子犬に首輪を慣れてもらうための方法
子犬を迎えてそろそろ散歩デビューという時に、いざ首輪を付けてみようとすると、嫌がったり逃げたりしてしまい、どうすればいいのか頭を抱えている飼い主さんも多いのではないでしょうか?
首輪は散歩をする上でも重要な役割を果たしてくれるものなので、早い段階で慣れさせてスムーズに装着できるようにしたいですよね。
では、子犬が首輪に慣れてもらうにはどのような方法を試せば良いのでしょうか。
方法その1:首輪以外のものから始める
首輪はどうしてもその形状や素材から圧迫感を感じやすく、一度付けて嫌な思いをしたり見た目に怖がってしまったりすることもあります。
まず、首輪をつける練習を行う前にバンダナやリボンなど柔らかい素材のものを使って慣れさせていきましょう。
バンダナを使ったトレーニング
- ①最初に犬を落ち着かせて座らせる
- ②バンダナを用意しニオイを嗅がせる
- ③嫌がらなければそっと首にバンダナをかける
- ④取ろうとしたりしなければ「good」などと褒めておやつを与える
- ⑤かけたバンダナを首に軽く巻く
- ⑥これも嫌がらなければさらに褒めておやつを与える
①~⑥まで嫌がる素振りなく出来るようになるまで繰り返し練習します。
途中で首輪を振り落して逃げてしまうこともあると思いますが、無理やりしようとはせずに「今はここまでの段階なんだ」と飼い主さん自身も焦らず行ってください。
バンダナやリボンが首に巻いてあっても問題ないようであれば、首輪に代えて①~⑥の流れを最初からチャレンジしてみましょう。
方法その2:おやつをうまく活用する
次はおやつを使って犬自ら首輪の中に顔を入れさせる方法です。
- ①利き手で首輪を持ち、もう片方の手でおやつを持つ
- ②おやつを持った手に首輪を通して犬を呼ぶ
- ③だんだんとおやつに近づいてきたら、少しずつ手を引いていく
- ④自然と首輪と犬の顔が近くなり、首輪の中に顔が入ったらご褒美としておやつを与える
上記を繰り返し行い、首輪に顔を入れればおやつを貰えると認識させる方法です。これがうまく定着すればおやつを用意していなくとも、犬が自分から首輪に顔を通そうとするはずですよ。
一般的な犬の集中力は約15分と言われているので、長い時間を使ってダラダラと行うのはオススメしません。時間を決めて毎日継続することで、少しずつ慣れていくでしょう。
子犬に首輪をつける時期
初めて犬を飼う方にとっては、首輪をつけるタイミングも分からないと思います。散歩しても大丈夫と言われて、「よし!今から付けて出かけてみよう」としても最初からすんなり付けさせてくれる子はあまりいないでしょう。
子犬を散歩に出しても良いとされているのは、一般的に生後3~4カ月頃からと言われています。この期間を踏まえた上で、散歩を開始する日の2週間前くらいから付ける練習をしておいた方が良さそうですね。
子犬に首輪をつける際の注意点
子犬に首輪をつける際に注意してほしい点があります。それは首輪と首の間に指1本分の余裕を持って装着してほしいということです。
キツすぎると苦しくなりますし、緩すぎると抜けてしまって危険な目に遭う恐れがあります。不安であれば予め子犬の首のサイズを測って、合うものを探してあげましょう。
また、首輪をつけられるようになった後は常につけっぱなしにはせず、散歩や出かける時など必要な場面での使用をオススメします。常につけていると被毛や皮膚が擦れて毛玉が出来たり、皮膚トラブルを引き起こしたりする可能性があります。
さらに、子犬の成長は早く首回りもサイズアップしていくので、同じサイズの首輪をずっと使用していると、首が圧迫されてしまうため、健康状態にも悪影響を及ぼしかねません。特につけ始めは首回りや犬の様子を確認しつつ、異変があった際にすぐ気が付けるようにしておきたいですね。
▼「犬の首輪」の基本を知りたい方はこちら
まとめ
いかがでしたでしょうか。子犬と散歩に出かける日の2週間ぐらい前から首輪をつける練習を始めておいた方が、スムーズに散歩デビューが出来ますね。
犬によってすぐ慣れる子と中々うまくいかない子がいるので、焦らずマイペースに練習していきましょう。
焦って無理やりつけてしまうと、余計に怖がったり不安になったりしてしまうので要注意です。