犬の散歩は雨の日でもするべき?
雨の日でも散歩に行けば犬の運動不足解消やストレス発散になります。一方で、雨の日の散歩は体が汚れてしまう・濡れてしまうなどのデメリットもあります。
家の中で排泄ができない犬や運動量の多い大型犬の場合は、雨の日でも散歩が必要です。家の中でも排泄ができる犬や運動量の少ない小型犬の場合は、無理に雨の日の散歩を決行する必要はありません。
雨の日の散歩が必要な犬でも、体が濡れて体調を崩してしまわないか不安になります。さらに、体が濡れてしまうのを嫌う犬を雨の日に散歩に連れて行くのは大変です。
雨の日でも愛犬と快適に散歩するなら「犬用の傘」を使用するのがおすすめです。本記事では、犬用の散歩傘のメリット・デメリットや選び方を紹介します。記事の後半ではおすすめの商品も紹介しているのでご覧ください。
犬用の散歩傘のメリットとデメリット
犬用の散歩傘には、メリットとデメリットの両方が存在します。どちらもきちんと知った上で利用することが大切です。ここでは、メリット・デメリットを詳しく紹介するので購入や利用の参考にしてください。
<メリット>
- 犬の体が濡れない
- 犬の体が汚れない
- 体が濡れるのを嫌がる犬も散歩できる
<デメリット>
- 大型犬の場合体が濡れる
- 風が強い日は使いづらい
- 活発な犬の場合は体が濡れてしまう
- お腹の汚れは防げない
- 傘を怖がったり嫌がったりする犬もいる
犬用の散歩傘とは、人間が使用する傘とは逆向きで犬を囲むように広がった形状をしています。
傘の内側にチェーンがついており、犬の首輪と繋げられるようになっています。そのため、傘の持ち手でリードのように犬の行動をしっかりコントロールすることが可能です。
一般的に販売されている犬用の散歩傘は、小型〜中型犬程度が収まるサイズです。中型犬以上の犬や短足の犬は、雨で体が濡れるのを完全に防げません。レインコートと併用するなど工夫も必要です。
犬用の散歩傘の大きなメリットは、「犬の体が濡れない」ことですが、傘自体を怖がったり嫌がったりする犬もいるため、様子を見ながら利用してください。
犬用の散歩傘の選び方
犬用の散歩傘を選ぶ際は、いくつかのポイントに注目しなければいけません。雨の日の散歩は見通しも悪く思わぬ事故につながる可能性もあります。
ここでは、犬用散歩傘の選び方を詳しくご紹介します。
- 透明で犬の様子が見えるもの
- 骨組みがしっかりした頑丈な作りのもの
- 愛犬の体のサイズに合ったもの
- 持ち手が持ちやすいもの
- 軽量なもの
犬用の散歩傘を選ぶ上で特に大切なのは、愛犬の体に合ったサイズの製品であること。サイズの合わない犬用の散歩傘は、愛犬の体が濡れやすくなってしまい思ったような効果を得られません。
一般的に販売されている犬用散歩傘は、小型犬〜中型犬向きのため、大型犬には残念ながら向いていません。
また、頑丈な作りであるかも大切です。愛犬と傘を繋ぐチェーンがもろいと万が一切れてしまった際脱走してしまう可能性があります。思わぬ事故につながる危険性があるため、骨組みを含めた作りの丈夫さをチェックするのはとても大切です。
犬用の散歩傘は、重さや持ち手の握りやすさも要チェックです。重たい傘は飼い主が疲れてしまいます。できるだけ軽量なものを選び、犬だけでなく飼い主も快適に散歩できるようにしてください。
犬用の散歩傘おすすめ4選!
