犬用オムツのおすすめの選び方
犬用オムツは犬の高齢化や病気、ケガによるトイレのお世話以外にも、お出かけした際のマナーの一環として着用させるケースが増えています。オムツには体に巻いてテープで止めるタイプや、パンツタイプなど数種類あります。失敗しない選び方としては、用途や体型に合わせることがポイントです。
サイズ選びのコツ
犬用オムツは、体重や胴回りのサイズに合うものを選びます。オス、メスの性別の違いをはじめ、ダックスフンドのように胴長な体型、被毛の長さなど犬種により選び方が変わります。犬は排尿の量に個体差があるため、体型にぴったりのものを選んだとしても、尿を吸収しきれず漏れ出してしまうことがあります。サイズ以外にも排尿の量も考慮して決めましょう。
オムツは商品によって作りも異なりますので、まずは少量から購入し「簡単に脱げてしまう」「うんちや尿が漏れる」などの問題が起こらないかを確認することが大切です。サイズの測り方に不安がある方は、動物病院やペットショップなどで相談するとよいですよ。
シーンに合わせて選ぶ
家の中で使うオムツは、吸水性や通気性に優れたものを選びましょう。老化や病気、ケガなどにより犬が自力でトイレに行けない場合は、長時間付けたままにすることが多くなります。長時間の着用は横漏れしてしまったり、蒸れる、擦れるといったオムツかぶれの原因になったりしますので、こまめにチェックすることも大切です。
外出先で使うオムツは、脱着のしやすさを重視して選ぶとよいでしょう。車でのお出かけなど長時間トイレに行かれない状況で使うこともあります。外出先では犬は興奮しやすく動き回る心配があることなどからも、脱着が簡単に行えるものがおすすめです。
オムツのタイプで選ぶ
オス、メス兼用のもの、オス、メス専用のマナーベルト、アレンジして使える人間用のオムツの3タイプに分けられます。オス、メス兼用のものは下半身をカバーするパンツ型ですが、人間用と違い尻尾を出す部分に穴が開いています。腰の部分をマジックテープで止めるようになっていますので、多少のサイズ調整も可能です。
オス、メスそれぞれの特徴に合うように作られたものもあります。オス用のオムツ「マナーベルト」は外陰部を隠すタイプなので、尿漏れやマーキング防止にも役立つと言われます。脱着も簡単にできるので、お出かけの際に使うオスのオムツとして便利なアイテムです。
人間用のオムツはコストが安く、履かせやすいことがポイントですが、「外れる、下がる」といったことが起こりやすい傾向にあります。脱げることが心配な場合には、犬用を選んだ方がよいでしょう。
犬用オムツ人気ランキングトップ5!
1位 ユニチャーム ペット用紙おむつ
ユニチャームの犬用オムツは、オスメス兼用で老犬用のおもらしケア用として人気があります。人間の赤ちゃん用のオムツにも使われている高品質な「さらふわ吸収シート」を採用しており、デリケートな肌でも使えるよう工夫がされています。吸水性が高いので、長時間付けても蒸れません。
サイズは犬に合わせて選べるよう、超小型犬から大型犬に対応したsss~LLまでの6種類が販売されています。購入する際には、犬種、体重、胴周りを参考にしながら最適なサイズを選びましょう。
2位 P.one マナーおむつのび~るテープ付き
コストが安い割に、品質が良いと評判の犬用オムツです。伸縮性のあるテープを採用したことでフィット感が増し、足まわりをすっきりさせることで動きやすさを実現しています。色が変わる「おしっこお知らせサイン」により、取り換え時期がひと目で分かります。愛犬にぴったり合うサイズを見つけたら、経済的なジャンボパックの購入をおすすめします。
3位 ユニチャーム マナーウェア 女の子用
花柄などのかわいい柄がポイントのメスの犬にぴったりなマナーパンツです。メスだけでなくオスもオムツとして使うことができます。メスの犬にはおしゃれパンツとして、洋服感覚で使うのもおすすめです。
4位 男の子用おしっこオムツ
ユニチャームが販売するオスの犬用オムツ(マナーベルト)は、マーキングやお漏らしなど、おしっこのトラブルに困っている飼い主におすすめです。長時間の留守番でも安心の吸収性と、ずれを防止する形状が特徴です。やわらかい全面通気シートが、おしりの蒸れを防いでサラサラの状態をキープしてくれます。
