飼ってます。うちはタオルとか毛布ではなく大きなクッションを噛んでチュパチュパしてます。
    夕食後にやる事が多く、10分ぐらい経つとやめます。
    たまにそのまま寝てる事もあります。
    ストレスとか強迫性障害なのかな?

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