ここでは、犬用の散歩傘のおすすめを4選紹介します。商品ごとに特徴・使い方・注意点を紹介しているので、ぜひ購入の参考にしてください。 脆い また、すべての商品で直径サイズを記載しているので、愛犬の体の大きさに合わせてチェックするのがおすすめです。
- Dopet ペット用傘
- Lesypet 犬用傘
- PETLESO ペット レイングッズ
- ペットアンブレラ
Dopet ペット用傘
Dopetが販売するペット用傘は、使い心地や丈夫さに優れています。8本のステンレスフレームで雨風が強い日でも愛犬が濡れてしまうのをしっかり守れます。
また、中棒は360度回転式なので、使い心地にこだわる方におすすめです。C型の持ちでは握りやすいだけでなく、使用していない時に引っ掛けて保管しやすいのも特徴です。サイズは直径70cmで小型犬から中型犬への使用に適しています。
Lesypet 犬用傘
Lesypetから販売されている犬用の散歩傘は、長さを調節できたり角度を調節できたりと便利です。棒の長さは2.75インチ(約7cm)の調節が可能で、リードのように犬との距離を変えられる犬用の散歩傘を求める方におすすめです。
また、サイズは直径72cmで体長50cm程度の犬への使用が適しています。小型犬・中型犬のなかでも体が大きめの犬にぴったりです。組み立ての際に中棒を引き出したり傘を広げたりしなければいけないので、手の怪我には十分注意してください。
PETLESO ペット レイングッズ
PETLESOの犬用の散歩傘は、チェーンを首輪につけて傘を広げるだけなので使い方が簡単です。サイズは直径72cmなので小型犬におすすめです。
また、8本のフレームやステンレス製のチェーンなど、頑丈さが気になる方にも適しています。持ち手部分は人間の傘でよく見る形状で、握りやすくなっています。
しかし、よく動き回る犬や傘を怖がってしまう犬には使いにくさを感じる場合があるので注意してください。
ペットアンブレラ
ペットアンブレラは、傘のサイズが大きめの商品です。直径77cmなので小型犬〜中型犬のなかでも体が大きめな犬への使用に適しています。
また、棒の部分をスライドさせて広げ、チェーンを首輪に繋げるだけなので使い方も簡単です。
ただし、棒の長さを調整できないのでひっぱり癖のある犬には使いづらさを感じるかもしれません。透明な傘なので散歩中に愛犬の様子をしっかり確認できます。
雨の日に犬の散歩に行くときの注意点
雨の日の散歩は、思わぬ事故などにつながる危険があります。また、犬の体が濡れて放置してしまうと、体調不良を引き起こす場合もあり、飼い主がきちんと乾かしてあげなければいけません。
ここでは、雨の日に犬の散歩に行く際の注意点を解説するので参考にしてください。
雨に濡れたらしっかり乾かす
雨で犬の体が濡れてしまったら、しっかり乾かしてあげてください。ドライヤーで乾かしたり、タオルで拭いてあげるのがおすすめです。
雨に濡れたままにしていると、体が冷えて体調を崩してしまう可能性があります。特に、シングルコートの犬は毛の下が地肌になっており、元から寒さに強くないため、しっかり乾かしてあげてください。
また、肌が弱い犬の場合、濡れたままにしていると皮膚炎が悪化する可能性があります。乾かしながら地肌を見て、健康状態をチェックしてあげてください。
どのような犬でも体が濡れたままだと臭いの原因になります。快適に犬と暮らすためにも、体が濡れたら乾かしてあげることはとても大切です。
飼い主は傘をさしたまま散歩しない
飼い主は傘をさしたまま散歩してはいけません。両手が塞がっていると思わぬ事故につながる危険性があります。
飼い主の手が塞がらないようにレインコートを着て対策するのがおすすめです。フードで目が隠れてしまい前が見えにくくなると危険です。フードを被る際は、周りがきちんと見えるか確認してください。
また、レインコート自体もサイズや重さを考慮し、動きやすいものを選ぶのがポイントです。雨の日の散歩は人間もいつもより動きにくさを感じてしまいます。
飼い主が事故に遭わないためにも、着用するものは身軽さを考慮しながら選びましょう。
散歩コースを工夫し事故に注意する
雨の日の散歩は、散歩コースを考慮して事故に注意するのも大切です。雨の日は視界も悪くなるため、事故を避けるために車通りの少ないないコースを選んでください。
また、水たまりの多い道は犬の体が汚れてしまうだけでなく、誤って水を口にした際に病気にかかるリスクがあります。あらかじめ水たまりができやすいエリアをチェックし、雨の日は避けて散歩しましょう。
足場の悪い道は犬が怪我をするだけでなく、人間も転倒の危険があります。特に、長靴を履いて散歩に行く場合は転びやすいので、歩きやすい道を選ぶなど工夫も必要です。
散歩の時間を調整する
雨の日の散歩は、時間を調整するのもおすすめです。雨の日は昼間でも暗いのでできるだけ早い時間に散歩をしてください。
夕方や夜など遅い時間に散歩をしてしまうと、より一層視界が悪くなってしまい、交通事故や怪我につながります。朝・昼間のような明るい時間に変更するなどの工夫が大切です。
また、雨や雷がひどい時間に無理に散歩に行く必要はありません。雷の大きな音は、犬のストレスになったり大雨で体がびしょ濡れになります。少し時間をおいて小雨になったら散歩に行きましょう。
▼「犬の散歩グッズの基本」を知りたい方はこちら
まとめ
「梅雨時期の愛犬の運動不足が気になる」「雨の日でも外に出ないと排泄をしてくれない」など、雨の日の散歩に対する悩みには「犬用の散歩傘」の使用が適しています。
犬用の散歩傘は、愛犬の体が濡れるのを防げるため雨の日でも快適に散歩ができるアイテムです。体が濡れないメリットがあるものの、大型犬は使えない・雨風の強い日は使えないなどデメリットがあるため、きちんと把握してから購入することが大切です。
また、犬も人間も事故に遭わないように散歩コースや時間に注意してください。帰宅後は犬が風邪をひいてしまわないように、しっかり体を乾かしてあげましょう。
犬用の散歩傘は、注意をしながら使用すればとても快適に使えるアイテムです。本記事を参考にしながら上手に選んで雨の日も楽しく愛犬と散歩してくださいね。