YouTubeチャンネル『世界で保護活動中【野良犬ふれあい広場 】』で投稿されたのは、野良犬カーリーちゃんの育児の様子です。どんな境遇でも子供を守る母犬の姿に多くの人が感動し、記事執筆時点で143万回再生を記録。
コメント欄には「ただただ涙が止まらない」「カーリーは頭がいいね」「我が子を必死で守る姿がとても健気で可愛い」との声が寄せられました。
妊娠中の野良犬、カーリー
この日投稿主さんは、近所の野良犬の1匹である『カーリー』と遭遇。カーリーちゃんは穏やかで人懐こい性格のようで、このときも投稿主さんに近づいてきたんだとか。
怪我でもしているのか、脚をひきずっている様子のカーリーちゃん。心配する投稿主さんですが、実はこのときカーリーちゃんのお腹の中に小さな命が宿っていたといいます。
カーリーのSOS
それからしばらく経ったころ、なにかを訴えるように鳴くカーリーちゃんを見かけた投稿主さん。思わず声をかけると、「ついてきて」と言わんばかりに投稿主さんをどこかへ案内したといいます。
近所の人によると、カーリーちゃんは最近5匹の子犬を産んだそう。ところが投稿主さんが現場へやってくると、どれだけ探しても赤ちゃんが見つかりません。
実はネパールでは、生後間もない子犬の行方が分からなくなることは珍しくないんだとか。カーリーちゃん一家になんらかのトラブルが起きて、投稿主さんに助けを求めたのかもしれません。
諦めかけた投稿主さんでしたが、なんと奇跡的に1匹の子犬を発見。まだ目も開いていない子犬は、必死でカーリーちゃんの母乳を飲んでいたといいます。
子犬が行方不明に
ネパールでは、野良犬も自然のものとして受け入れる風潮があるんだそう。投稿主さんは、残った1匹の子犬をカーリーちゃんの元に残して見守ることにしたといいます。
ところがある日、子犬が行方不明になってしまいました。どこに行ったのかまったく分からなかったそうですが、なんと1ヶ月後、奇跡的に発見されます。
どうやら、カーリーちゃんが意図的に隠して子育てしていたよう。目もすっかり開いて、カーリーちゃんと一緒に無邪気に遊んでいたといいます。
1ヶ月間なにをしていたのかは親子にしかわかりませんが、子犬の目が開くまで安全な場所で育児していたのでしょう。その英断に頭が下がるばかりです。
コメント欄には「人間も犬も母はすごいね」「ずっと安心して住める場所が見つかるといいね」「この子たちのためにしてあげられることってなんだろう」などの声が寄せられています。
国が違えば、野良犬との関係性も違うもの。子供が産まれても自力で生きていかなければならないのは過酷ですが、自由に街を闊歩する2匹の姿は幸せそのものです。そんな姿を見ていると、犬として生きる幸せとは何かを考えさせられるのではないでしょうか。
YouTubeチャンネル『世界で保護活動中【野良犬ふれあい広場 】』では、世界の野良犬たちの様子を随時更新中。投稿主さんは野良犬の尊厳を守りつつ、いざという時には保護も行っているそうです。人間に見守られながら逞しく生きる犬たちの姿をぜひチェックしてみてください。
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「世界で保護活動中【野良犬ふれあい広場 】」さま
執筆:小泉 あめ
編集:わんちゃんホンポ編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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