5位 ペティオ 老犬介護用紙おむつ
老犬用の介護専用オムツです。高性能な吸水材(ポリマー)を使用しているので、おしっこをすぐに吸収し漏れを防ぎます。犬の動きに合わせてウエストがフィットするよう、伸縮バンドが採用されています。横漏れを防ぐ工夫もなされているため、寝たきりの犬にも安心です。
人間用オムツで代用する方法
商品にもよりますが、犬用オムツの価格は1枚あたり30円~60円程度、人間用オムツの価格は20円程度です。人間用を代用することで費用をかなり抑えることができますので、犬用オムツにアレンジする方法を紹介します。詳しい作り方は動画サイトなどでも見ることができますので、チャレンジしてみてはいかかでしょうか。
- 1.市販されている赤ちゃん用オムツを購入する
- 2.尻尾の位置に合わせて、尻尾が入るようT字やX字に切り込みを入れる
- 3.切り込みの周りをガムテープなどで補強する
- 4.完成
個体差はありますが、オムツのサイズは小型犬でS~M、中型犬でM~Lが目安です。基本的に犬用オムツと人間用の紙おむつは同じ素材からできており、異なる点は尻尾を出す部分に穴があいていないということだけです。尻尾の位置をこまかく調整できるので、犬にぴったりなものが作れるかもしれませんよ。
オムツのずれが気になって犬が嫌がる場合には、100均などで手に入る幼児用のサスペンダーをおむつカバーに付けて、ずれにくくする方法がおすすめです。人間用のオムツの他にもペットシーツをアレンジしてオムツにする飼い主もいるようですので、色々と試してみてください。
犬のオムツの履かせ方と注意点
注意点
初めて付けるときは、逃げだす、オムツを噛んで破るなど嫌がる行動を見せるかもしれません。犬にとってお尻はデリケートな部分なので、さわられるだけでも嫌がることがあります。
嫌がるからといって、脅したり怒ったりする付け方はよくありません。犬が嫌がらなくなるまで、根気強く慣らしていく必要があるでしょう。履かせた後は、ご褒美のおやつを与える、しっかりと褒めるなど、オムツが怖いものではないことを犬に学習させることが大切です。
オムツは便利なアイテムですが、オムツかぶれには注意が必要です。蒸れにくくするためにおしり周りの被毛を短くカットして清潔に保つことや、こまめに取り換えて長時間付けたままにしないことが大切です。オムツかぶれで炎症を起こしてしまったら、皮膚を保護するワセリンやベビーパウダーを使うとよいでしょう。
履かせ方
パンツ型のオムツの履かせ方を紹介します。まず尻尾用の穴に犬の尻尾を通します。パンツの前側の部分をお腹に添わせ、両側のテープをフィットする場所で固定します。付け終わったら、ゆるみがないかや、きつすぎないかなどを確認し、テープの位置を調整して完了です。
まとめ
犬用オムツにはさまざまな種類が販売されていますが、用途や体の特徴に合わせて選び方を変える必要があります。初めて付けるときや体に合わないものでは犬が嫌がる場合が多いので、根気よく慣らしていきましょう。
頼りすぎるのも良いことではありませんが、オムツは飼い主の負担を軽減してくれる便利なアイテムです。今回紹介したオムツを参考にし試してみてください。また人間用のオムツを代用して手作りもできますので、犬と飼い主が快適に過ごせるよう上手く活用してみてはいかかでしょうか。
ユーザーのコメント
40代 女性 RYUCH
30代 女性 チャコ母
20代 女性 はる
40代 女性 匿名
ウンチはすぐに取ればいいのですが、オシッコの場合は一面濡れてしまうので大変かなと思います。今回記事を拝見して、「ユニ・チャーム ペット紙おむつ 高齢犬おもらしケア」に大変興味を持ちました。(12時間 約4回分のオシッコ吸収力)があるという点や、オシッコをすると色が変わるのも有り難いと思いました。人間の赤ちゃんのおむつも近年どんどん性能が良くなっているそうなので、ワンコ用もストレスなく使用出来るものも増えてくるのではないでしょうか。我が家もそろそろ考えたいと思っています。
女性 Melon
40代 女性 ぶち