野犬の母犬から生まれ、動物愛護センターに保護されていた『ひばち』くん。そして、ひばちくんの弟としてお迎えされることになった『つづら』くん。
目に映るすべてに怖さを抱きつつ、幸せを掴むため果敢に挑戦を続けるつづらくんの支えたのは、飼い主さんと先住犬のひばちくんでした。
つづらくんがやってきたのは、2021年11月のこと。
保健所が仕掛けた捕獲器で捕まり、保健所に収容されていたつづらくん。収容期限を過ぎそうになったところを愛護センターに引き出され、ご縁あって家族としてお迎えされることになったのだそう。
この頃、つづらくんは生後4ヵ月。
捕獲器に捕まり、保健所で殺処分が迫ってくる日々を過ごした彼が目に映るすべてに恐怖を感じ、怯えてしまうのは当然のことかもしれません。
ケージから出ることはできなかったものの、幸いにも食欲は旺盛。根気よく、見守る姿勢に徹するしかなかった飼い主さんをサポートしたのが先住犬のひばちくん。
ひばちくんも、野犬から生まれた子として愛護センターに保護されたところを飼い主さんに巡り合った過去を持ちます。
警戒心が強く、人慣れに時間を要することが多い野犬同士、何か通ずるものがあったのかもしれませんね。
おもむろにおもちゃをくわえ、つづらくんのケージへと運ぶひばちくん。そしてそれを渡し、遊び始めるつづらくんを見守るのです。
まるで『大丈夫』『楽しいよ』『怖くない』そう伝えているかのように。
毛づくろいをしたり、ワンプロに誘ってみたり。時には、ケージに乱入してみたり(笑)。
もう何も怖がらなくて良い、幸せになれるんだということを懸命に伝えているかのように見えるひばちくんの行動には、思わず目頭が熱くなりますね。
ただ安心して眠る、美味しいご飯をお腹いっぱい食べる、何も考えずにただ遊びに夢中になる…。
多くの家庭犬にとっての『当たり前』の日常が、つづらくんにとっての日常になるまで、ひばちくんと飼い主さんは寄り添い続けたのです。
この頃からしばらくの月日が経ち、すっかりわんぱくな男の子へと成長したつづらくん。
とはいえ、ひばちくんの過保護っぷりは加速するばかりで、予防接種へ行くときさえも付き添いをするほど(笑)。
この投稿には「飼い主の人柄が先住犬さんに、そしてその愛が新入りくんに…幸せの連鎖だ」「野犬同士、分かりあえるところがあるのだろうね」「こんなに素敵なお兄さんがいれば安心だ」などの称賛コメントが寄せられています♪
ひばちくんと、つづらくんの現在の関係性、そして家族の愛溢れる素敵な日常をぜひYouTubeでチェックしてくださいね!
ひばちくん、つづらくん、飼い主さん、このたびはご協力頂き誠に有難うございました!
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