犬の服を手作りしましょう!
犬に服を着せるのは、オシャレのためではありません。犬の皮膚を守ったり、暑さや寒さを防いだりするためです。特に小型犬は、獣医師が服の着用をすすめるケースもあるほど、犬服は重要な意味を持つのです。
しかし、犬の服はサイズ展開が少ないため、愛犬にぴったりの服に出会うことはなかなか難しいですよね。我が家でも、小さくはないだろうという犬服を大まかに選んで、切ったり縫ったりしながら愛犬に合うように調整しています。同じような経験のある飼い主さんも少なくないのではないでしょうか?
そこで今回は、犬服の手作り方法と注意点をご紹介します。ぴったりサイズの犬服を手作りして、愛犬にプレゼントしませんか?
犬の服を作る方法
それでは、犬の服を作る方法をご紹介します。ミシンや裁ちバサミは、あらかじめ準備しておきましょう。
1.型紙を用意する
まずは、犬の服の型紙を用意しましょう。型紙は、
- milla milla
- clover
- Celebdog
- うめごよみ、
- Love Like Dachs!!
などのサイトから無料でダウンロードできます。
犬の首まわり、胴まわり、着丈を計り、型紙を参考に調整しましょう。
2.布を選ぶ
型紙が用意できたら、次は犬服の布を選びます。布選びで重要なのは、素材と伸縮性の2つです。
肌が弱い犬には、綿100%の布を使用することをおすすめします。綿以外の素材の服は、脱がせるときにバチバチと静電気が起きてしまうことがあります。静電気のバチバチとした感覚を嫌がり、服まで嫌がるようになってしまうこともあるため、犬服の素材選びにはじっくり時間をかけたいですね。
また、犬服には伸縮性の有無も大事なポイントになります。伸びの悪い服は着脱させにくいため、愛犬ぴったりのサイズで作ってしまうとピチピチになってしまうかも…。できれば伸縮性のある生地を選んで、動きやすく着せやすい服を作ってあげましょう。
3.裁断する
それでは、裁断に入りましょう。よく切れる裁ちバサミと、広いテーブルを用意して布を裁っていきます。あらかじめチャコペンやサインペン、鉛筆を使って型紙を布に写しておきましょう。
犬がいる部屋で作業を行うと、気になった犬が布の端を引っ張ることがあるため、できれば部屋をかえて作業しましょう。
4.縫う
型紙通りに布を裁断したら、ミシンで縫う作業に入りましょう。伸縮性のある生地を選んだ場合は、多めにマチ針を刺しておきます。
もし、フリルやビーズを使ってアレンジする場合は、この段階ではまだ付けない方がよいでしょう。とりあえず、大まかにでも形を作ってしまうことが先決です。
5.試着
大まかにでも服の形に縫えたら、1度犬に試着してもらいましょう。もし大きければ縫い代を広く取って縫い直します。着丈を調節するときは、おしっこがしやすいかどうかも見てあげてくださいね。
6.手直し
試着が終わったら、手直しをします。このときに、フリルなどを付けたり、ゴムやマジックテープで着脱しやすくアレンジしたりしましょう。
犬服を手作りする際は、試着→手直しの2段階を踏むことで、仕上がりがぐっと良くなります。この2段階を飛ばして完成させてしまうと、実際に犬に着せたときに不具合が見つかり、結局やり直す羽目に陥ることになるので気をつけましょう。
7.完成!
型紙を用意し、布を選び裁断、縫う作業から試着、手直しといった工程を経て犬服の完成となります!
犬の服を手作りする際の注意点とは?
犬の服を手作りする際は、犬のサイズよりも少し大きめに作るように注意しましょう。大きめに布を裁って作ることで、手直しの段階で修正することができます。しかし、あまりに愛犬のサイズぴったりに布を裁ってしまうと、着脱しにくく、着心地の悪い服に仕上がってしまいます…。
また、おしっこがしやすいかどうかもチェックポイントになります。お腹を守るためにと長めに作っても、おしっこがしにくい服なら、犬は嫌がってしまうでしょう。このあたりは、型紙を参考にしながら調節してみてくださいね。
まとめ
犬の服を手作りする方法と注意点をご紹介しました。いかがでしたか?
我が家のくるるはトイプードルなのですが、既製品ではダックス用の服しか合わないため、ほとんどネット通販を利用して購入しています。しかし、それではサイズが合うかどうかを見分けるは少々難しく…。その点、今回のように1から作ってしまえば、サイズが合わなかったから返品するという手間もなく、気に入るデザインの服を作ることができます。
なかなかサイズのぴったり合う犬服が見つからないという飼い主さんは、愛犬へのプレゼントとして犬服を手作りしていませんか?
ユーザーのコメント
50代以上 女性 みかんママ