犬用のスリッカーブラシの人気ランキング
スリッカーブラシとは、「く」の字に曲がった金属などのピンが、ヘッド部分にびっしり付いたブラシで、犬の毛をすくのに便利な道具です。販売されている多数の製品の中から、おすすめスリッカーブラシをランキング形式でご紹介いたします。
1位 ローレンス ソフトスリッカー
イギリスで創業200年を迎えるローレンスから販売されている「ソフトスリッカー」は、柔軟で細い高品質なピンが使われています。わんちゃんのムダ毛や抜け毛を取り去り、ふんわり上品に仕上げることのできるスリッカーブラシです。
犬の柔らかな被毛にも、優しくブラッシングすることができると世界中で愛されています。飽きがこないシンプルなデザインと、軽量で使いやすいことが魅力です。
2位 K-pro ロングティースリッカーソフト
K-proの「ロングティースリッカー ソフト60」は、ピンが折れにくいので長く使用することができます。長時間使っても手が疲れにくいといった特徴があり、プロのトリマーさんからも愛用されている国産スリッカーブラシです。
皮膚に優しい非常に細かいステンレスのピンが採用されているので、ブラッシングをすることでふわっと仕上がりますよ。45ミリ✕64ミリと小さめサイズなので、小型犬や、中型犬、大型犬の顔や足などの細部も使いやすくなっています。
3位 岡野製作所 スリッカーブラシソフトタイプ
「スリッカーブラシソフトタイプ 小」は犬猫用品を手がける国内メーカー、岡野製作所の商品です。ステンレスからできた高品質のピンを使用しているので、耐久性に優れています。
amazonでもカスタマーレビューが多く、平均満足度が4.3と高評価です。国産家庭用のスリッカーブラシとして、コストパフォーマンスも優れています。
4位 ペティオ プレシャンテ ソフトスリッカーブラシS
ペティオの「プレシャンテ ソフトスリッカーブラシS」は、犬の被毛にも優しい細めのピンが採用されているスリッカーブラシです。しっかりと抜け毛を取り、もつれた毛や毛玉をときほぐすことができます。クッション部分にウレタンを使うことで、ワンちゃんの肌当たりの負担を減らしています。ピンクオレンジのかわいらしい色合いもおしゃれですね。
5位 岡野製作所 スリッカーブラシ武蔵 proソフト
岡野製作所から販売されている「スリッカーブラシ武蔵 proソフト」は、プロのトリマーさんのために開発されたクオリティの高いスリッカーブラシです。錆びにくいステンレス製のピンがびっしりと植え込まれているので、抜け毛やもつれをしっかりとってくれます。
こちらの商品はソフトタイプですが、他のソフトタイプのものよりもやや硬めにできているため、スリッカーブラシの扱いに慣れていない方にはおすすめしません。
犬用のスリッカーブラシの選び方
サイズ
スリッカーブラシにはS・M・Lなどの種類があります。初めてブラシを購入する時は、犬の大きさに関わらず、Sサイズのブラシがおすすめです。小さいサイズは軽量かつ小回りが利くので、足や耳の近くなど細かい部分も簡単にブラッシングすることができます。
扱いに慣れてきたら、大きめサイズを用意すると良いでしょう。犬の体の部位によって、スリッカーブラシを使い分けることができるようになると、ブラッシングの時間も短くなりますよ。
ピンの素材や形
ピン部分の素材は、ステンレスやアルミなどの金属のほか、ナイロン製のものあります。
金属製のピンを持つスリッカーブラシは、しっかり毛をとかすことができるのでおすすめですよ。ナイロン製のピンは犬への肌触りが柔らかく、軽量ですが、毛が絡みやすい傾向にあるので、とかすのに時間がかかるかもしれません。
ピンの数が多いものは値段が高めですが、根元から毛をすくうことができるので、ふんわりと柔らかく仕上がります。スリッカーブラシは100均のお店でも購入できますが、質とコスト、愛犬との相性などを見て検討すると良いでしょう。
ピンのタイプ
スリッカーブラシのピンには、ソフトタイプとハードタイプのふたつのタイプがあります。ソフトタイプはピンが柔らかく犬の皮膚にも優しいので、日常的に使う場合はソフトタイプを選びましょう。スリッカーブラシに慣れていない方にもおすすめです。
ハードタイプはソフトタイプのピンに比べて一本一本のピンが硬く、力加減によっては犬にケガをさせてしまうこともあります。しかし毛玉をとくときなどはハードタイプのほうが使いやすいので、わんちゃんの毛質や飼い主さんの熟練度によって使い分けると良いかもしれません。
持ち手
スリッカーブラシの持ち手の部分は、木製の短いタイプが一般的です。持ちやすく、細かい部分をブラッシングする時にも邪魔にならないため、初心者でも使いやすいでしょう。ただし、手の大きな方は、持ち手が短いと使いにくいかもしれません。
