犬が留守番中に吠えるのをやめさせたい!
犬が留守番中に吠えて困っている方も多いと思います。特に夜中など外が静まり返っている時間帯に犬が吠えてしまっているときは、近所からの苦情が心配になりますよね。
飼い主は、なぜ犬が吠えてしまうのか理由を知ることから始める必要があります。また、愛犬の年齢に合わせた対策として、成犬からでも練習できるトレーニングを行うとよいでしょう。
犬が留守番中に吠える理由
留守番が苦手で寂しがり屋の犬は、少し時間が経てば飼い主が帰ってくることを認識していないことが多いです。そのため、飼い主が帰ってこないかもしれないという不安やストレスから、遠吠えしたり物を壊すなどの問題行動をすることがあります。
これを「分離不安」と言い、犬が留守番中に吠える原因となります。分離不安による症状のひとつに、飼い主がいない間もずっと吠えることが挙げられます。
犬の分離不安症とは
犬の分離不安とは、犬が飼い主などと離れてひとりだけになることにより強い不安や恐怖などを感じてパニックを起こしてしまうことです。
また、留守番中ずっと吠えているような場合は、「分離不安症」という病気の可能性があります。犬が分離不安になったときの体調の変化や行動は以下のものが挙げられ、場合によっては複合的に起こることもあるようです。
- 下痢や嘔吐
- 暴れ回って物を壊す
- 激しく鳴き続ける
- トイレを決まった場所以外でする
分離不安症になると、治療が必要な場合もあります。ひどい状況になる前に動物病院に相談しましょう。
特に、病気や老犬の場合は耳が遠くなる、目が見えなくなるなどの老化や認知症などが原因で不安になっている場合もあるため、ひどくなる前に獣医師に診察してもらうことをおすすめします。
犬が留守番中に吠える場合のしつけ方
離れると吠える、夜中に吠えるなど犬が吠える場面はさまざまです。飼い主は犬が留守番中に吠える理由と原因を知った上で、しつけを行っていくことが大切です。
留守番に慣れさせる
飼い主が出かけると吠える場合や夜中に吠える犬は、周囲の音や人がいなくなることで静かになってしまうと孤独を感じて吠えてしまうことがあります。犬は群れで生活していた習性から、群れからはぐれてしまったときや孤独になったときに、ほかの犬の存在を確認するために吠えます。
犬に不安を与えないためにもいきなり長時間の留守番をさせることは避けましょう。まずは、飼い主が犬のいる部屋から完全に姿を消し、2、3分で戻るような短時間のひとりで過ごすことを繰り返し、慣れてきたら徐々に時間を長くしていきましょう。
ここで大切なのは、「飼い主がいない時間を作ること」と「いなくなっても必ず戻ってくること」を覚えてもらうことです。
ケージを留守番エリアにする
犬はケージの中や仕切られたスペースにいると、本能である警戒心を和らげた状態で落ち着いて過ごすことができます。また、ケージに入ることで留守中に不安になった犬が、室内を荒らしてしまう事故や誤飲、誤食などを防ぐこともできます。
犬はいつも使っている場所に入っていると安心できるので、毎日一定時間はサークルやケージで過ごすようにしましょう。そうすることで、ケージやハウスに入ることが特別なことだと思わなくなります。
留守番中に吠えてしまう場合は、犬の不安ができるだけ少なくなるよう、安心して過ごせる環境作りをしてあげましょう。
ひとり遊びをさせる
犬が留守番中に吠えてしまう場合は、日頃からひとり遊びに慣れさせておくことが大切です。ひとりでおもちゃで遊んだり外にいる虫を眺めたりなど、ひとり遊びが上手な犬は、飼い主が外出しても退屈することが少なく寂しさを感じにくいようです。
家にいるときも常に犬といっしょにいるのではなく、一定時間はひとりの時間を作るようにしましょう。また、飼い主がそばにいる場所でひとり遊びに熱中し始めたら、あわせて留守番の練習も行うとよいでしょう。
留守番中の無駄吠え防止に役立つグッズ
室内犬の留守番に!ドッグカメラ「Furbo」
留守中の犬の様子が気になる方は、スマホ連動型のドックカメラ「Furbo」がおすすめです。高画質カメラと会話可能なオーディオ付きで、飼い主がいつどこにいても専用アプリで犬の様子を確認することができます。
さらに、吠える声が大きいときには「緊急時のお知らせ」として通知してくれる機能も付いているので安心です。また、お気に入りのおやつを100個以上入れることができるため、ポーンと飛び出てくるおやつと遊ぶ犬の姿を覗くこともできます。
無駄吠え禁止くん
おしゃれなコンパクトサイズの無駄吠え禁止くんは、留守番中に犬が吠えるのを感知し、超音波音を発生させます。犬に無害な超音波で優しく無駄吠え防止のしつけができます。しつけの効果にあわせた3段階の感度調節が可能なのでこれ一つで小型犬~大型犬まで対応することができます。
また、付属の吊り下げ用のストラップ使うことで置き場所に困ることもありません。無駄吠え防止に効果があったときには、愛犬をしっかりと褒めてあげてください。
▼「犬の留守番の困り事・トラブルの基本」を知りたい方はこちら
まとめ
犬との暮らしの中で、留守番をさせる機会は必ず訪れますよね。犬はひとりで過ごすことが苦手なので、ひとりで留守番をすることで寂しさやストレスを感じて吠えることがあります。そのため、飼い主と離れると遠吠えをする「分離不安」などにならないよう気をつけるてあげることが大切です。
子犬や老犬、病気の犬などは食事や衛生面を考慮し、長時間の留守番は避けるようにしましょう。また、愛犬が留守番上手な犬になるように、普段の生活から留守番に慣らす練習や短時間のトレーニングを繰り返し行い、上手にできたときには思い切り褒めてあげることが大切です。
飼い主が必ず帰ってくるという信頼関係のもと、愛犬と飼い主がストレスを感じることなく、留守番をさせられるようになると良いですね。
ユーザーのコメント
女性 シュナ
私も記事にありますように、わんこが吠えにくい状況を作ってあげることをおすすめします。また、愛犬が嫌いなことや好きなことも観察しておくととても役に立ちます。うちのわんこは警戒心が強いので、お留守番は外の往来が見えない比較的静かな場所にスペースを作ってそこに入れいています。家の中を自由にさせることでの事故も怖いですし、人がいないときはそこのスペースが自分の居場所と今はもう習慣化しています。家族やわんこの性格に合わせてトレーニングを始めるといいとおもいます。
40代 女性 さくら
以前私が風邪で別の部屋で扉を閉めて寝込んでいた時、他の家族が全員外出し扉が閉まったとたん誰もいないと思ったのか、ずっと泣いていたことがありました。
みんなにうつらないよう隔離されていたのですが、あまりの悲しげな鳴き声に扉を開けて部屋に入れてしまったことがありました。
わんこにとってボッチにされるということがこんなに悲しい事なんだというのがわかってそれからはなるべくわんこと一緒に行けるところを見つけては連れて行くようになりました。
お留守番も少しづつ慣らしてあげて必ず帰るという事を理解させストレスを減らしてあげることが大切ですね。