犬と赤ちゃんが触れ合うほっこり癒し動画がたくさん公開されていますが、犬は、赤ちゃんに優しく接するものだと勘違いしていませんか?
飼い犬が幼児に怪我をさせたり、死亡させる事故が後を絶ちません。
突然赤ちゃんに噛みつくショッキングな動画が公開されていました。
おとなしく伏せている犬のしっぽやお腹をつかんで遊ぶ赤ちゃん。
犬は静かに伏せています。唸り声などは聞こえません。
子供が犬のお腹を強く押しこんだ瞬間。
唸り声と共に幼児の頭に噛み付いてしまいました・・・
突然の出来事に子供はおお泣き。犬も甘噛みだったのか、幸い子供にケガは無かったようです。
専門家の見解では、
- 赤ちゃんか家に来たばかりで、赤ちゃんが『家族の一員』という事を認識出来なかった
- 赤ちゃんに接するのが不慣れで、加減が分からなかった
- 赤ちゃんに対する嫉妬
といった、様々な原因が考えられるそうです。
なにより、子供が無事なのか心配なところです。
また、噛んでしまったわんちゃんの心を、飼い主さんが今後どうケアしていくのか・・。
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この動画への意見
この動画を見た人の意見を要約してご紹介します。
「大人しい犬でも、痛みを与えられない時は、反射的に噛んでしまう事はある。今回のように赤ちゃんがただ遊んでいるように見えていても、いつ子供に危険が及ぶのか、その可能性は誰も否定できない」
「そもそも飼い主が、犬の訓練や育て方に間違いがあるのでは?」
「自然に生きる動物と人間の違い」
飼い主への批判、どんなに大人しくても犬は動物だという現実が突き付けられます。
飼い犬が赤ちゃんを攻撃する事件は他にも・・
飼い犬が赤ちゃんを攻撃するのは珍しい話ではありません。
最近の事故だけでもいくつもあります。
- 2015年6月20日【イギリス】生後3週間の男の赤ちゃん。小型犬のテリアに咬まる(病院へ搬送後、死亡)
- 2015年6月21日【オーストラリア】生後7日の赤ちゃん。アラスカン・マラミュートに襲われる(顔を噛まれ重傷)
- 2015年6月24日朝【アメリカ】生後8ヶ月の赤ん坊。マスティフのミックス犬に頭を噛まれる(命に別状は無し。病院へ搬送)
犬と子供はどのような状況にあったのでしょうか。
「普段は子供達に対しても、大人しく従順に接していたのでとてもショックでした。」
「犬たちは自由に室内と屋外を出入り出来る環境。寝室への出入りも自由でした。」
つまり飼い主たちは、自分の犬は大人しいから大丈夫と過信しており、犬と子供が自由に接することができる環境だったようです。
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専門家の意見は・・
- 犬は、来たばかりの赤ちゃんを家族とは認識出来なかったり、不慣れなたため力加減できない事がある
- 赤ちゃんの突然の行動に驚いたり、あかちゃん特有の臭い、大きな泣き声などに反応する事がある
- 赤ちゃんに嫉妬する意見もあるが定かではない
- 群れの本能でランク付けするため、赤ちゃんを自分より下にみてしまい、噛み付く場合がある
- 子供が8歳以上になるまで、犬と子供はきちんと監視するのが好ましい
- 愛犬であっても「絶対安心」と思ってはいけない
- 赤ちゃんと犬を親の以内所に一緒にしてはいけない
どんなに大人しい犬、良い子だと飼い主さんが思っていても、幼児と犬が自由に触れ合える状況のまま放置することは危険だと、専門家は警鐘をならしています。
飼い犬が幼児を噛む動画はこちら↓
犬のしつけや信頼関係の構築方法などに関しましては、わんちゃんホンポでもトレーナーさんたちが教えてくれています。
「ウチの子はいい子だから大丈夫」と過信することが思わぬ事故につながります。
犬と人がもっと幸せに暮らせるようになるために、犬の考え方や群れのリーダーとして信頼される方法を改めて学ぶ必要があるのかもしれません。