持ち手が合成ゴムや樹脂からできたものには、滑り止め付きや持ちやすいように設計されたものもあります。飼い主さんの使用しやすいものを選ぶと良いでしょう。
犬用のスリッカーブラシの使い方
ブラシの持ち方
スリッカーブラシはペンと同じ持ち方をします。利き手でスリッカーブラシを握り、逆の手で犬の毛や皮膚を持ちます。
利き手でブラシをかけると力が入りすぎてしまうため、反対の手でスリッカーブラシを持ったほうが良いという意見もありますが、ブラシが扱いにくく犬にケガをさせてしまうこともあるのでおすすめはしません。
とかし方
スリッカーブラシは、手首を回して弧を描くようなイメージでかけましょう。皮膚から毛先に向けて、一方向にすきあげるようブラッシングしていきます。毛束を手に取り、痛くないよう少しずつ進めていくのがポイントです。
毛玉になっている場所は、毛玉の根元を持ち少しずつほぐしていきます。ピン先が犬の地肌に当たらないよう気をつけましょう。スリッカーブラシがひっかかってしまったら、無理に引っ張ることはせず、一度ブラシを抜き、何回かに分けて少しずつほぐしていきます。
スリッカーブラシをかける時に注意すること
ブラッシングの前に犬の皮膚を観察することも大切です。皮膚にトラブルを抱えやすい犬は、スリッカーブラシの使用に注意し、かさぶたや吹き出物がある場合には、該当箇所を避けてブラシをかけてください。
毛束を取りたい場合は、毛束を手にとって皮膚から毛先に向けてブラッシングします。犬の皮膚に対して平行にブラシをかけると、皮膚を傷つけてしまいますので気をつけましょう。ひどい毛玉はプロにお任せした方が安心ですよ。
犬用のスリッカーブラシの正しい手入れ方法
毛の取り除き方
犬のブラッシングをした後、ピンの間に挟まった抜け毛を取り除きます。ピンの間に詰まった毛を手で取ろうとすると、ピンが折れたり変形してしまうので、掃除専用のコームを使って行ってください。持ち手と反対側からコームをいれると、絡まった毛が取り除きやすいですよ。
スリッカーブラシの中には、ボタンひとつでブラシから毛を取り除くことができるお掃除機能がついたブラシも販売されています。
ブラシの洗い方
スリッカーブラシの汚れが目立つようになってきたらブラシを洗いましょう。洗い方は、古い歯ブラシに台所洗剤などの中性洗剤をつけて汚れ部分を落とします。水に濡れたままだと錆びてしまうので、洗った後は、日陰でよく乾かしてくださいね。
ブラシの交換時期
ピンに錆びや折れがあるスリッカーブラシを使用すると、犬の肌を傷めたり、犬の毛が切れて痛い思いをさせたりしてしまいます。曲がったピンがある時はスリッカーブラシの寿命がきていると考え、新しいものに交換しましょう。
犬用には使えなくなってしまったスリッカーブラシでも、毛玉になってゴワゴワなってしまったラグやムートン、フェイクファーなどに使うと「ふわふわ感」が復活する、という裏技もあるようなので試してみてください。
▼「犬のブラシ」の基本を知りたい方はこちら
まとめ
スリッカーブラシはワンちゃんの毛をとくのにとても便利な道具です。ブラッシングを終えて、ふわふわになった愛犬の姿を見ると、飼い主さんも嬉しいですよね。
スリッカーブラシは硬質なピンを使っていることも多いので、使用する際には注意が必要です。使用方法を間違えると、愛犬にケガをさせてしまうこともあります。飼い主さんがスリッカーブラシの正しい知識を持って利用できるとよいですね。
ユーザーのコメント
40代 男性 ひろ
40代 女性 yuntaro
スリッカーブラシは古くなるとピンが錆びていたり、クッションが悪くなっていたりして毛切れや肌トラブルの原因になるので、しょっちゅう新しい物に買い替えています。特にピンが歪んだり折れている物は使わない方が良いと思います。うちはミニチュアダックスですが散歩後にブラッシングすると、短い足の毛からでも枯れ草や細かいゴミがブラシの目に付いて取れます。くっつき虫が毛に絡んでも、スリッカーブラシなら取れるので本当に必需品ですが、ピンの先に丸いの付けてるのは本当に使えません!同感です!うちはシンプルな形のスリッカーブラシを使っています。大きさも何種類かあり、小さいサイズはもつれやすい耳の付け根の毛をとかすのに使いやすいです。
20代 女性 くまこ
しかし、なかなか使いこなせなかったりもするみたいです。
トリマーをやっていた時に「毎日のようにブラッシングしてるのに毛玉ができちゃうの。」なんて飼い主さんの声を沢山ききました。
スリッカーをかける時に、どうしても根元をかけられていないと毛玉ができてしまうので、プードルやビジョンなどの毛が伸びやすく、巻きやすいと思われる子達はしっかりと根元をかき分けてかけてあげる事が大切ですね。
