犬と夜に散歩する時にライトが必要な理由
夏は熱中症対策として、日光の出ていない夜間に犬の散歩をする人もいるでしょう。また、冬は日が短く、夕方になると外が暗くなることもあります。
夜間の犬の散歩は、ライトが必須と言っても過言ではありません。犬の散歩用ライトは、手軽に導入できて大きなメリットが挙げられます。
ここでは、犬と夜に散歩する時にライトが必要な理由を解説します。
交通事故のリスクを減らせる
犬の散歩用ライトの必要な理由として挙げられるのは、交通事故のリスクを減らせる点でしょう。
夜間や早朝の外が暗い時間帯は、体の小さな犬はどうしても見えにくくなりがちです。そのため、夜間に犬の散歩をしていると人間のことは見えても犬の姿に気が付かずに、交通事故に発展してしまうこともあるでしょう。
しかし、散歩用ライトを使用することで、車内から飼い主や犬の認識がしやすくなり、交通事故のリスクが軽減されます。
ライトは反射テープなどと違い、遠くからでも認識しやすく早い段階で犬に気が付くはずです。
道路上の危険な物を把握しやすい
夜間の暗い中で散歩をしていると、鋭利な石やガラス片など、思わぬ異物を踏んでしまうことがあります。
人間は靴を履いているので怪我をする心配は少ないですが、素足の犬がガラス片などを踏むと肉球を傷つけてしまう可能性が高いです。
また、犬が食べてはいけない物が落ちている可能性もゼロではなく、飼い主は犬が地面に落ちている物を誤飲しないようによくチェックしなければなりません。
しかし、夜間で暗いと地面が見えにくく、それらの異物に気が付きにくいでしょう。そんな時に散歩用ライトがあれば、いち早く異物に気が付くことができます。
犬を怪我させないために、まわりを見えやすくするのは散歩用ライトの大きなメリットといえるでしょう。
まわりの人に犬がいることを認識させる
犬の散歩用ライトは、まわりの人に犬がいることへのアピールにもなります。
人によっては犬が苦手な人もいるかもしれません。また、犬に気が付かずに通り過ぎた人の足に犬のリードに引っかかる可能性もあります。歩いている人であれば少しつまずく程度で済むかもしれませんが、通り過ぎたのが自転車であれば大事故に繋がる可能性も考えられます。
それらのリスクを避けるためにも、犬の散歩用ライトは効果的でしょう。
犬の散歩用ライトの選び方
犬の散歩用ライトは、どんなものでも良いというわけではありません。種類によってメリットやデメリットがありますし、デメリットを理解せずに使用していると、思わぬ事故に繋がる可能性もあります。
高価でも機能性を重視したいのか、犬に負担のかかりにくいものが良いのか、まわりの人に見えやすい明るいものが良いのかなど使い方によって選んでみましょう。
お試しで使用してみたいのであれば、100円ショップなどにも散歩用ライトが販売されていることもあります。使い方やメリットを踏まえて、犬の散歩用ライトの選び方を見ていきましょう。
犬に装着するなら軽量ライトにする
基本的には、軽量の散歩用ライトを選びましょう。
首輪に装着するのであれば、重い散歩用ライトでは犬の首に負担がかかってしまいます。小さな負担であっても毎日散歩の時間に装着していると首に疲労が蓄積されてしまうでしょう。
首輪に限らず、ハーネスに装着する散歩用ライトであってもなるべく軽量のものがおすすめです。
力の弱い小型犬や子犬、筋肉量の低下した老犬などに重い散歩用ライトを装着すると歩くだけでも体に負担がかかり、足元がおぼつかなく可能性もあります。
飼い主の手を塞がない形状がおすすめ
犬の散歩用ライトは、飼い主の手を塞がないものを選ぶと良いでしょう。
首輪やハーネスに装着するタイプや、飼い主の腕や頭に装着できるタイプのものを選びます。飼い主の手が片手でも塞がってしまうと排泄物の処理やリードの扱いがしにくくなるでしょう。
特に、急に犬が走り出してしまった時にとっさにリードを引くことができずに危険です。
犬の散歩は、犬をスムーズにコントロールできなければ思わぬ事故に繋がる可能性があるため、飼い主の手で持つタイプの散歩用ライトは選ばないようにしましょう。
犬の目に優しいライトの色や光量か確認する
犬の散歩用ライトが何らかの原因で犬の目にライトの光が入り込むこともあるでしょう。
眼疾患のある犬であれば、ライトの光がまぶしく感じやすいことがあります。また、ライトの光が目に入り込むことで、かえってまわりが見えにくくなることも。そのため、犬の目に優しいライトの色や光量のものを選ぶことをおすすめします。
万が一、犬の目に光が入っても光量が少なければそこまでまぶしさも感じないでしょう。夜間の犬の散歩は、少し明るいだけでも十分まわりが照らされるため、多くの光量は必要としないはずです。
また、はじめて犬の散歩用ライトを使用する際は、犬にライトの鳴らし練習をさせるためにあえて目に負荷をかけにくいライトの色や光量を選択することもあります。
犬の散歩用ライトのおすすめ10選
最後に、犬の散歩用ライトのおすすめをご紹介します。使用する時間帯や使い方などを考えて、犬に負担のかからないものを選んであげましょう。
それぞれのライトにおすすめのポイントをご紹介するので、メリットを理解した上でどれが合うかを考えてみてください。
ミタス 夜のお散歩も安心 LEDライト
<おすすめポイント>
- 小さくて軽い
- 約300m以上離れても見える明るさ