ユーザーのコメント
女性 雀3号
赤ちゃんも意外に力があります。犬の耳や尻尾をおもちゃのように力いっぱい引っ張られたり、鼻などをばちばち叩かれたらそれは犬だって痛いです。
うちの犬は大丈夫だから、と思っていても犬のしつけは大丈夫だと思います。赤ちゃんの方が力加減ができないので、そこら辺を考え直さなくてはいけません。
うちのシー・ズーは長毛なので小さい子は、ぬいぐるみのように扱います。最初は優しく撫でてくれていたのが、急に被毛を握り引っ張り出したりすることがあります。その時の愛犬の背中には治療中のイボもあったので、とても痛かったと思います。本当ならやめてほしいと威嚇するところですが我慢して耐えた結果、出血して悪化してしまいました。
事故を防ぎたいなら、赤ちゃんの方の行動を注意する必要があると思います。
40代 女性 ととりこさまんさ
1.犬は大人と子ども(特に乳幼児)を別の生物として捉えている可能性がある
2.犬種や年齢にもよるが、狩りや遊びのスイッチが入ることがある
3.テリトリー内においては行動パターンが異なる場合がある
4.嫉妬といった感情が犬にもあることが考えられる
この内、1と2については、私も経験しました。
1については、私も経験済みです。パピー時代から大人が大好きなのにも関わらず、中学生以下の子どもは苦手としており、仲良くなるまで数年を要しました。それでも好むのは小学生まで。幼稚園児以下は関心は持てるようにはなったものの、自ら撫でてコミュニケーションを求めることはありません。
2については、ドッグランや複数飼いで飼われている犬に標的にされそうになったことがあります。最初は一緒に戯れ合っていたのですが、我が家の愛犬の方が運動神経が劣っているのがスイッチが入るキッカケになったようで、すぐに気がついて阻止しましたが、ボール扱いになるところでした。
昔の方は「犬畜生」という言葉を使っていたようですが、その言葉の悪さはともかく「どんなに可愛くても犬は犬」という精神は引き継いでいかなければならないのではないか?と痛ましい事件を耳にする度に思わされます。
女性 ぽんた
うちのわんこにも将来子供と仲良くお昼寝を、と願っていますがおそらくその状況になって判断すると思います。素敵な映像の裏にはご家族のしつけとコミュニケーション、赤ちゃんを家に連れてかえったときからの積み重ねがちゃんとできていて、愛犬もしっかりと理解ができていたんだと思います。飼い主が悪いや犬が悪いの判断はつきかねますが、不幸な事故が起きないよう監視は必須だと思います。
因みに、うちは子供はいませんが先日身内が1歳前後の赤ちゃんをつれて家に来ました。自分の子供ではないのでより一層の気持ちでもちろん厳重に目を光らせていました。結果、うちのワンコは赤ちゃんのにおいにとても反応し興奮していました。(乳幼児のときは鳴き声に心配そうにくんくん鳴いていた犬です。)毎日の積み重ねや慣れていないこともあると思いますが、無条件に犬が赤ちゃんに優しい、はすべての犬にいえることではないと思います。飼い主がしっかりと理解と誰も不幸にならないために判断や監視をする必要は否めないと思います。
50代以上 女性 シュナママ
その都度、「大丈夫よ」と声をかけ、お座りをさせ首から腰を撫でていました。
1歳を過ぎたころから吠えなくなりましたが、怖い思いをすると吠えてしまうということが良く理解できました。
女性 Melon
40代 女性 SUSU
記事にもありましたが、こういう事件が起こると必ず「飼い主がきちんとしつけをしていなかったからだ。普段、犬をフリーにさせていたのが問題。犬と飼い主、赤ちゃんの順位付けを徹底していないからだ。」といった意見が出てくるようになります。
そして、犬はテリトリー意識が高いため、子供がいるご家庭では特に、フリーにしておくのはいけない、ゲージに入れること、何があっても人を攻撃しないように厳しくしつけを行うことといった考え方が溢れるようになってしまいます。
