スヌード作りのきっかけは「食事の時の耳汚れ」」
垂れ耳の犬がご飯を食べる時、フードボウルの中に耳まで入ってしまって耳先が汚れてしまう…そんなことはありませんか?
プードルやダックスフント、キャバリア、ビーグルなど垂れ耳のわんちゃんの飼い主さんなら一度は困った経験があるのではないでしょうか。
耳がボウルの中に入ってしまうことは、食事も不衛生な状態になってしまいますし、耳も汚れてしまいます。
耳の内側に食べ物や汚れがつくことで、悪臭が発生してしまったり、内耳炎の原因になってしまう可能性もあります。
垂れ耳は、耳の中に湿気がこもりやすく雑菌繁殖も起こりやすいので、できるだけ清潔に保つように気をつけなくてはなりません。
そんなわんちゃんのために被せるのが「スヌード」です。
犬用スヌードって何?メリットはあるの?
犬のスヌードとは、食事の時などに被せておくことによって、耳や顔周りが汚れるのを防いでくれるグッズです。
人間で言うところの顔周りを覆う「頭巾」のような物ですね。
食事の時はもちろん、散歩などで下を向いてにおい嗅ぎをするクセがある子などは汚れがつきやすいので、散歩中に使用するのもおすすめです。
毛色に近く目立たないシンプルなデザインのスヌードを選んだり、メッシュタイプなどの蒸れにくいスヌードを選ぶのもおすすめです。
【初心者OK】手縫いで作る!お手軽スヌードの作り方
それでは早速、私が作った手作りスヌードの作り方を紹介したいと思います。本当に簡単なので、お裁縫が苦手な方や初心者さんでも簡単に作れます。
材料
材料は、スヌードの「素材に使用したい生地」と「通すゴム」だけ!
生地は、自宅に余っているハギレや100円ショップで販売されているハギレでもいいでしょう。
もし、レースやリボンなどを付けたければ、お好みでそれらの物も用意してください。
ちなみに私は、少し可愛くするために白いレースを付けてみました。
①布をカット
布を使用するサイズにカットします。布のサイズは目安は、
- 縦:犬の耳の付け根から首の付け根+約10cm
- 横:犬の顔周りの1.5~2倍くらい
②布の上下にゴムを通す部分を作る
布の上下(横幅)に、それぞれ2cm幅くらいのゴムを通す部分を作ります。表側から裏側に約2cm幅に折り、縫います。
③レースや小物などを付ける
もし飾りにレースやリボン、小物などを付けたい場合は、この時点で布の表側に縫い付けます。
④中側を表にして縫い合わせる
布の裏側、つまり中側を表にし、クルッと巻いて端と端(布の縦幅)を縫い合わせます。
この時、上下に出来ているゴムを通す部分の隙間だけは、くれぐれも縫い合わせずに開けておいてください。
⑤ゴムを入れ、ゴム通し部分の口も閉じる
ゴムを通す部分のみを残して縫い合わせたら、最後に上下のゴム通し部分にゴムを通し、開けていたその部分も縫って口を閉じます。
ゴムの長さは、犬の顔周りにゴムをあててみて、きつすぎず緩すぎない長さに調節してください。
目安としては、犬の顔周りより少し短いくらいの長さだと丁度良いです。
ゴムは結んで止めても良いです。結び目が気になる方はゴムを結ばずに、ゴム通し部分の口を閉じる際、ゴムと一緒に縫ってしまえばゴムが止まります。
表にクルッとひっくり返せば完成!
ここまで出来たら、裏返しになっているものをクルッと表側にひっくり返せば完成です!
不器用な私が手作りした犬用スヌード!使用感は?
大変不器用ながら、家にあった余り布で作ってみたこのスヌードですが、愛犬に被せてみるとサイズもピッタリ!
そして肝心の食事の時ですが、このスヌードを被せて食事をさせたら耳がボウルに入ってしまうこともなく、耳も顔周りも全く汚れませんでした。
わざわざ購入しなくても、家にある物で作れちゃうこのスヌード。思ったよりも使い心地が良く便利で、愛犬の食事の時には活躍しているグッズの一つです。
こんな時にも!犬用スヌードの使い道
今回のスヌードは「食事の時に愛犬の耳が汚れないように被せておく」という紹介しましたが、スヌードは他にもこんな使い道があります。
お散歩時に
愛犬のお散歩時、わんちゃんは頻繁に地面の臭いを嗅いだりします。特に耳の長い犬種は、耳が地面や物に付いてしまって汚れてしまいますよね?
そんな時にスヌードを被せておけば、愛犬の耳が汚れずに済みます。
オシャレアイテムとして
スヌードは「犬の耳や顔周りが汚れないように」というのが主目的ですが、例えばスヌードに可愛いリボンなどの装飾をしたり、動物の耳のような飾りを付けたりすれば、とてもかわいいオシャレアイテムとして活用出来ます。
お散歩時に着用すれば「耳汚れを防ぐ + オシャレ」になるので一石二鳥のアイテムです。
ちなみにクオリティの高いおしゃれなスヌードが欲しい方は、市販品を検討するのもよいでしょう。
下記の記事では犬用スヌードのおすすめ商品をご紹介しています。参考にしてください。
暑さ、寒さ対策にもオススメ!
首や耳を隠してくれるスヌードは寒さ対策用のアイテムとしても活用できます。
逆にクール素材や冷感素材でスヌードを作れば暑さ対策として役立ちます。
夏の散歩時の暑さ対策として活用したい方は、スヌードの内側に保冷剤を入れられるポケットを作ってもよいでしょう。
難しいという人は、思い切って市販品を購入するのもオススメです。スヌードが気に入った方は検討してはいかがでしょうか?
簡単!安い!犬のスヌード作りに挑戦した理由
愛犬を我が家に迎え入れて間もない頃、まだそのようなスヌードを準備していなかった為、食事の度に少なからず汚れてしまう愛犬の垂れ耳が気になっていました。
そこでネットなどを検索し、スヌードの存在を知りました。
これはいい!と思ったのですが、訪れるペット用品店やネットショップなどを見るも、これといったお気に入りのスヌードが見つからず…。
そして、どれもそれなりの値段のする商品だったため「それなら家にある布を使って自分でスヌードを作ってみよう!」と思い立ちました。
ちなみに、最近ではスヌードの種類も非常に豊富になっていて柄や素材もさまざま、デザイン性にも優れていて選ぶのも楽しくなるほどです。
なかには、バニーガールのようにウザギ耳がついた被り物に近いものまであります。
これはもう汚れ防止というよりも、コスプレ感覚で楽しむものだと思います。
見ていて楽しいですし、愛犬が嫌がりさえしなければ色々お試してしてみたくなっちゃいますよね。
まとめ
今回は、食事の時に耳がフードボウルの中に入ってしまうことによる愛犬の耳汚れを防ぐためのアイテムとして、私が実際に作ってみた「スヌード」についてご紹介しました。
このスヌードは、簡単に作れてとっても便利なアイテムで、作って良かったと思っています。
色々な柄の生地を使用したり、装飾を施せば、オシャレアイテムにもなるので、今後もまた機会があれば、他の柄の物などにも挑戦してみたいと思います。
お裁縫が苦手、細かい作業が苦手という方でも簡単に作れるので、ぜひ皆さんも愛犬のスヌード作りに挑戦してみてくださいね!