力加減やスリッカーの角度によっては、赤く肌荒れしてしまうこともあるので、スリッカーブラシの面を肌と平行に当たるようにしてみて下さい。
試しに自分の腕に軽くかけてみると、ちゃんと平行になっていれば痛くないので、ぜひ確認する方法に使ってみて下さい。
女性 ぽちまる
スリッカーブラシも何種類か試しましたがピンの部分が固いのは好みではなかったようでピンが柔らかいものを使用しています。
ついガシガシ力を入れてしまっていました・・・。あれって良くなかったんだなぁとこの記事を読んで反省しています。
我が家の愛犬は毛量の多い犬なのでブラッシングする時は全体をとかしながらも今日は特にここをブラッシングしてあげよう!と一部分づつしっかり毛を掻き分けてといてあげる時間を作っています。一気にやるとものすごく時間がかかり飼い主も愛犬も疲れてしまうのでオススメです。
以前は毎回、憂鬱になってブラッシングをしていたのが改善されました。
40代 女性 こもんどーる
記事読んで気付きましたが、先に丸いのが付いたタイプでした。あとはブラッシングの仕方が完全に間違っていたようです。
トイプーなのでこまめにブラッシングしないとすぐに毛玉になり、トリミングに行く度に「毛玉別料金」取られます。
何となく素人なのでスリッカーブラシは抵抗があります。肌に傷を付けそうで怖いのと、トイプーのクリンクリンの毛だとすぐに引っかかってしまい梳かしにくいというのもあります。
また、勝手なイメージですが、毛の流れにそってではなく反対に逆毛を立てる時のような感じでフワっとさせるような感じでトリマーさんがブラッシングしてるのを見ていたので
何回やってもボサ~っとなるだけで、もつれは取れないし、あまり意味がないなと思って、スリッカーブラシを使わないでいました。
あと、どうしても無理矢理梳かそうとするとワンコも痛がってブラッシングを嫌がるようになってしまっていました。これは私の責任ですね~
でもやっぱりこの記事を読んで、ちゃんとしたスリッカーブラシを買い直して、日々こまめにブラッシングしてあげようかと思います。
ブラッシングするだけでもワンコにとってはストレス解消になるし、なにより気持ちがいいでしょうしね!
女性 白川
コームはスリッカーブラシである程度被毛の流れを整えた後に使用するようにしています。
スリッカーブラシは持ち方に注意しないと飼い主さんの指に刺さったり、爪の間を刺してしまうことがあります。私も何度か爪の間に刺してしまい、ブラッシング中断なんてこともありました。地味にしばらく痛いので本当に気を付けてください。
愛犬の背中にイボができやすいので、これも傷をつけないように気を付けています。コームなどと違って、誤った持ち方をすると傷を付けてしまいやすいので、ガシガシ梳かすのではなく被毛の流れに沿ってゆっくり梳かせば大丈夫です。
30代 男性 iida
安価なものに比べると少々値は張りましたが、ピンの固さが柔らかすぎず固すぎずちょうどよく、丈夫で木の柄の角度も使いやすく、結果長く使えるものだったので大満足しています。
毎日ブラッシングを行いますが、1年使用しても大丈夫でした。私の場合は小さいスリッカーブラシだと力が入り過ぎてしまうため、大きいサイズのものを使っています。
スリッカーブラシとピンブラシ、コームを場所や用途によって使い分けて出来るだけ被毛と皮膚が痛まないように心がけています。
女性 たろう
と断定されていますが、
ひっつき虫(イノコヅチなど草の種)取りには先が丸いスリッカーブラシがベストだと思っています。
ただしブラシがステンレス製のものです。
ストレートなタイプだと引っ掛かりが悪くてひっつき虫が取りにくいし犬が痛がります。
でも先丸だととても良く取れるし犬も嫌がることがありません。
一度試していただければ実感できると思います。
参考になればと思い投稿させていただきました。
女性 まかろん
今はシリコン素材のブラシやイノシシの毛を使ったブラシや豚毛ブラシなどを使い分けながらブラッシングしています。
イノシシや豚毛は絡まりをほぐすと言うよりも毛並みを整えツヤを出したり血行を良くするためになのですが、絡まりを防止するならばスリッカーブラシが良いのかもしれませんね。
スリッカーブラシにピンがついて肌を傷つけないようにするブラシも全然使えますよ♪好みは人それぞれですからなんとも言えませんが、人によってはピンがある方が良いと思う方もいるので使えないと決めてしまうのは良くありません。
スリッカーブラシについては詳しくなかったのと、なかなかブラシを試したくても試せないので、メーカーや名前などが紹介されているのは分かりやすいですし、商品情報もあり選びやすいですね!
スリッカーブラシは1つは持っておきたいと思っていたのでレビューなどを見ながら愛犬に合いそうなのを決めたいと思います。
女性 マッシュ