私個人的な意見ですが、何か違和感を覚えてしまいます。普段、大人しかった犬がいきなり攻撃した・・・のではなく、日頃からずっと我慢をしていた犬がついに堪忍袋が切れて止めて!と分かりやすい意思表示をしたということに過ぎないのではないか?と思うのです。
犬はカーミングシグナルという意思伝達手段を持っています。赤ちゃんが触ってきたり、耳や尻尾を引っ張ってきたりといった犬にとって嫌なことをされた場合に、顔をそむけたり白目を剥いたり口をパクパクさせたりなどの不快なサイン、止めてほしいといったサインを出していたのではないかなと思います。
それでも通じない、理解してもらえなかったことがあまりにも続いた場合、次のシグナルとして唸ったり止めさせる為に噛むということになるのではないでしょうか。もしこの時点で飼い主が気づいていれば、強く触ってはいけないと子供に教えたり、居住空間を分けたりといった対応を取れたはずです。
犬は犬、絶対の忠誠など期待してはいけないというのはある意味では合っているのだと思います。ただ、私が思う解釈は、犬は犬の言葉があり、意思表示をする動物である。ぬいぐるみではない、嫌なことをされれば攻撃する手段を持っているということです。
犬は人間の言葉を使って意思を伝えることは出来ません。であるならば、飼い主側が犬のシグナルを勉強して、こうなる前に手段を講じるべきだったと思うのです。ここまで追い込まれる状況に追いやってしまった飼い主に責任があり、しつけが必要だったのではなく飼い主の勉強不足によって起こった不幸な事故だと考えます。
犬と赤ちゃんのほのぼの動画といった類いのものはよくインターネット上にアップされていますが、犬の表情を見ているとしょんぼりとした顔をしていたり、顔をそむけたり、動画を録っている飼い主さんの顔を見ているといった様子があります。シグナルを勉強すると、とてもかわいそうで見ていられない動画もあります。
止めてほしい、止めさせてと伝えているのに、聞き入れてもらえずにカメラで撮られるといった状況を考えると、本当に気の毒です。
唸るや噛むといった行為に及ばざるを得なかった状況に追い込まれ、実行してしまった犬の心を思うとその後の状態がとても心配になってしまいます。
また、愛犬とお散歩をしていると、小さいお子さんを連れたお母さんが「ワンちゃんがいるよ!」と近づいてきたり、愛犬を見つけたお子さんが追いかけてくるのを黙っているお母さんにたまに遭遇します。
こちらとしては、見ず知らずのお子さんと関わらせて何かあっては大変なため、丁寧にお断りするのですが、不思議そうな顔をされることもあります。小型犬とはいえ犬は犬です。噛みつく力は相当なものがあります。実際に人を噛んだことはなく、攻撃をされなければむやみに噛みつくことはないとは思いますが、保証はありません。小型犬だから、犬は子供に優しいものといった感覚は勝手な思い込みであり、自分のお子さんを守る為にもむやみに近寄らせない、追いかけたりといった行為をしないといったことを教えることも大切なのかなと思っています。
20代 女性 てとめる
女性 匿名
女性 匿名
30代 女性 匿名
嫌だから赤ちゃんを見ない様にしてますね。
それなのにこの赤ちゃんはかなりの力で尻尾やお腹を引っ張ってますね!嫉妬とかではなくこの赤ちゃんに近づいて来られるのが嫌だったのでしょう
女性 はる
すごく我慢している結果だと思う。
飼い主さんも動画取ってないで、すぐに引き離すべき。
50代以上 女性 匿名
赤ちゃんに好き勝手されている犬の気持ちを察してあげられ無い様では飼い主失格ですね!赤ちゃんでもママに駄目と言われれば理解出来るはず!私から見れば赤ちゃんに対しては何の感情は残念ながらありません
心配なことは無学な飼い主がこの後犬に危害を加えるんではないかとーとても心配です