- 可愛らしいデザイン
可愛らしいデザインが人気の散歩用ライトです。シリコン素材を使用しているため軽くて使いやすく、防水とまではいきませんが多少の水滴なら問題ありません。
首輪やハーネスに簡単に着脱が可能です。デザインは2種類あり、それぞれ本体中心部を押すだけで点滅する速度を変えたり消灯したりできます。
Qbit 光る首輪
<おすすめポイント>
- 400m先から見える明るさ
- 雨の日でも安心の防水性能
- 取り付けやすい首輪タイプ
首輪タイプの、散歩用ライトです。首輪まわりがしっかりと光るため、まわりの人や車に気が付かれやすいでしょう。
防水性能がされており、視界の悪い雨の日でも安心です。また、USBの充電式で20分でフル充電されるため使い勝手に優れています。
Civil Life 光る首輪
<おすすめポイント>
- 首輪タイプで軽い
- いろいろなカラーが用意されている
- カットすることでサイズ調整が可能
首輪タイプでさまざまなカラーが用意されている散歩用ライトです。10分で充電可能で約1時間半使用できるため、急な外出でも問題ありません。
ハサミなどでカットすることで簡単にサイズ調節ができ、大型犬の場合はフラッシュバンドを連結することで対応可能です。
名入れ屋 光るペットタグ
<おすすめポイント>
- ネームタグと併行して使用可能
- 小さいながらしっかりとした明るさ
- おしゃれで可愛らしいデザイン
愛犬の名前と飼い主の連絡先を印字できる人気の散歩用ライトです。この散歩用ライトを装着していれば、万が一犬が脱走してしまった時にも、ほかの人に見つかりやすいでしょう。
夜間の交通事故のリスクも減ります。USB充電式で使い勝手が良く、デザイン性の高さも魅力です。
ハイパーブリンカーズEX
<おすすめポイント>
- 小さいのにしっかり明るい
- 軽くて小型犬でも安心
- 生活防水仕様
小さいながらも、しっかりとした明るさを放ってくれる散歩用ライトです。高速点滅と通常点滅、常時点灯の3パターンの光り方が設定でき、愛犬のことをまわりにアピールしてくれます。
USBによる充電式で、首輪やリードに巻き付けて簡単に着用できるのもポイントです。
ワンちゃんライト
<おすすめポイント>
- リュックや自転車にも装着可能
- さまざまなカラーを用意
- しっかりとした明るさ
もともとは自転車向けに開発された商品でしっかりとした明るさが特徴。小さくて軽いため犬の首輪への着用も推奨されています。
オーダーメイドなので自分好みのデザインにすることが可能です。飼い主の使用するリュックなどに装着するのも良いでしょう。
首輪アクセサリー LEDライト
<おすすめポイント>
- 首輪やリードに装着するチャーム
- シンプルで可愛らしいデザイン
- 安価で使いまわしがしやすい
犬の首輪やリードに装着するチャームタイプの散歩用ライトです。8つのカラーから犬の首輪に合わせたデザインのものを選ぶことができます。
安価で使いやすく、はじめて散歩用ライトを使用する人もおすすめです。
ペットアクセサリー LEDライト
<おすすめポイント>
- シンプルな散歩用ライト
- シリコン素材で軽い
- 安価で使いやすい
犬の首輪に装着するシンプルな散歩用ライトです。安価ではじめて散歩用ライトを使用する人にもおすすめです。
優しい明るさで光りが苦手な犬でも問題はないはずです。街灯のある道での散歩であればこの散歩用ライトで良いでしょう。
うちのこエレクトリック きらきら光る首輪
<おすすめポイント>
- ドッグトレーナー監修
- サイズ調整可能
- 3つの点灯モード
小型犬から中型犬対象でサイズ調整が可能。シリコン素材を使用しているので、わんちゃんに負担のかからないような設計にもなっています。
3つの点灯モードはスイッチひとつで簡単に切り替えが可能で、LEDのライトはカラフルに光ります。
ドッグトレーナーによる監修もされていて、安全に使用することができるでしょう。直接リードにつけられない点には注意が必要です。
LEDライト フレキシリード
<おすすめポイント>
- ライト付き伸縮リード
- 犬の首に負担がかからない
- ペット先進国のドイツ製
犬の首に負担をかけたくない人や、懐中電灯を持って片手を塞ぎたくない人はこの商品がおすすめ。伸縮リードにLEDライトが備えついているため、暗い道でも安心して散歩できるでしょう。
ただし、犬の首まわりが光ることはなく散歩中は犬の周辺を照らしてまわりに犬の存在をアピールしなければなりません。
しかし、このリードを用意しておけばほかに散歩中ライトを購入する必要がなく余計な出費がかかることはないでしょう。
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まとめ
犬の散歩用ライトは、犬の命を守るためにも早朝や夜間の暗い時間帯に散歩する人に必要なアイテムです。
散歩用ライトを使用することでまわりの人や車へのアピールになりますし、地面に落ちている異物にも気が付きやすくなります。
もしも犬のために散歩用ライトを使用しようと考えているのであれば、犬の首に負担のかかりにくいものにしましょう。また、犬の急な動きにも対応しやすいように、飼い主の手を塞がないようなものがおすすめです。
今回ご紹介したアイテムを参考にして、愛犬のサイズに合った使いやすい散歩用ライトを探してみましょう。